何かいい求人ないかなあ?

 

40代半ばのE先生。

特段現状に大きな不満がある訳ではありませんが、

だからと言ってやりがいや充実感がある訳でもありません。

 

周囲の先生方は、

開業をしたり、転職をしたり、

それぞれのビジョンで新たな人生を歩んでいますが、

ご自身の毎日には変化がなく、

これといったやりたい事もなく、

かなり閉塞感に満ちています。

 

同僚や出入りの業者には、

「どっかいい病院ないかなあ?」とか、

「何かいい求人ないかなあ?」と

声を掛けるのが日課になっています…。

 

そんなある時、知人のMRが、

「私の知り合いの紹介会社のエージェントが

E先生にピッタリの案件を持っていると言うのですが、

話しだけでも聞いてみませんか?」との話しを持ってきました。

 

まあ話しぐらいなら…と思ったE先生は

担当者とお会いしてみました。

 

とある企業が設立するクリニックの院長になって欲しいと。

しかも条件的にはかなりの高待遇…。

 

日々閉塞感を感じていたE先生は

思わず興味を持ってしまいお話しを進める事にしました。

 

オーナー側の企業の担当者は、

E先生の為にできる事は何でもやる、

E先生は一切のリスクを背負う必要がない、

やりたい事を思う存分やってくれていい…。

 

このような事をおっしゃいます。

当直もなくなるし、

給料も相当に良くなるし、

これだけ自分を求めてくれるなら

乗ってもいいかと思い契約をしたのですが…。

 

それから10か月後…。

E先生は窮地に陥っています…。

患者が思うように増えないんです…。

 

E先生から見ると、

そもそもの立地に問題があると思うのですが、

会社側はE先生の診療に問題があると言ってきます。

このままでは給与を減らさざるを得ないとも言います。

その割には宣伝広告を打とうと提案してもNG、

新たな検査機器を購入しようと提案してもNG。

何らE先生の考える集患策は認めてもらえません。

 

こんな話しには乗らなければ良かった…と

後悔先に立たずのE先生ですが、

そもそもご自身の中でプランニングがなかったのが要因ですね。

 

何かいい仕事…ではなく、

ご自身の夢や希望を叶える為に…という発想が必要だった…。

そう反省するE先生でした。

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開業に向けた経験値アップは勤務医とは全然違う!?

 

ちょうど45歳になったN先生。

昔から40代半ばになったら開業しよう…と

漠然と考えていました。

 

20年ほど大学医局に在籍して

いくつもの関連病院でも経験を積んできましたから、

開業してもしっかり診察する自信はあります。

 

しかしいざ開業を考えた時に、

何から手を付けて良いのか?

どうやって患者さんを呼び込むのか?

どんなクリニックにしていくべきか?

なかなか明確になりません…。

 

そこでN先生は、

普段から仲良くしていたMRに聞いてみますと

医薬品卸業者では開業支援をしていると聞き、

病院に出入りしている大手業者に声を掛けてみました。

 

するとすぐに担当者を紹介してくれ、

開業地はどこにするか?

どんな物件がいいのか?

良い医療モールがあるのだが…と

開業に向けて話しをどんどん進められました…が、

N先生にとっては違和感だらけで

俺、このまま開業していいのかな?と

大きな不安が圧し掛かってきたのです。

 

自分の中で準備や計画がされていない状況の中で

やれ開業地だ、物件だと言われても

漠然とした回答しか申せません。

そんな自分に愕然としてこのまま開業は危険だ…と

思ったそうなのです。

 

そこで2年前に開業した先輩ドクターを訪ねました。

するとそのドクターは、

「N先生の気持ちはわかるよ。自分もそうだったし…。

でも自分の場合はコンサルタントが非常に親身になってくれて

良いアドバイスをくれたから何とかここまでやってこれたんだよ。

もし良ければ紹介しようか?」とおっしゃってくれて、

その先輩ドクターの開業支援を担当した方とお会いしてみました。

 

以前の医薬品卸業者のように、

どんな風に開業していくかを話されるかと思いきや、

その担当者は、

「N先生はここ半年や1年で開業しなければならない理由がありますか?

もし急がなくても良いなら、

2年後、3年後というプランニングを立てませんか?」と言われたのです。

 

その方が言うには、

「N先生は医師としてどこに出しても恥ずかしくない方だと思います。

しかし経営者として、管理者としてのご経験は、

まだこれからだと思うのです。

もちろん開業して実地で身に付けていくのも悪くはないですが、

N先生のご年齢を考えるとそこまで焦る必要はないと思います。

民間病院でのご経験、クリニックでの勤務経験、

そういった経験をされてからの開業でも良いと思うのですが…。」と

言われました。

 

た・確かに…。

そう思ったN先生は、

ここで3年後の春に開業する事を計画しました。

 

2年間は民間病院で、

診療部長や、医長などのような責任あるポジションで経験を積み、

その後の1年間はクリニックでの勤務をする。

 

こうしておぼろげながらもご自身の中で

開業に向けたプランニングが見えてきました。

 

実はN先生はすでに開業して1年半が経ちます。

非常に上手く行っています。

開業3か月で損益分岐点を超えてきて、

その後も患者さんは増え続けています。

 

計画通りにキャリアを積み、

その途中、途中で先輩ドクターに紹介してもらった

開業支援のコンサルタントとディスカッションを行い、

事業計画を立てつつ、開業準備を進めていったのです。

 

クリニックに勤めながらの1年間で、

かなり現場を理解し、自分ならこうする…という点をいくつも持ち、

それを実現するご自分らしいクリニック像を見付ける事ができました。

 

大学医局を退局して

あのまま開業していたら…と思うと

ゾッとするとN先生は今では笑えます。

 

医師としての経験だけでなく、

経営者や管理職としての経験を積んで、

その上で開業したからこその成功なんですね。

 

競合医院も少なくないし、

昔のように開業すれば患者さんが来る時代じゃないだけに、

医師として以外のキャリアを積む事も大事ですね…と

しみじみおっしゃるN先生でした。

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想定外の医師人生…。

医師人生設計

 

大学医局に在籍して

たっぷり経験を積む事ができた20~30代。

 

大学から派遣されていた市中病院が気に入り、

内科部長職として医局とも円満に移籍して

充実した日々を過ごした40代。

 

内科医として着実なキャリアを積み、

特に不自由なくここまで生きてきたA先生。

 

ところが…

気に入って長く勤めていた病院の

経営者が変わる事になりました…。

それがまさかの展開を生み出します…。

 

経営状況があまり良くない…。

そんな噂話を耳にする事はありましたが、

まさか身売りの話しが進んでいるとは思いませんでした。

 

新経営者がどんな方針なのか?

最初は戦々恐々としながらも、

良い方向に進むなら歓迎したいし、

協力したいと考えていたA先生。

 

数カ月は特にダイナミックな改革がある訳でもなく、

診療自体は今まで通り…。

人事で変化があった訳でもなく、

特に大きな改革はないのかな…と思い始めた頃、

新経営者に呼び出されたA先生は愕然とする事になりました。

 

院長をはじめとして、

各科の部長に関しては

経営側で新しい医師を招聘するという決定事項が

突きつけられたのです。

 

辞めてくれ…という話しではなく、

新しい内科部長が来るから

進退をそれぞれ考えて欲しいという事です。

 

新任の内科部長の下で働くのも良し、

心機一転で外に出るのも良し、

ご自身で次の人生を考えて下さいと…。

 

漠然とこのまま定年までいてもいいなと考えていた

A先生ですから、まさに青天の霹靂です。

 

正直、新しい内科部長がどんな人かにもよるし、

今さら新しい環境に飛び出すのも面倒くさいという

気持ちもあります。

 

こんな事になるなら、

自分が50歳になったら…とか、

60歳になったら…とか、

もっといろいろ考えておけば良かったなあ…と思うけれども

こうなってしまった以上は後の祭りです。

 

どうしようかなあ…と悩みつつも

どうする事もできず、

プランニングの大切さをしみじみ思い知らされるA先生でした。

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無能な上司の下では仕事ができない!?

医師上司無能

 

大学医局から自治体系の病院に派遣されているY先生。

すでに派遣されて3年半が経ち、

医長を任されてそれなりのやりがいはあります。

 

最近は部下の先生方も育ってきて、

地域の患者に対しても貢献できている実感もあり、

日々の仕事は充実しています。

 

待遇も不満はなく、

忙しさは確かにあるけど

もう限界…なんて所までは行きません。

 

特に問題を抱えている訳ではないんです…。

ただ1点だけを除けば…。

 

ぶ・部長がもうどうしようもない…。

上司に対して不満をぶつけるような事はしない

常識人であるY先生ですが、

さすがにこの上司だけは許せない…。

 

医師として大先輩ではあるものの、

横柄かつ暴力的な物言いで

自分に直接の被害はないけど部下達は嘆いている。

 

病院にはあまり来ず、

内情もよく把握していないにも関わらず

たまに来た時に明後日の方向を向いた指示が出る。

 

ほとんど診療には関わっていないのに、

未だに白い巨塔のような部下を引き連れての回診をしたがる。

 

医局の覚えがいいだけに

引退まではこの地位を譲りそうもない。

 

最も高い給料を貰っているのに

最も仕事をしない。

 

部下達は完全に愛想を尽かしていて

自分にはもう辞めたい、

医局に戻りたいと不満をぶつけてくる。

正直自分も共感するけど、

立場がそれを許さないし、

地域の患者の為にも踏ん張らないと…という思いもある。

 

しかし、自分が最も信頼を置いていた部下が

もう我慢ならないと辞めてしまい、

さすがのY先生もこのままでは崩壊すると

院長や出身医局に相談するもなしのつぶて…。

 

もうダメだ…。

自分もそろそろ次の事を考えないと…。

 

そう思い、さてどうしようかなあ~と考え始めて

仲の良い先輩医師に相談をしてみました。

 

先輩のアドバイスは、

結局Y先生がこれからどうしたいかだよね?

実際にどうしていきたいの?と問われましたが

今まで開業なんて漠然としか考えていないし、

大学に戻る気もなくなっているし、

転職ったって何からどう初めて良いものか…。

 

どうしたいのか、正直わからなかったのです。

先輩からはまずはそこからだね。

上司の事で翻弄されてしまって、

今まで自分の事をおざなりにしてきたのだから

いい機会ではないか?

まずはじっくりと自分のこれからを考えてみたら…。

 

そ・そうだな。確かにそうだ。

上司のおかげで現場を円滑に回す事だけしか

考えていなかったな…。

 

少し自分の未来の事を真剣に考えて、

プランニングしていかないといけないな。

 

先輩からの良きアドバイスに感謝しつつ、

自分に向き合って未来を考えるY先生でした。

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開院前に行うべき宣伝広告!?

クリニック開院前広告

 

元々は心臓血管外科のT先生。

ハードな勤務に耐え切れず、

40歳を過ぎた頃から開業を志すようになりました。

 

さすがに心臓血管外科医としての開業は現実的ではないので、

専門医を持っていた循環器内科を活かして、

内科に関しても幅広く学んだ上での

開業を目指すプランニングを立てました。

 

総合内科医として常勤で勤務しながら

週1日は循環器内科医として非常勤で働いて3年目。

 

それなりなやりがいを感じる日々でしたが、

当初の目的を完遂する為に

いよいよ開業準備を進め始めました。

 

医師としてのキャリアには自信を持つT先生ですが、

内科医としてはご自身でも何っちゃってだよね…と

卑下しています。

 

そんなT先生ですから、

優良な物件を見つけても

私にはもったいなさ過ぎますね…とか、

医療機器も私などは最低限の機器があれば充分ですとか、

内装なども清潔感さえあれば何でもいい…。

どうも自信を持てずにいらっしゃいます。

 

しかし担当していた開業コンサルタントは、

T先生は医師としても、人としても優れており

絶対に患者を集める事ができると確信を持っており、

商売っ気なしでT先生を全力サポート、

開業を成功して頂く為にグイグイと良い方向に導いていきます。

 

そして最も激しいディスカッションになったのは

開院前の宣伝広告に関してです。

 

自分などは宣伝広告をするような立場じゃないし、

自然と患者さんが集まるのを待ちますよ…とおっしゃいます。

しかしそれでは開業医としての先が心配ですし、

何よりこれからはスタッフも雇用し、

生活を守っていく経営者でありますから

そんな悠長な事を言っていては弱肉強食のマーケットで

退場せざるを得なくなります。

 

喧々諤々の議論の後にご理解したT先生は、

どうせだったら本当に自分のような医師に診てもらいたい…

そんな地域の方々にアピールしたいとの事。

 

よって駅の看板や電柱広告などは除外して、

T先生の思いや人となり、

クリニックの方針を丁寧に記載したチラシを作成し、

開院前のクリニック近くでスタッフが配布したり

新聞の折り込み広告に入れたりしました。

 

これが大当たりで、

T先生に診てもらいたい患者さんが

開院初日からチラシを持って来院してくれました。

 

単に新規のクリニックが開院します!というチラシであれば

こうはならなかったと思います。

T先生がご自身の言葉で、丁寧に自己紹介し、

決意表明のような治療方針を明らかにして、

こういうクリニックにしたいというビジョンを明確にしたからこそ、

共感してくれた患者さんが集まってきたのですね。

 

WEB広告が優先される世の中ですが、

手法の良し悪しだけでなく、

やっぱり内容が最も大事ですね。

 

ただただ患者さんに来て欲しいという

考えではなかったT先生だからこそ

気持ちのこもった文章が書けたのかもしれません。

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一足飛びにキャリアを考えてしまって…。

美容外科転職

 

医師にとってもキャリアのプランニングは重要です。

ですが、プランニングには段階というものがあります。

それを無視してしまっては、

自分を不利にしてしまうケースもあるんですね。

 

30代後半の形成外科医のT先生。

今まで大学病院や大手の総合病院で経験を積み、

専門医もお持ちで、

難しいオペの症例経験も豊富にあります。

 

一念発起して美容外科業界への転身を図ろうと考え、

転職活動をしていました。

 

腕に自信のあるT先生は、

技術力に評判のある美容外科クリニックを中心に

応募をしていたのですが、

面接をするとお断りをされてしまっています。

 

形成外科医としてのキャリアや

お人柄、コミュニケーション力を考えると

あちこちから来て欲しいと言われそうな先生なのですが、

面接でのアピールが少し過ぎていたようです。

 

とにかく多くのオペをしていきたい。

難しい手術にチャレンジしたい。

 

その意気込みはいいのですが、

そこに至るプロセスについては

興味がない、やるつもりはないという

姿勢でいらっしゃったんですね。

 

各クリニックさんはその点に懸念し、

採用に踏み切れなかったようです。

 

オペを受けたい患者さんが黙っていても

集まる時代ではありません。

 

個々のドクターが自らをブランド化し、

丁寧なカウンセリングを行い、

小さな処置で実績を積み重ねて

ようやく大きな手術をご依頼される。

 

そういうプロセスを吹っ飛ばしてはいけません。

 

ましてT先生は美容外科に関しては未経験者。

多くの先輩ドクターもいらっしゃる訳ですし、

階段を1段ずつ登って行かねばならない立場です。

 

腕に覚えがあるだけに、

最速で登り切ろうという焦りがあったのかもしれませんが、

やはりキャリアアップ、スキルアップは

着実な1歩の積み重ねが大事ですね。

 

それに気づいたT先生は

ようやく中堅クリニックで採用頂きました。

 

時々プライドが邪魔したり、

こんな仕事は俺の仕事じゃねえ…なんて

気持ちになる事もあるようですが、

グッと堪えて修行、修行と自分を律しているそうです。

 

どこも取ってくれない…なんて

そんな医者にはなりたくないし、

目標は大きいところにあるんだから

それまでは我慢すべき所は我慢しなきゃね。

そうおっしゃっています。

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