え!今日面接なんですか?見学としか聞いてないんですけど!

医師キャリア失敗

 

10年目の女性医師S先生。

初めて紹介会社を利用して
転職活動をスタートしました。

どこの会社が良いのかわからず、
ネット上でよく見掛ける
大手で知名度の高い会社に登録をしたそうです。

担当者の方とお会いして
希望の条件をお伝えしました。

とにかくS先生としては
初めて紹介会社を利用するので
わからない事だらけだったそうですが、
担当者からは特にシステムなどの説明はなく
希望条件を聞かれて答えて終了だったそうです。

翌日、担当者からメールが入り、
求人の案内がありました。
10件程度の案件が書かれていたそうです。

S先生はよくわからないまま
1件1件の求人をチェックして、
その中でしいて言うならこれが希望に近いかな?というものを
ピックアップして報告したそうです。

すると見学に行ってみましょう!と
担当者から連絡が来て、
施設をご自身の目で見てみると
実感が湧いてきますよとの事でしたので、
S先生は見学だけでしたら…と快諾したのでした。

見学日当日、担当者は不在です。

話しは付いていますので直接施設に伺い、
事務長を呼び出して下さいとの事です。

言われた通りに事務長を呼び出すと
応接室に連れていかれました。

すると理事長が入室してきて、
事務長とともにいきなり面接が始まりました。

S先生、履歴書を下さいと言われたのですが、
今日は持ってきてません、
見学だけと聞いていたものですからと応えると
お2人は怪訝な顔をしています。

その後も、どうして当院に応募されたのですか?と聞かれ、
いえ、別に選んだ訳ではなく、
今日は施設を見学しにまいったのですと応えると
さらに怪訝な表情に…。

他にもいくつか質問を受けたのですが、
見学だけと思っていたS先生はしどろもどろです。

理事長は怒ったような表情で先に退出し、
事務長と最後は話しましたが、
あの紹介会社は本当にダメですね。
S先生も大変でしたね、
今日はこれで終わりましょうと
退散する事になりました。

駅までの帰り道、
S先生もいったいどういう事かしら…と
憤慨しておったそうですが、
ちょうど担当者から電話が掛かってきたそうです。

どうでした?

いや、どうでしたどころか
いきなり面接されて困りましたと伝えると、
一石二鳥で話しが早くて良かったですね。
もし内定が出たら入職されますか?と言います。

さすがにS先生も看過できないと考えて、
聞いていた話しと全く違いますし、
もうあなたの事は信用できませんと伝えました。

この人は無理だ。
この会社は止めよう。

そう考えて他社で動き直す事にしたそうです。

しかし、いまだにその担当者からは
求人がメールで送られてきて、
時々電話が掛かってくるそうです。

すべて無視しているそうですけど…。

知名度が高いからっていい会社って訳ではないのね。
失敗から大いに学んだS先生でした。

<過去のコラムも合わせてご覧下さい!>

情報提供をしていない紹介会社は危険?

そ・相談できないコンサルタント…。

こ・こんな若造に何がわかるんだ!?

 

 

開業準備…業者はみな談合しているのか?

クリニック開業準備業者談合

 

満を持して開業準備を進めるM先生。

開業セミナーで出会った
税理士さんにサポートしてもらっています。

誰に依頼して良いのかよくわからず、
医薬品卸業者とか、医療機器ディーラーとか、
開業コンサルタントよりは
国家資格を持つ税理士の方が信頼できると考えたそうです。

事業計画を作成し、
銀行からの融資を受ける所まではさすがでした。

しかし物件探しについては、
とある業者に丸投げで中々進みません。

紹介される物件のいずれもが医療モール案件であり、
ビルテナントを望んでいたM先生とはズレがあったそうです。

しかも物件を見学する際には
いつも同じ内装業者さんが同行して
あーだこーだとアドバイスをくれるのですが、
M先生は知人の内装業者に依頼しようと考えていたそうで、
なぜ自分が望んでいない人を同行させるのか?
疑問を持っていたそうです。

そうこう言いながらも、
サイト上で見つけた良さそうな物件が見つかったので
そこに決めようとすると
税理士と内装業者がなぜか猛反対します。

なぜ自分が気に入ったところではダメなのか?
理由を聞いても感情論の反対のようで
納得できる答えは出てきません。

購入を検討していた医療機器メーカーとも
直接のやり取りを進めていたM先生でしたが、
これにも税理士は大反対。

自分が紹介するディーラーを使って欲しいと…。

結局、物件もなかなか決まらず、
内装業者や医療機器ディーラーも
自分の選んだ業者を使う事にも反対されて、
ちょっとこの税理士さんとは一緒に組めないかも…と
考え始めるようになったのだそうです。

そんな時にたまたまお会いした開業医の先輩から話しを聞くと、
そりゃ談合だな。
みんなグルなんだよ。
M先生が受けた銀行からの融資を
みなで寄ってたかって吸い取ろうという訳さ…。
こんな話しを聞いてM先生はビックリ。

そ・そんな事あるのか?

M先生は先輩開業医の話しを
全て真に受けた訳ではありませんが、
それでも不安が増してきました。

心配だったら彼の話しを聞いてみたらどうだ?と
紹介を受けたのがある開業コンサルタント。

コンサルタントってのは怪しいよな。
でも先輩の好意だし、
会うだけ会ってみるか…と思い、
そのコンサルタントとお会いしてみたところ…。

驚きました。

まずクリニックの開業に携わる業者の構図から
丁寧に説明してくれました。

そして談合と言ってしまえば
そうとも受け取れる構図ではあるけれども、
そんな業者ばかりではない事。

M先生の現状もそう悲観するものではなく、
やり方次第でいくらでも対処法がある事。

なぜこのような構図になっているのか。
どうすればこの構図を上手く利用できるのか。

そういったアドバイスを受けて、
信頼ができない税理士に対して
このコンサルタントの言う通りに意見してみると
あれよあれよと話しはスムーズに進み始めました。

業界の裏の裏まで知っている人のアドバイスですから
税理士やその周囲にいる業者も
M先生の考え通りに動かざるを得なくなったようです。

なるほど。
談合だとか、グルだとか、
そういう風に受け止めてしまったら
もうこの人たちとは付き合えない!となってしまっただろうけど、
やりようによっては方法があるもんなんだな。

M先生はその後も開院まで
このコンサルタントさんにアドバイスを受けて
無事に新規開業を果たしたのだそうです。

いや~、正直彼と出会わなければ
開院までこぎつけられたのかわからないよ。

話しを聞いて、
彼を味方にしたい、右腕になって欲しいと依頼したら
意外と安価な金額で受けてくれて、
しかもそのアドバイスはいくら支払っても惜しくないくらいだった。

まあ考えてみれば
最初からすべて彼に任せていたら…という気持ちもあるけど
それでもこうして開院できたんだから良しとする。

やっぱり餅は餅屋だね~。
本物のプロと出会えて良かった。
そう胸をなでおろすM先生でした。

<過去コラムも合わせてご覧下さい!>

あいつが成功したんだから自分も開業して成功したい!

開業の資金調達時に銀行融資が……。

開業コンサルタント抜きの開業準備!?

 

 

年収アップを実現して医師としての魂を売る!?

医師年収アップ

 

麻酔科医のH先生。

すでに20年のキャリアを持ち、
実績、実力的にもどこに出ても恥ずかしくない
立派な医師です。

キャリアも徐々に晩年に差し掛かっている事を
何となく感じ始めていたH先生は、
今のうちに稼いでおきたいと考えて
転職活動をスタートしました。

いずれセカンドキャリアも考えなきゃならないだろうし、
その前に麻酔科医としてガッチリ稼ぎたいとの事なのです。

よってとにかく優先すべきは年収アップ。

今までの転職では、
多様な症例経験を積みたいとか、
難易度の高いオペ麻酔の件数が多いところとか、
麻酔科医としてのキャリアアップを目指してきたそうですが、
ある程度やり切った感もあったH先生は、
今回ばかりはイヤらしいけどお金が最優先と考えていたそうです。

そういう視点で求人を探すと、
意外と高年収の案件ってあるんですね。

その中でもお住まいから通勤圏内にある病院が
H先生は気になったそうです。

開設してまだ1年も立たない病院。
とにかく手術を増やしたいと考えているようで、
現状、麻酔科医は若手が2人だけ。

自分なら指導医として教育も可能だし、
上限に近い高年収の提示も期待できるかもしれない。
そう考えてこの病院に応募しました。

面接で院長とお会いすると、
すぐさまH先生を気に入ってくれたようで、
期待していたように上限の年収をオファーしてくれました。

現状よりも400万円近く年収がアップする事に
気を良くしたH先生は、
いったん持ち帰ると言いつつも
気持ちは固まっていたそうです。

そして3か月後に入職。

よっしゃー稼ぐぞ!と
意気揚々と初日を迎えたH先生でしたが、
入職してわかったのは、
若手常勤医師の1人が退職する事です。

マ・マジか…。
自分の経験を教える気満々だったのに
何だか雲行きが怪しい感じです。

それから数日後、
オペ適応ではない患者にも
無理やり手術をしている現状が見えてきました。

これは医師としてマズイ…。
そう感じたH先生は院長に掛け合ったそうです。

すると返ってきた答えは、
うちも経営的に楽ではないんだ。
しばらく協力してくれ。

そ・それはできない。
けど、自分はまだ入職して1カ月も立っていない。

ど・どうする…。

望んでいた高給を捨てるか?

医師としての魂を捨てるか?

H先生は前者を選び、
すぐにこの病院を退職しました。

いくら高年収と雖も、
医師としての魂は捨てられない。

しかし何て病院だ。
オペをしたら命が危ない可能性だってある
患者さんも数名いた。

やはり高年収には裏があるものだな…。
そう反省しきりのH先生でした。

 

<過去コラムもご覧下さい!>

もしかして自分はお金に目が眩んだのかも…。

良い条件には理由があった…。

求人情報ってどうやって探せばいいの?

 

 

ノープランの転職で痛い目に合ってしまった…。

医師転職失敗

 

大学医局に10年在籍し、
新たな1歩を踏み出した呼吸器内科のP先生。

いつかは一国一城の主になって
自分の思うような医療を提供したいと考えて、
この度、退局をして新たな職場を探し始めました。

ずっと大学にいらっしゃったP先生は、
どのように転職をすれば良いか…
よくわかっていなかったそうです。

致し方ないので
WEB上でよく見掛ける求人サイトで
自分に合うものはないのか?と探してみますと
う~ん、どれも似たような案件ばかりだし、
よくわからないけどしいて言うならこれかな~というものに
問合せをしてみました。

するとある紹介会社の出していた求人のようで
そのエージェントの方が詳しく説明したいと
アポイントを取られました。

お会いしてみると、
まずP先生が関心を持った求人は
すでに他の先生で話しが進んでしまっているので
似た求人としてはこのようなものがあると
数枚の求人票を見せられました。

なんだよ…自分の希望した求人が埋まっているなら
電話口でその旨、教えてくれれば
わざわざ時間を作る事もなかったのに…と思いながらも
その求人票を見ておりましたが、
正直、これというものがなく…。

その旨、担当の方に伝えると、
年収はどの程度をお考えですか?
何床くらいの病院がご希望ですか?
常勤医師は何名くらいの在籍が宜しいですか?など
基本的な項目のヒアリングを受けて、
後日、別の求人を送るとの事でした。

P先生としては、
自分自身の希望自体がよく検討できておらず、
何を伝えるべきか?
自分でもよくわかっていなかったそうです。

これじゃ担当の人も困るよな…と反省し、
P先生自身も再度希望する病院について
よく考えてみたそうです。

すると翌日にはその担当者からメールが送られてきて、
10件ほどの求人が案内されたそうなのですが…。

何を基準にして選ばれたのかわからないけど、
これが良いのか悪いのかすらP先生は判断できなかったそうです。

そりゃそうです。
いずれも病院の概要しか書かれておらず、
あとは条件面だけ。

確かに条件面は自分が伝えた内容に合致していたけど、
そもそも自分は条件を優先したかった訳ではなく、
今より年収が上がる事をそれほど求めていた訳でもない。

う~ん、自分はどうしたいんだ?

この求人の中から選ばなきゃいけないのか?

転職ってこうしてするものなのか?

このように悩みながらも
転職そのものをよくわかっていなかったP先生。

担当者にも悪いし、
無理やりこの中から選んで転職を進めたそうです。

それから半年後…。
とてつもなく後悔しているそうです。

入職したのは民間病院とはいえ、
かなり大きな病院。

同僚となる常勤医師も大学並みに在籍しており、
患者数や症例も大学とそう変わりません。

そう…つまり、大学にいた時と
同じような毎日を過ごしているそうです。

多少なりとも年収は上がったし、
その他の待遇も恵まれてはいると思うそうです。

しかし本来のあるべき姿はこうではなかった…。
これなら転職する意味がほとんどない。

P先生は反省しつつも、
さすがに数か月で辞める訳には行かず、
せめて1年はいて、
それから次の道を考えるか…と思ってらっしゃいます。

あ~あ、遠回りしてしまったなあ…。
ノープランで挑んだ自分が悪いんだけど…。

後悔先に立たずのP先生でした。

 

<過去コラムもご覧下さい!>

何かいい求人ないかなあ?

怪しいスカウトの手紙に乗ってしまった…。

なんで転職したいのかわからなくなった…。

 

院長にあこがれて…。雇われ院長大失敗!

雇われ院長失敗

 

20年目のUドクター。
5年前に大学医局を出て、
今は民間の大病院でお勤めです。

ご自身の専門である消化器内科の領域では
やりきった感を持っており、
次のフェーズに進もうと
某大手紹介会社に登録をしました。

U先生としては、
転職して心機一転するか、
ここで開業をして自分の城を持つか、
どっちつかずで悩んでいたそうですが、
エージェントから雇われ院長職の求人を紹介されて、
お、これなら一石二鳥かと考えたのです。

後日、先方の理事長と面談をした時は、
是非U先生のお力をお貸し下さいと
平身低頭で招聘されたようです。

条件面も悪くなく、
クリニックなので当直がなくなるにも関わらず、
今の年収と変わりません。

夜は自分の時間に使えるし、
心身ともに楽になる。
しかも収入が変わらないなら実質アップするようなもんだ。
まして自分もついに院長という役職を手に入れる事ができる。

理事長もあそこまで自分を求めているのだし、
いつか開業する事になれば
その為の経験値アップにもなりそうだな。
そう考えたU先生はこの話しを受けました。

それから半年後。

U先生は窮地に立たされています。
患者が来院しないのです。

1日10名も来ればいい方で、
ひと桁台の日も多いです。

看護師や医療事務のスタッフも、
こんなんで大丈夫なのか?と心配しています。

挙句の果てには理事長からも
U先生の診察に問題があるのではないか?
このままではU先生の給与を下げざるを得ないとまで
言われてしまったのだそうです。

今まで大学病院や大手の総合病院でしか
勤務をしてこなかったU先生は、
クリニックについての知識がほとんどなく、
立地や開業場所など全く気にしませんでした。

単に給与と勤務形態だけで受諾してしまったので、
クリニックに患者が来るのか?
どんな宣伝広告をするのか?
全然関知しなかったんですね。

その結果、競合がとても多い地域で、
大通りから1本裏手に入った場所のビルの5F、
視認性はかなり悪く、
そこにクリニックがある事すら認知されていません。

これでは患者が来院しないのは当然です。
しかしそれをU先生の責任にされるのも酷な話しではあります。

実際に宣伝広告の予算は少なく、
アイデアを提案してもほとんど拒否されてしまってます。

にっちもさっちも行かなくなり、
U先生は、もう辞めるしかないのかな…。

もっと事前に情報収集をしておけば良かったと
後悔ばかりの毎日なのだそうです。

 

<過去のコラムもご覧下さい!>

開業意欲が萎えてきた…。

二転三転して自分を見失ってしまった…。

情報提供をしていない紹介会社は危険?

 

 

大学医局にいられなくなったから開業する!?

大学医局を辞めて開業

 

医師15年目のR先生。
初期研修からずっと同じ大学医局にて
様々な経験を積み上げてきました。

今までやりがいもあったし
特に不満もなかったそうなのですが、
ところが昨年から雲行きが怪しくなってきました。

他大学出身の教授が就任し、
R先生に対してやたらと当たりが強いのだそうです。

俺、何かした?
普通に医者やってきただけなんだけど…と
R先生は思っているのですが、
なぜか教授の風当たりは強く、
R先生もどんどん居心地が悪くなってきたようです。

同僚の先生方も不思議がっていたそうなので、
R先生に落ち度はなさそうなんですけどね…。

約1年、文句も言わずに耐えてきたR先生ですが、
遠方の関連病院に派遣される話しなども出てきて、
もう我慢ならん…と次の事を考えるようになったそうなのですが…。

別に大学医局を辞めたかった訳ではないR先生ですから、
今さら民間病院に行くのもどうかと思うし、
他大学に行くのはさすがに気が引けるし、
これがやりたいとか、こうしたいという思いがある訳でもなし。

困ったR先生は、
一昨年に退局して開業したクリニックを開業した
同期の先生とお会いしました。

開業についていろいろ話しを聞くと、
その先生は稼ぎは医局時代の2倍近いそうだし、
毎日自由でやりたい事をやれるし、
スタッフとも和気藹々で一緒にバーベキューしたり、
そんな話しを聞くとR先生も満更ではなく、
別にやりたい事がある訳じゃないから俺も開業しようかな…と
考え始めたそうです。

その先生にどうやって開業したのかを聞くと、
自分の場合は先輩医師から紹介してもらった
開業コンサルタントがとても優秀で、
どんどん導いてくれたんだよね。
彼なら信頼できるし、
R先生がその気だったら紹介しようか?と言って下さりました。

是非と即決し、
後日R先生はそのコンサルタントと打合せです。

お互い挨拶を終えて、
最初のひと言は、
「R先生はどんなクリニックを作りたいんですか?」でした。

ただ医局を辞めるし、
同期が成功しているから、
自分も…程度の事しか考えていなかったR先生。

しどろもどろで応えましたが、
相手は渋い表情です…。

首都圏では競合が多く競争は激化しており、
倒産するクリニックも出始めています。

昔のように開業すれば患者が来院する時代ではありませんから、
コンセプトをしっかり固めて、
綿密な事業計画を立てて、
それに応じた開業物件を探さないと
失敗する可能性もあるんですよ…と厳しい指摘を受けたそうです。

ただ言ってる事は真っ当だし、
自分の本気度が足りなかったのは反省すべき。

R先生はその旨を伝えて、
ちなみに同期の先生がどうだったのかを聞くと、
あの先生は素晴らしかったですよ。
初対面の時には自分なりに事業プランを持っており、
ああしたい、こうしたい、これは可能か?と
質問攻めでした。

それを聞いたR先生。
そうか、だからあいつは成功したんだ…。

その日は猛反省し、
もう1度時間を作ってくれるように
コンサルタントにお願いしたそうです。
それまでにしっかりと考えてきます…と。

どんな点に注意すべきか、
考えるべき点は何か?を
しっかりアドバイスしてくれたそうです。

R先生はそれから本気になり、
そのコンサルタントとも良きパートナーシップが決めて
開院までこぎつけたそうです。

開業させ屋さんみたいなコンサルタントだったら
何も考えさせずに適当に導かれた事でしょう。

良きコンサルタントと真剣にディスカッションを繰り返し、
練りに練った事業プランを持って準備ができたので
失敗を未然に防ぐ事ができたR先生でした。

 

<過去のコラムもご覧下さい!>

開業セミナーに何度も参加してみたけど…。

どういう開業コンサルタントを選ぶべきか?

開院時におけるまさかの予算オーバー!?

 

 

求人って条件だけで選ぶものなの?

医師求人キャリア

 

消化器内科のN先生。

大学医局を5年前に退局し、
その後は民間病院で働いてきました。

5年も同じ病院で勤務してきたので、
キャリアアップを望んで転職を検討し始めました。

医局を出た際には、
先輩ドクターからお誘いを受けて入職をしましたので
実質、転職活動は初めてです。

求人サイトで求人チェックをしてみたり、
出入りの業者さんにどこか良い病院はないか?と
聞いてみたりしてましたが、
どうも埒が明かないので、
WEB上でよく見掛ける紹介会社に問合せをしてみました。

するとすぐに連絡があり、
週明けに担当者と面談する事になりました。

担当者は30歳前後の方ですが、
とてもパワフルでアグレッシブな人と見受けられました。

その際はN先生の考えや希望をヒアリングされたのですが、
N先生としてはキャリアアップ、
そして消化器内科医としてのスキルアップを求めている事を
担当者に伝えました。

翌日以降、
何件もの求人が送られてきました。

しかし一般的な求人情報では、
そこでどんな仕事ができるのか?
どのようなキャリアアップが実現できるのか?
正直まったく把握ができません。

N先生はそんな事もあり、
特に返信もしませんでした。

数日後、担当者から電話が掛かってきて、
今まで送った求人の中で気に入るものはありませんか?
もっと高待遇のものもありますよ…と言われ、
いえそうではなく業務の内容や
自分に合うのかがわからないので…と説明をしたのですが、
担当者はそんな事を言っていると
いい求人案件はどんどん他のドクターで決まってしまいますと
半ば脅されて、1度どこか見学に行ってみて、
それで決めたらどうですか?と言われました。

ふむ、確かに実際にこの目で見て、
院長の話しを聞いてみるのはありだな。

そう考えたN先生は、
今までもらった求人を見返しました。

ところがその中でもどれを選んでいいのかわかりません。
どの病院も似たような情報しか出していないし…。

結局、条件面の良し悪しでしか判断できず、
自宅からの距離と条件の良さで
ある病院を選び、見学に行く事になりました。

当日、紹介会社の担当者は不在で、
N先生1人でその病院に伺うと
事務長がお出迎えしてくれました。

応接室に通され、
事務長から病院の概要を説明いただき、
院内をざっと見学させてくれました。

再度応接に戻ってくると、
事務長から条件面の説明がありました。

事前に聞いていたものよりも良く、
N先生としても満更ではない水準だったそうです。

その後、院長が入室してきて、
N先生、うちは気に入ってくれたかな?
なかなか良い条件でしょう、
いつから来れるの?
とフレンドリーな対応なのに
もう来る事が前提になってるみたいです。

いえ、これからゆっくり検討させて頂きたいと思ってます…と
N先生が述べると、院長は一瞬嫌な顔をして、
事務長をひと睨みして退室されました。

その後、事務長はどこの条件が納得できませんか?
もう少しであれば条件アップもできますが…と
必死になって食らいついてきます。

このまま押し切られたくないN先生は、
上手くその場を収めて退散しました。

条件は確かに良かったけど、
ここでキャリアアップできるのか?とか、
どんな症例経験が積めるのか?など
具体的な仕事内容についての話しはほとんどなし。

こんなもんなのかな。
別にそれほど高条件を求めている訳ではないのに…。
そんな事を考えていると、
エージェントの担当者から連絡が入りました。

いかがでしたか?
すごく良い条件を出してくれたでしょう。
ここに決めたらどうですか?と。

ああ、この人は押し込もうとしてるんだな。
誰でも条件だけで転ぶと思ってるんだ。

その後、N先生は転職への意欲を失ってしまったそうです。

キャリアアップを目指すために
どうしたら良いのか…。

そんな事を考えながら
悶々とした日々を過ごしているそうです。

 

<過去のコラムもご覧下さい!>

条件面を重視し過ぎた求人選びの失敗!?

もしかして自分はお金に目が眩んだのかも…。

なぜ自分は医師になったのか?

 

いい求人あったら紹介してね!

医師バイト探し

 

大手総合病院で勤務するK先生。

今の病院は気に入っているそうですが、
50歳を過ぎた頃から当直やオンコールがキツくなってきて、
近い内に考えないとな…と思っていたそうです。

そんな時バイト先の病院が常勤医を採用したからという事で
他のバイト先を探す事になりました。

K先生は同僚や出入りの業者などに
いい求人あったら紹介してね…と声を掛けていたそうです。

すると旧知の某MRさんより
知人のエージェントが
K先生にピッタリのバイト先があると言ってますが、
お話し聞いてみますか?との情報をもたらしました。

わざわざ会わなきゃならんの?と思ったそうですが、
他に話しがあった訳でもなく、
これは渡りに船かもと思い診療後にお会いしてみました。

するとそのエージェントは
K先生が考えていたようなバイト先ではなく
健診バイトや、クリニックの外来、訪問診療などの案件を
いくつもいくつも次から次へと見せたそうです。

いや、私はこういう仕事を求めていたのではないんだけど…と伝えると
バツが悪そうな表情でそのエージェントは
今日はこのような求人しか持ってきていないのですが、
後日ピッタリの物をお持ちしますので
もう1度だけお時間下さい…と述べたそうです。

しょうがねーなーと思いながら
3日後に再度お会いしてみると…。

今度は上司と一緒に現れたそうで、
しかもバイト案件の話しはどこに行ってしまったのか、
何とその上司はK先生に対して
常勤先を変えましょう!
アルバイトなどしなくとも
充分な収入が稼げる職場に行きましょう!と
目をキラキラさせながら提案してきたそうです。

しかし今の職場を気に入っているK先生は、
常勤先を変えるつもりはないので、
良いバイト先がないなら帰りますけど…と言ったそうですが、
先方は年収2500万円以上の求人をいくつも並べ立て、
さあどれにしますか?と微笑みながら言ったそうです。

う~ん、この人は完全にダメだ。
まったくこちらの事を考えていない。

そう考えたK先生は、
失礼しますと席を立ったそうです。

それでも先方はなぜ?という表情で
こんないい話しを蹴るなんて
K先生、後で後悔しますよと捨て台詞まで吐いたそうです。

後々知ったそうですが、
繋いでくれたMRの会社は
このエージェントが運営するサイトに宣伝広告を掲載しており、
掲載場所や回数などの便宜を図ってもらっている手前上、
いい求人あったら紹介してよ…などの話しがあった際には
このエージェントを紹介せざるを得ないのだそうです。

K先生は業界の仕組みというか、
業者同士の忖度を実際に見て、
こういうところにはお願いしたくないね~。
ちょっとあちこちに声を掛け過ぎたかな…と
反省したそうです。

結果的には同僚医師がよく使っている
エージェントからいいバイト先を紹介してもらって
今はそこで働いているそうです。

同じエージェントでも天と地ほどに違うね。
こっちが何を考えているのか、
必死になって理解しようとしてくれたからね。

これからはその会社とだけお付き合いするそうです。

 

<過去のコラムもご覧下さい!>

情報提供をしていない紹介会社は危険?

他社には声を掛けないで下さい!という脅し…。

来春からの新しい職場をじっくり探したいのに…。

 

 

こんなはずじゃなかった…。悪質な経営コンサルタント…。

クリニック院長経営コンサルティング

 

開業して6年目を迎えたE先生。

開院当初は集患にも苦労をしましたが、
様々な工夫をして困難を乗り越えてきました。

スタッフも協力的で一緒に作り上げてきた実感があり、
大変だったけど充実した日々を過ごし、
2年目くらいからは経営も安定してきて、
ここまで概ね順調と言えると思っていたそうです。

潮目が変わってしまったのは、
開院当初からずっと勤務してくれていた
看護師さんと受付事務の方が
ご家庭の都合で立て続けに退職してしまった事だそうです。

なぜかその後どうも流れが悪くなってしまい、
後任の採用には苦労するし、
患者は徐々に減少傾向だし、
院内の雰囲気も何だか悪くなっているようだし…。

E先生としても、
2人が辞める事によって
影響は小さくないとは思っていたようですが、
まさかここまでとは…。

さすがに傍観していてはいけないと
スタッフ達とも個別に面談をしてみたり、
業者から意見を聞いてみたり、
新しい宣伝広告を検討してみたりはしていたそうです。

しかし一向に好転する事がなく、
頭を痛めていた時でした。

とある会合に参加した際に
たまたま出会った診療所専門の経営コンサルタントさん。

最初は警戒していたそうですが、
人が好さそうで柔和な表情が印象的だったそうで、
つい経営上にいろいろ悩みを抱えていて、
スタッフの事、集患の事など
悩みを漏らしてしまったそうです。

その日はそれまでだったのですが、
翌日アポイントの連絡が来て、
その後に来院して頂いて
詳しく話しを聞いて貰ったそうです。

親身になって話しを聞いてくれたようで、
もしE先生がご希望とあれば
経営コンサルティングとしてこのようなサポートが可能だと
A案、B案の提案を貰い、
打合せを終えたようです。

いずれも料金は来院してコンサルティングすると
その都度2万円しか掛からないとの事だったので、
E先生としては前向きに考えようと思っていたのですが…。

3日後、その経営コンサルタントの方に
再び昼休みに来院して頂き、
依頼をしたいと考えている旨を伝えると、
正式な書面になりますと出された契約書…。

何と毎回の訪問時のフィー以外に
別途200万円もの金額が記載されており、
しかも契約締結から1週間以内に振り込む事とまであり、
E先生は大いに戸惑います。

こ・こんな説明は受けていませんが…と言うと、
相手はこれでもE先生だからこその割引価格なんです。
1週間以内に振り込んで頂かないと
この割引は適用外になってしまいますよ…との事。

これはおかしい。
話しが全く違うではないかと述べても、
2度も来院してご説明しているのに
そんな言われ方は心外だ、
さあ早く契約を締結してご入金を…と迫ってきます。

怒り心頭のE先生。
当然、この話しはお断りしますと伝えたのですが、
先方は何だかんだと契約を強要してきて、
長時間居座ります。

警察を呼びますよとまで言いましたが、
全然平気で居座ります。

午後の診療時間が始まるので
何とか退散してもらいましたが、
その日以降も度々契約を求めるメールや電話が入るそうです。

E先生は知人の弁護士に相談し、
連絡をしないようにしてもらったそうですが、
危うくとんでもない経営コンサルタントに騙される所でした。

説明不足、前金、契約の強要をするなどのコンサルタントは
ハッキリ言って相当に悪質です。

まともな経営コンサルタントなら
もっと誠実な対応をします。

どうか騙されないで頂きたいものです…。

<過去のコラムもご覧下さい!>

開業コンサルタント抜きの開業準備!?

開院時におけるまさかの予算オーバー!?

マーケティングはホームページだけではない!

 

 

本当はやりたい仕事があったのに…。

医師転職求人

 

医師の転職マーケットは
長く売り手市場が続いています。

すると医療機関側としては、
喉から手が出る程に
医師を採用したいケースもある訳で…。
こういう時は驚くほどの高条件でオファーされたりします。

しかし安易に乗ってしまうと
痛い目に合う事もあるんですよね…。

循環器内科のY先生。
ある地方都市の中核病院でご勤務されています。

今の職場では主要メンバーとなり、
毎日充実はしているのですが、
さらなるスキルアップや経験値アップなど
様々な症例経験を積もうと思うと
現状の設備・マンパワー・集患状況を考えると
期待をするのは荷が重いかと考えていらっしゃいます。

もっと自分の思いを叶う事できる病院はないものか?
情報収集がてら紹介会社に問合せしてみると、
いくつもの求人が送られてきました。

おいおい、こんなに選択肢があるって事か?と
若干疑問に思いながらも、
その中のひとつに関心を持ったのだそうです。

そして面接に行ってみると…。

柔和な表情の院長と、
それを支えるクールな事務長が迎えてくれました。

Y先生のビジョンを丁寧に聞いてくれて、
当院であればY先生が活躍する環境は用意できますと
嬉しい言葉を述べてくれます。

若干機器は購入しなければなりませんが、
Y先生がお越しになってくれるのであれば
できるだけ早い段階で準備いたします…とも。

おお、ここなら自分の望みは叶うかもしれないなあ。
ポジティブな印象を持ったY先生。

その後、事務長に病院内を案内されて、
再度院長室に戻ると、
院長と事務長から条件面の説明がありました。

年収は今とほぼ同じ。
その他、当直回数やオンコールなど待遇的にも
ほとんど今の病院と変わりません。

まああわよくばという思いはあったけど、
やりたい事ができる環境、
自分を成長させる環境があるのなら、
同条件なら良しとしなきゃな…と考えたそうなのですが…。

仮に〇〇をしてくれるなら
年俸アップできます…という話しが振られました。

月にあと1~2回当直をして頂けるなら
あと▢▢万円上乗せできます。

週に2~3コマだけ循環器内科ではなく、
総合内科として外来を持って頂けるなら
あと△△万円上乗せできます。

このような決定的にNOではないけれども、
できれば避けたい内容をいくつも提示されて、
それらを引き受ける毎に年収が上がるようです。

Y先生としても、
それほど負担になるとも思えない
いくつかの業務を請け負っても良いかな…
どうせ転職するなら多少なりとも年収アップしたいし…。

その日は大まかな条件提示だけを受けて帰宅し、
後日、業務の割り振りや
具体的な年収のやり取りを事務長としたそうです。

本来ならこの病院に行くべきかどうか?
ご自身のやりたい事を叶えられる病院は
他にはどの程度の施設数があって、
それらの条件、待遇はいかほどのものなのか?という
リサーチをした上で決断すべきなのですが、
Y先生はすっかり気持ちを固めてしまったようです。

事務長と話しの付いた年収は
今よりも250万円ほど上がるそうで、
それは有難かったのでしょうが…。

入職後半年が経過して、
Y先生はこちらの病院を選んだ事を後悔しているようです。

他の先生より年収が高いのだから…と
諸々の雑務を任される事になり、
おまけに元々やりたかった仕事に関しては
雑務に翻弄されてほとんどタッチできていないそうです。

こんな事になるんなら
欲を掻いて年収アップなど望まなきゃ良かった…。

そもそもやりたい事、
症例経験をさらに積む為に転職をしたはずなのに
年収アップと引き換えに全て失ってしまった。

いいように事務長に乗せられたのかな…と
今更ながら失敗したなあと後悔しているそうです。

 

<過去のコラムもご覧下さい!>

3万件の求人に自分に合うものはない!?

非公開求人って…騙された!?

良い条件には理由があった…。