え!私は騙されていたんですか?

クリニック開業失敗

 

開業準備を進めるN先生。

数年計画で準備をしてきただけあって、
順調に進んでいたんです。

しかし問題は起こってしまいました。
発生したのは内装工事、そして医療機器です。

そもそもN先生は慎重派。
今回の開業準備も2~3年計画でありました。

出入りの医薬品卸業者の担当者から紹介してもらった
同社の開業支援部隊の方と一緒に取り組んできたのですが、
ずっと構想を練ってきた担当者が異動。

一応後任の方が付いてはくれたものの
前の担当者とは大変に良い関係が築けたものの
今の担当者の方には全幅の信頼が置けないのだそうです。

そうは言っても開業物件が決まり、
銀行からの融資も実行されましたので、
とにかく開院に向けて準備を進めるしかありません。

前述の後任の担当者から紹介してもらった
内装工事業者と医療機器ディーラーと打合せをして
見積書をもらったのだですが、
N先生は一目見て高い!?と思ったそうなんです。

しかし担当者はこれが相場です。
これで依頼しましょうと言うではありませんか…。

そうなのかな?
自分の感覚がズレているのかな?

そうは思ったそうですが、
内装と医療機器を合わせると
4000万円を超える買い物ですから
慎重にならざるを得ません。

そこでちょうど1年くらい前に開院した
先輩ドクターに相談してみました。

すると…
気持ちはわかるよ~。
自分も見積りの価格が高いのか、相場通りなのか、
全然わからなかったもんな…。
たまたま自分はお願いした開業コンサルタントが
業界に精通していて
これは高いので交渉しますとか、
これは妥当な金額ですが最後の調整だけしてみますとか、
グイグイ引っ張ってくれたので
安心してお任せしてたんだよ。

開院してからわかった事だけど、
確かに彼の相場観は合っていて、
結果的に自分は高値掴みのような自体には
陥らずに済んだんだよね。

こうおっしゃいました…。
なるほど、そんな人とタッグを組めた先輩が羨ましい…。

そう伝えるとN先生が必要であれば
その方を紹介するよ…と言って下さり、
早速N先生はその方とお会いしてみました。

すでに卸さんが開業支援をされてるなら
私が前面に出るのは避けた方が良いと思われますが、
N先生が私を必要として下さるなら
陰ながらバックアップはさせて頂きますと言ってくれ、
格安のコンサルフィーで依頼する事になったのです。

今回の内装工事や医療機器についても、
卸の担当者にはこう言って下さい、
それぞれの業者さんにはこう伝えて下さいと
アドバイスをしてくれ、
当初の見積りから3割程度価格は抑える事ができました。

あのままだったら自分は足元を見られていて、
鴨が葱を背負って来るような感じだったんだな。

とは言え自分で交渉する時間も、知識もないし、
良い方と出会えた。

正直、すべてをこの方に任せた方が良かったくらいだけど、
こうして後方支援してくれるだけでも有難い。

何とか事業計画通りに開業準備が進み、
その後も諸々のアドバイスをもらいながら
開院に辿り着いたN先生でした。

 

<過去のコラムもご覧下さい!>

誰に相談すべきか?

資金はどの程度準備すれば良いのか?

開業時にコンサルタントフィーをケチった結末…。

 

 

せっかくの新規開業なのに…院長室が狭すぎる…。

クリニック開業内装工事

 

念願かなってついに開業準備をスタートしたI先生。

信頼できる開業コンサルタントをパートナーとして、
希望の開業場所に良い物件も見つかりました。

税理士と共に事業計画を練り、
無事に銀行からの融資も決まりました。

開業コンサルタントが各業者さんを紹介してくれ、
順調に準備は進んでいます。

内装工事の打合せの際に、
I先生はスタッフルームを広くしたいという
希望を出したそうです。

一緒に働いてくれるスタッフには
気持ち良く仕事をして欲しいし、
休憩時間にゆったりして欲しいんですよ…との事。

この考え自体は素晴らしいと
コンサルタントも内装業者も賛成なのですが、
問題は限られたスペースの中で
どこかのスペースを広くすれば
どこかのスペースを狭くせざるを得ません。

ごく真っ当な思考回路をお持ちのI先生ですから…

患者さんにも待ち時間は落ち着いて欲しいから
やっぱり待合室は削れないよな…。

狭い診察室じゃ私自身も、スタッフも、患者さんも
診察しにくいから削れないし…。

処置室が狭いと患者さんも息苦しいし、
何より処置しにくいんじゃ話しにならない…。
レントゲン室はいかんともしがたいし…。

廊下が狭いと移動しにくいし…。

トイレは車椅子の方も使えるようにしたいし…。

いやはや他に削れるスペースはなく、
困り果てたI先生。

やはり院長室を狭くするしかありませんね。
という結論に至りました。

しかし…。
内装業者さんからは、
「I先生のお気持ちはわかるのですが、
そもそも院長室は必要最低限で設計してありますので、
これ以上狭くするとかなり圧迫感が出てきてしまいますよ…」と。

コンサルタントからも、
「開院して忙しくなると
院長がホッとひと息つけるエリアって重要です。
あまり院長室が狭いと
リフレッシュできる空間がなくなってしまいますよ」と。

I先生も、そりゃそうだよね…と思いつつ、
でも他に削れる場所がないんだよね…。

スタッフルームの拡大を諦めるか…
院長室を狭くするか…。

人の良いI先生、スタッフ思いのI先生。
院長室は狭くて構いません。
スタッフルームを広げて下さい…という結論を下しました。

コンサルタントも、内装業者も、
I先生が悩みに悩んで決めた事ですから、
尊重せざるを得ません。

設計をし直して、
I先生の確認を取り、
内装工事を着工しました。

それから約2カ月後…。
内装は完成しました。

受付周り、待合室、診察室、処置室…
う~ん、いい感じだ。

スタッフルームもゆったり広めて
これならみんなリラックスできるだろうと満足。

が、院長室…。
や・やはり狭い…。
小さな机と椅子を置いたら
それだけでいっぱいいっぱいだ…。

しかしこれは自分が決めた事なんだから
致し方ない…。

無事に内装工事の引き渡しは完了です。

多少のドタバタはありながらも
その後も開業準備は順調に進み、
ついに開院日を迎える事ができました。

初日から20名以上の患者さんにご来院いただき、
立ち上がりは順調です。

それから半年後…。
順調な開院でI先生はホッとされています。

コンサルタントも的確なサポートをしてくれて、
無事にここまで来れた事を感謝しています。

唯一の心残りは院長室…。
やっぱり狭くて圧迫感があって、
その点だけは後悔…。

まあ小さな事だし、
自分が我慢すればいいだけだしね。

こうして無事に開業できて、
患者さんにも来て頂いて、
スタッフも笑顔で働いてくれている。

何の文句もないよ。
ちょっと狭いけどね…と苦笑いのI先生でした。

 

<過去のコラムもご覧下さい!>

本当に開業準備を進めていいんですか?

どういう開業コンサルタントを選ぶべきか?

え!内装工事ってそんなに高いんだ!

 

え!内装工事ってそんなに高いんだ!

クリニック内装工事

 

満を持して開業準備を進めるY先生。
若い頃からいつかは開業…と目指していたので
非常にモチベーションが高く、
やる気に満ち溢れています。

銀行融資も確定して、
悩みに悩みましたがテナント物件も決まりました。

税理士さんと練り上げた事業計画に沿って
グイグイ開業準備を進めていこうと考えていたY先生。

内装工事業者はコンペを掛けて、
各社から上がってきた見積りを見てびっくり…。
全社予算をオーバーしてるんです。

業者にどうしてこんなに高いのか聞いてみると、
今回の物件はスケルトンではなく事務所仕様なので、
エアコン、給排水、換気設備など
クリニック仕様に変更しなければならず、
その他、自動ドアへの変更、
床上げをする必要もあり、
いかんともしがたい事を知りました。

 

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Y先生としては、
スケルトンと事務所仕様では
当然事務所仕様の方が安いと考えていたようですが、
実際には事務所仕様として出来上がっているものの方が
1度取り壊し、その後作らねばなりませんので、
高くなってしまう事が多いんですね。

税理士とも相談してみましたが、
もういかんともしがたいという事で
予算を組み立て直しました。

当然その分しわ寄せは他にいく訳で、
医療機器や運転資金を削らねばならなくなりました。

それを踏まえて再度各社からの見積りを見てみますと、
結構差があるんですね…。

最安値が坪単価38万円、最高値は坪単価62万円。

う~ん、工事内容はどこもほとんど同じだけど
この差はいったい何なんだ…と悩むY先生。

知人のコンサルタントに聞いてみると、
「設計料」と「材料費」ではないか?
やはり高いところは良いものが出来上がるし、
安いところはそれなりですよ…と。

 

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なるほど。
そりゃお金を掛ければいいものできるんだろうけど、
すでに予算をオーバーしているし、
患者さんだって豪華な内装を期待している訳でなく、
清潔感があって、落ち着ければいいよな。

そう考えて、
割と安めだけどクリニックの工事実績が豊富で、
落ち着いた空間になりそうな業者さんに決めました。

想定外に資金が掛かってしまったけど、
選んだ業者さんは間違ってなかったそうです。

開業準備において
内装工事は医療機器と並んで
もっともお金が掛かります。

選んだ物件によっても
掛かる金額は異なりますので
慎重に情報収集をされた方がいいですね。

 

<開業関連の過去記事もご覧下さい>
どんな物件を選べばいいのか?
どんな税理士に依頼すべきか?
医療機器は新品?中古?

 

 

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準備・計画なきままに開業を進めてしまって…。

医師転職開業

 

40代に突入し、

そろそろ自分の城が持ちたいと

何となく開業をお考えになり始めていたS先生。

 

現在は大学医局を出て、民間病院で働いていますが、

いずれは開業も考えたい…という事を

今の病院に出入りしている卸業者さんにポロッと漏らしたところ、

次の訪問時に開業支援をしている部署の人間をお連れしますと

担当者に言われ、まあ話しくらいなら聞いてみようと思ったのが

最初の失敗でした。

 

開業支援部隊の部長さんが現れ、

「担当者から話しはよく聞いています。

S先生は開業に向くと思いますし、

開業して確実に成功できる方とお見受けしました。」

なんて言われて満更でもないS先生。

 

その方と話しをしていく中で、

S先生の中にあった何となく…という気持ちが

どんどん流されてしまって、

いっちょ開業してみるか!というように思ってしまったそうです。

 

次回には、いくつかの開業物件を見せられ、

しいて言うならこれかな…という所の見学に連れていかれ、

その次には税理士と事業計画や融資の打合せと進んでいきます。

さあ内装工事はどうするか?

導入する医療機器はどうするか?と

あれよあれよという間に話しは進んでしまって、

S先生としても後戻りができない状態になってしまいました。

 

ところがそもそも開業に対して

何となく…というレベルでしか考えていなかった

S先生ですから、

クリニックのコンセプトや、ビジョン、

どんな?どのように?どこで?など

深く考えていなかった訳ですね…。

 

何となく勢いに流されてしまったS先生なので、

業者から提案されたものに対して、

まあそれでいいや…、

この程度で充分だろう…、

そんな形で決めてしまい

これでいいのか?という気持ちもなくはなかったけど、

まあ何とかなるだろう…と高を括っていたのでした…。

 

開院して3カ月…。

かなり苦戦しています。

 

そもそもなぜその立地なのか?

ターゲットとする患者層はどこなのか?

どんな医療を提供しようとしているのか?

 

実に曖昧なままに進んでしまったので、

やはり患者さんに訴えかけるものがないようです。

 

集患対策も足りない状況で、

取りあえずホームページは作ったけど

地域住民の認知度も低く、

存在すら知られていないようでもあります。

 

このままで大丈夫なのか?と不安になるS先生ですが、

開業支援の担当者は開院後はまったく顔を出しません。

それどころか各業者さんと繋いでお終い。

 

誰にも相談できず、

不安ばかりは増すけれども

有効な策を打てないS先生。

 

もっと真剣に考えておけば良かった。

流されるままに開院してしまったけど

自分の考えの浅さや甘さが出てしまった…。

 

やっぱりきちんとした準備や計画…

これが大事なんだな~としみじみ感じながらも

後悔先に立たず…になってしまっているS先生でした。

 

開業だけに関わらず、

やはり何事も準備、計画が大事ですね。

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開業資金の融資って確実に受けられるのか?

開業資金 融資

 

医師になって15年が経つM先生。

もともと開業志向が強く、

15年を機会として開業準備を進める事を決断しました。

 

そこで最も心配なのが資金面。

M先生は開業を目指してきたので、

自己資金はそこそこあります。

 

ただ住宅ローンはまだ残っているし、

お子さんもこれから受験を控えておりますので

今後教育資金も必要になり、

融資を受けざるを得ない状況です。

 

そこで給与振込口座を持つ銀行に相談をしてみると、

担当者も要領を得ず、貸せるのだか、貸せないのだか、

よくわからない反応です。

 

その時点では、自分は医師で、医院の開業を志しており、

金融資産はこれくらい持っていて、

さあ融資できますか?できませんか?という状況でしたから。

 

銀行の担当者から、

先生のビジョンやプランを事業計画に落とし込んで下さい。

それを見て判断しますと言われ、

そんなもんかな…と恥ずかしくも退散しました。

 

その後、開業支援を依頼したコンサルタントに、

クリニックの開業支援の経験が豊富な税理士を紹介してもらい、

その段階で初めて事業計画というものの詳細を知り、

具体的なクリニックのコンセプトも段々と固まっていったのです。

 

何も知らないで銀行に行ってしまったけど、

後から知ったのだけど、あまり医療に力を入れていない銀行だったので、

先方も戸惑っていたようだけど、

これで何とかなりそうだな…とホッとひと息。

 

税理士からも、

住宅ローンや教育資金に関しては問題はありません。

他にフリーローンや消費者金融からの借入がなければ

これから作るクリニックのビジョンやプランが明確なら

融資は問題なく実行されると思われます。

 

銀行さんは融資した資金がきちんと返済されるかを

最も心配している訳で、それは事業計画を見て判断します。

 

明らかにお金の使い方に問題がある方を除けば、

問われるのは事業計画です。

 

M先生は今までお金の使い方は特に問題ありませんので、

後は極端に設備資金が高いとか、運転資金を異様に必要としているなど、

銀行側が首を捻るような事がなければ大丈夫です。

融資された資金の使い道を、固く、明確に、適正に、

使いますよというプランが明確であれば問題ありません。

 

融資が下りるかどうかは開業準備の第1歩です。

 

その為にはクリニック開業のプロの人たちと、

きちんとした事業計画を作らねばなりませんね。

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人員計画がブレた!?

 

ここまで順調に開業準備を進めてきたY先生。

 

もともと事業計画では、

最少人員で運営しようと考えていたのですが、

募集を掛けてみると思わぬ誤算、

それも嬉しい悲鳴が出てきました。

 

当初は看護師常勤1名、医療事務常勤2名、

そしてご自身を含めて4名体制で考えていました。

 

看護師は応募があるかなあ?

結構採用は難しいと言うし…。

医療事務は経験者の方が最低1名は来てくれないと

困ってしまうなあ。

 

そんな不安を抱えていたのですが、

開業コンサルタントのアドバイスを受けて

コストもそれほど掛けずに募集を掛けてみると

何と看護師5名以上、医療事務は30名以上の

応募があったのです。

 

さすがに全員を面接する訳にも行かず、

書類選考の上で厳選した方々を面接してみたのですが、

非常に良い方ばかりで選考に悩むY先生。

 

シフトも考えながら、

甲乙つけがたい方々の選考を

悩みに悩みながら行っていたのですが、

最終的には看護師常勤2名、非常勤1名、

医療事務常勤2名、非常勤3名を採用しました。

 

税理士や開業コンサルタントからは

ストップが掛かったものの

優秀な人員を確保できるチャンスはそうないだろうし、

他では募集を掛けても応募が1人もなかった…

なんて話しも聞くし、

人数が多ければ患者さんへの対応もきめ細かくなるだろうし…

という事で当初の倍以上の人員を採用したのです。

 

ところが半年もしない内に後悔をする事になりました。

 

まず患者は順調に増えてはいるものの、

やはり損益分岐点はそう簡単に超えるものではありません。

先月も赤字、今月も赤字…と人件費が重荷になってしまっています。

 

また良かれと思って採用したスタッフ達が、

どうも人間関係が上手く行っていないようで…。

 

前のクリニックではこうしていたとか、

私のやり方に口を出さないで欲しいとか、

彼女が私と同じ給料だなんて許せないとか、

何やらきな臭い状況です。

 

確かに皆さん看護師としての経験も豊富で、

医療事務の方々も資格を持ち、

キャリアとしても立派な方々ばかりです。

だからこそY先生も甲乙つけがたくて採用したのですが

まさかの展開になってしまいました。

 

挙句の果てには中核メンバーに期待していた

リーダー的な存在の方から退職の申し出が出る始末…。

 

人の難しさ…

そして経営の厳しさを味わう事になってしまったY先生。

やはり当初の計画通りにしておけば良かったと後悔しています。

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院外広告、院内広告、WEB広告!?

 

開院日をあと2か月後に控える内科医のA先生。

事業計画を作り、銀行からの融資も決まり、

良い開業物件も見つかり、

内装工事も順調に進んで、

医療機器や什器もほぼ決まりました。

順調に開業準備が進んでいます。

 

ここからはいかにして開院日以降に

患者さんに来て頂くか…を考えに考えています。

 

何社かのホームページ作成業者から話しを聞きましたが、

やはりどこもホームページでの集患に力を入れるべきと

力説します。

 

そういう時代だとは思うA先生ですが、

結構な金額が掛かりますし、

ホームページに注力するとすれば

他の宣伝広告費を削らざるを得ません。

 

ホームページ中心で行くか、

その他の広告も含めてバランス型で行くか、

悩みに悩むA先生…。

 

ところが最後にお会いしたホームページ業者は

ホームページだけで集患できるものではない、

その他の宣伝広告も含めてバランス型で行くべき。

ロゴマークやテイストの統一性は持たせた方がいいが、

ホームページだけに多額の資金を投入するのは

リスクが大きすぎる…と言うではありませんか。

 

もっと話しを聞いていくと、

歯科医院や自費診療の比率が高いクリニックなら

話しは違うのだが、

一般的な内科クリニックの場合は、

地域密着型となるだろうし、

地元の高齢者たちはホームページではなく

駅の看板や電柱広告、折り込み広告の方が

認知されるとアドバイスを貰いました。

 

結果的にA先生はこの最後の業者に依頼し、

バランス型の宣伝広告をする事に決めたのです。

 

駅の看板は競合も多く、料金も高いので今回は見送り。

電柱はちょうど良い場所に空きがあったので数本だが契約。

ホームページはシンプルかつ自分で更新できるように作成。

開院3日前に新聞の折り込み広告を大々的に行い、

あとは地道にクリニック前でチラシ配布。

スタッフも近隣にポスティングに行ってくれるなど協力的。

 

そして迎えた開院日。

想像していた来院数の2倍の患者さんが来てくれました。

アンケートを見ると、

チラシを見た、電柱を見た、ホームページを見たという方々が

ちょうど同数であり、バランスが良いです。

 

この宣伝施策は間違ってなかった…と

ホッと胸をなで下ろすA先生でした。

 

中には100万~200万円もの金額を

ホームページに掛けるケースもあるようですが、

院長の個性や経歴、クリニックのビジョン、

開院場所に合った宣伝広告の手法を取るべきですね。

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どんな税理士に依頼すべきか?

クリニック開業税理士

 

開院して3年が経つI先生。

経営の方はまあまあ順調で、

特に大きな問題は抱えていません。

 

何とか損益分岐点は超えているものの

だからと言って安心…というレベルにはなく

I先生ご自身、もっとできる、もっと伸ばしたいと

お考えになっています。

 

経営上の数字とにらめっこしながら

何をどうすべきか悩む日々でありますが、

顧問税理士の先生に相談しても

ピンと来る答えが返ってこずに

それもI先生の大きな悩みになっていました。

 

実はI先生の父も開業医です。

継ぐ事はせずに別の場所で開業をしたのですが、

それについては理解をしてくれた

父がひとつだけ出した条件が

税理士は自分がお願いしている先生にしなさいという事。

 

それだけ自分を心配してくれ、

信頼できる税理士を紹介してくれるなら

自分の我儘を貫く為に飲んだI先生。

 

最初は特に問題は感じませんでした。

開業時も、事業計画を丁寧に作り込み、

銀行からの融資もスムーズに実行されましたし、

さすがだな…なんて思っていたのですが…。

 

その後、経営上の悩みをいろいろ打ち明けるのですが

どうものらりくらりとした回答しか頂けず、

聞く所によるとクリニックの顧問は父の所と

もう1箇所しかしておらず

正直医療はよくわからないんだよね…とおっしゃる。

 

月々の処理や決算などはしっかりやってくれるものの

それ以上のものは期待できない…。

 

税理士さんってこんなものかな~と悩むI先生。

たまたま知り合った医療コンサルタントに相談をしてみると

クリニックを専門とした税理士もいるし、

人事面も含めて、様々な経営相談にも乗って貰えると聞く。

 

父の手前、簡単に変える訳には行かないけれど、

どこかの時点でクリニック経営を良く知る税理士に

顧問になって貰わないといけないんだろうなあと

しみじみ思うI先生。

 

若干の後悔をしながら、

クリニックに詳しい税理士さんの情報収集をしています。

 

税理士は税務のプロではありますが、

どこに強みを持つのかは千差万別です。

 

やはり開業医には、

クリニックを専門としていて

他院との比較や集患対策、スタッフ管理などについても

アドバイスをくれる税理士さんが相応しいですね。

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開業コンサルタントの役割を理解しないと…。

開業コンサルタントの役割

 

開業支援会社…。

開業コンサルタント…。

 

ドクターの皆さんから見ると、

よくわからない存在なのではないかと思います。

 

サービスの範囲も、料金も、支援の仕方も

各社それぞれでありますし、

担当するコンサルタントの能力によって

またかなり違います。

 

いずれにしても開業支援会社とは何ぞや?

開業コンサルタントとはどういう人だ?という事は

これから開業を目指すドクターは知っておいた方が良いですね。

 

通常、医師が開業をしようと思えば、

物件を探さねばなりません。

よって不動産会社とのやり取りが発生します。

 

物件が決まれば資金が必要となりますから、

税理士と事業計画を作る事になります。

そして銀行から融資を受けねばなりません。

 

物件には内装をしなければなりませんので、

内装業者とのやり取りが発生します。

 

内装が終われば、

各種医療機器や什器を購入します。

その後、医薬品卸会社や検査会社も決めなければなりませんし、

ホームページなどマーケティングに関わる業者とも

やり取りをする事となります。

 

ざっと簡略化してしまいましたが、

こういった各業者を先生にお繋ぎして

そのやり取りをスムーズにするのが

開業支援会社、開業コンサルタントの仕事です。

 

もちろん依頼しなくても

ご自身で行う事もできなくはないです。

 

開業コンサルに依頼しないで開業を進めてきたK先生。

40歳になるまでに開業をしたいと

前々から開業準備に取り組んできました。

 

何名かの開業コンサルタントともお会いはしましたが、

ここにお金を使うなら医療機器や内装に使いたいと考えて

ご自身で各業者との折衝を行う事に決めました。

 

と言うのも社交的なK先生は人脈を持っており、

その中には不動産会社の社長や税理士、

その他多くの医療関連業者がいたのです。

 

こういう方々を上手く使えば自分にもできるし、

資金の節約にもなると考えたのでした。

 

ところが…。

勤務医を続けながらの開業準備をするK先生には

さすがに無理でした…。

 

まずアポの調整が難しい…。

そして業者間同志の連携がよくわからない…。

不動産会社や税理士、内装業者と言っても

医療を専門としている人とそうでない人では

全く異なる見解を示す。

 

何とか物件は見つかったものの、

銀行からは診療圏調査を提出して欲しいと言われ、

誰にお願いして良いのかわからない。

挙句の果てには融資を断られ、

抑えていた物件も手放す事に…。

 

各業者からもクレームの嵐で、

さすがに自分で全てを行う事はギブアップしました。

 

知人の紹介で知り合ったコンサルタントに事情を話し、

手助けをお願いしたのですが、

これがまた優秀な方で一気に問題を解決しました。

 

クリニック開業のノウハウのない業者を排除し、

経験豊富な業者と入れ替え、

バラバラだった各業者がまるでひとつのチームのように

機能し始めました。

 

内装業者と医療機器ディーラーが

機械の設置について打合せをして

K先生に新たな提案をくれたり、

看板ひとつでも複数社が絡み合い、

K先生のコンセプト通りのものが完成。

 

そのすべてをコントロールしているのが

開業コンサルタントだったんですね。

あの苦労は何だったんだ…

こんな事なら最初からお願いすれば良かった…

そう後悔するK先生でした。

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資金はどの程度準備すれば良いのか?

クリニック開業資金

 

漠然といつかは開業…と考えていた

消化器内科医のI先生。

 

40代も半ばになり、そろそろ真剣に考えて

準備を進めねば…と思い至りました。

 

書店で医師の開業についての書籍を購入し、

研究を始めていてまず思いついたのが

いったい資金はいくら掛かるんだ…?

 

すでに開業した仲間の先生方に聞いてみると

3500万円を下限に、4500万、5000万、6000万、

7000万、7500万とかなり幅がある。

 

仲の良い先生のところには見学もさせてもらったけど、

多額の資金を出した所も、そうでない所も、

傍目から見るとそれほどに変わらない様子…。

 

現在の手持ちは約1000万…。

果たしてこれで足りるのか、足りないのか…。

 

ある税理士が主催の開業セミナーに参加してみると、

一般的な内科のクリニックの場合は

開業資金として5000~6000万円は必要だと言います。

 

ただ自己資金がいくらあるのか?

場所はどの地域で、周辺環境はどうか?

戸建てか、テナントか?新規か?継承か?

内装はどの程度とするのか?

どんなコンセプトのクリニックにするのか?

必要な医療機器は?

ターゲットとなる患者層は?

どこまで診療するのか?

 

こういった事業計画をしっかり立てないと

どのくらいの資金が必要かは

具体的には申し上げられないというではありませんか。

 

そりゃそうだなと考えたI先生は、

知人のドクターに紹介してもらった

開業コンサルタントに相談してみると…。

 

I先生が漠然と考えていた事が

あれよあれよという間に具体化していきます。

 

いくつか宿題は出てきたけど、

I先生のお考えを叶えるのには

5000万円前後の開業資金で行けるでしょう。

自己資金は開業までに

少しでもプラスになれば良いですが、

今のままでも充分です。

 

あとはお望みの物件が見つかれば、

いつでも準備を進められますよ…との事。

 

資金はあくまでも一般論でしか答えられません。

開業する先生のビジョンやプランによって

大幅に変わりますからね…。

 

書籍やセミナーはどうしても一般論になりがちですから、

開業を進めようと決めたのなら

開業支援の専門家に相談してみるといいかもしれませんね。

 

ただ…、

驚くような多額の資金を必要とする開業プランを提示されたり、

開業後も事務長のような形で居座り、

お金をいつまでも引き出す悪質な輩もいますから、

人選には慎重には慎重の上で当たって欲しいですが…。

 

オープンマインドで事前にどれだけ情報提供しているかが

見極めのポイントです。

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