こんなはずじゃなかった…。悪質な経営コンサルタント…。

クリニック院長経営コンサルティング

 

開業して6年目を迎えたE先生。

開院当初は集患にも苦労をしましたが、
様々な工夫をして困難を乗り越えてきました。

スタッフも協力的で一緒に作り上げてきた実感があり、
大変だったけど充実した日々を過ごし、
2年目くらいからは経営も安定してきて、
ここまで概ね順調と言えると思っていたそうです。

潮目が変わってしまったのは、
開院当初からずっと勤務してくれていた
看護師さんと受付事務の方が
ご家庭の都合で立て続けに退職してしまった事だそうです。

なぜかその後どうも流れが悪くなってしまい、
後任の採用には苦労するし、
患者は徐々に減少傾向だし、
院内の雰囲気も何だか悪くなっているようだし…。

E先生としても、
2人が辞める事によって
影響は小さくないとは思っていたようですが、
まさかここまでとは…。

さすがに傍観していてはいけないと
スタッフ達とも個別に面談をしてみたり、
業者から意見を聞いてみたり、
新しい宣伝広告を検討してみたりはしていたそうです。

しかし一向に好転する事がなく、
頭を痛めていた時でした。

とある会合に参加した際に
たまたま出会った診療所専門の経営コンサルタントさん。

最初は警戒していたそうですが、
人が好さそうで柔和な表情が印象的だったそうで、
つい経営上にいろいろ悩みを抱えていて、
スタッフの事、集患の事など
悩みを漏らしてしまったそうです。

その日はそれまでだったのですが、
翌日アポイントの連絡が来て、
その後に来院して頂いて
詳しく話しを聞いて貰ったそうです。

親身になって話しを聞いてくれたようで、
もしE先生がご希望とあれば
経営コンサルティングとしてこのようなサポートが可能だと
A案、B案の提案を貰い、
打合せを終えたようです。

いずれも料金は来院してコンサルティングすると
その都度2万円しか掛からないとの事だったので、
E先生としては前向きに考えようと思っていたのですが…。

3日後、その経営コンサルタントの方に
再び昼休みに来院して頂き、
依頼をしたいと考えている旨を伝えると、
正式な書面になりますと出された契約書…。

何と毎回の訪問時のフィー以外に
別途200万円もの金額が記載されており、
しかも契約締結から1週間以内に振り込む事とまであり、
E先生は大いに戸惑います。

こ・こんな説明は受けていませんが…と言うと、
相手はこれでもE先生だからこその割引価格なんです。
1週間以内に振り込んで頂かないと
この割引は適用外になってしまいますよ…との事。

これはおかしい。
話しが全く違うではないかと述べても、
2度も来院してご説明しているのに
そんな言われ方は心外だ、
さあ早く契約を締結してご入金を…と迫ってきます。

怒り心頭のE先生。
当然、この話しはお断りしますと伝えたのですが、
先方は何だかんだと契約を強要してきて、
長時間居座ります。

警察を呼びますよとまで言いましたが、
全然平気で居座ります。

午後の診療時間が始まるので
何とか退散してもらいましたが、
その日以降も度々契約を求めるメールや電話が入るそうです。

E先生は知人の弁護士に相談し、
連絡をしないようにしてもらったそうですが、
危うくとんでもない経営コンサルタントに騙される所でした。

説明不足、前金、契約の強要をするなどのコンサルタントは
ハッキリ言って相当に悪質です。

まともな経営コンサルタントなら
もっと誠実な対応をします。

どうか騙されないで頂きたいものです…。

<過去のコラムもご覧下さい!>

開業コンサルタント抜きの開業準備!?

開院時におけるまさかの予算オーバー!?

マーケティングはホームページだけではない!

 

 

え!私は騙されていたんですか?

クリニック開業失敗

 

開業準備を進めるN先生。

数年計画で準備をしてきただけあって、
順調に進んでいたんです。

しかし問題は起こってしまいました。
発生したのは内装工事、そして医療機器です。

そもそもN先生は慎重派。
今回の開業準備も2~3年計画でありました。

出入りの医薬品卸業者の担当者から紹介してもらった
同社の開業支援部隊の方と一緒に取り組んできたのですが、
ずっと構想を練ってきた担当者が異動。

一応後任の方が付いてはくれたものの
前の担当者とは大変に良い関係が築けたものの
今の担当者の方には全幅の信頼が置けないのだそうです。

そうは言っても開業物件が決まり、
銀行からの融資も実行されましたので、
とにかく開院に向けて準備を進めるしかありません。

前述の後任の担当者から紹介してもらった
内装工事業者と医療機器ディーラーと打合せをして
見積書をもらったのだですが、
N先生は一目見て高い!?と思ったそうなんです。

しかし担当者はこれが相場です。
これで依頼しましょうと言うではありませんか…。

そうなのかな?
自分の感覚がズレているのかな?

そうは思ったそうですが、
内装と医療機器を合わせると
4000万円を超える買い物ですから
慎重にならざるを得ません。

そこでちょうど1年くらい前に開院した
先輩ドクターに相談してみました。

すると…
気持ちはわかるよ~。
自分も見積りの価格が高いのか、相場通りなのか、
全然わからなかったもんな…。
たまたま自分はお願いした開業コンサルタントが
業界に精通していて
これは高いので交渉しますとか、
これは妥当な金額ですが最後の調整だけしてみますとか、
グイグイ引っ張ってくれたので
安心してお任せしてたんだよ。

開院してからわかった事だけど、
確かに彼の相場観は合っていて、
結果的に自分は高値掴みのような自体には
陥らずに済んだんだよね。

こうおっしゃいました…。
なるほど、そんな人とタッグを組めた先輩が羨ましい…。

そう伝えるとN先生が必要であれば
その方を紹介するよ…と言って下さり、
早速N先生はその方とお会いしてみました。

すでに卸さんが開業支援をされてるなら
私が前面に出るのは避けた方が良いと思われますが、
N先生が私を必要として下さるなら
陰ながらバックアップはさせて頂きますと言ってくれ、
格安のコンサルフィーで依頼する事になったのです。

今回の内装工事や医療機器についても、
卸の担当者にはこう言って下さい、
それぞれの業者さんにはこう伝えて下さいと
アドバイスをしてくれ、
当初の見積りから3割程度価格は抑える事ができました。

あのままだったら自分は足元を見られていて、
鴨が葱を背負って来るような感じだったんだな。

とは言え自分で交渉する時間も、知識もないし、
良い方と出会えた。

正直、すべてをこの方に任せた方が良かったくらいだけど、
こうして後方支援してくれるだけでも有難い。

何とか事業計画通りに開業準備が進み、
その後も諸々のアドバイスをもらいながら
開院に辿り着いたN先生でした。

 

<過去のコラムもご覧下さい!>

誰に相談すべきか?

資金はどの程度準備すれば良いのか?

開業時にコンサルタントフィーをケチった結末…。

 

 

せっかくの新規開業なのに…院長室が狭すぎる…。

クリニック開業内装工事

 

念願かなってついに開業準備をスタートしたI先生。

信頼できる開業コンサルタントをパートナーとして、
希望の開業場所に良い物件も見つかりました。

税理士と共に事業計画を練り、
無事に銀行からの融資も決まりました。

開業コンサルタントが各業者さんを紹介してくれ、
順調に準備は進んでいます。

内装工事の打合せの際に、
I先生はスタッフルームを広くしたいという
希望を出したそうです。

一緒に働いてくれるスタッフには
気持ち良く仕事をして欲しいし、
休憩時間にゆったりして欲しいんですよ…との事。

この考え自体は素晴らしいと
コンサルタントも内装業者も賛成なのですが、
問題は限られたスペースの中で
どこかのスペースを広くすれば
どこかのスペースを狭くせざるを得ません。

ごく真っ当な思考回路をお持ちのI先生ですから…

患者さんにも待ち時間は落ち着いて欲しいから
やっぱり待合室は削れないよな…。

狭い診察室じゃ私自身も、スタッフも、患者さんも
診察しにくいから削れないし…。

処置室が狭いと患者さんも息苦しいし、
何より処置しにくいんじゃ話しにならない…。
レントゲン室はいかんともしがたいし…。

廊下が狭いと移動しにくいし…。

トイレは車椅子の方も使えるようにしたいし…。

いやはや他に削れるスペースはなく、
困り果てたI先生。

やはり院長室を狭くするしかありませんね。
という結論に至りました。

しかし…。
内装業者さんからは、
「I先生のお気持ちはわかるのですが、
そもそも院長室は必要最低限で設計してありますので、
これ以上狭くするとかなり圧迫感が出てきてしまいますよ…」と。

コンサルタントからも、
「開院して忙しくなると
院長がホッとひと息つけるエリアって重要です。
あまり院長室が狭いと
リフレッシュできる空間がなくなってしまいますよ」と。

I先生も、そりゃそうだよね…と思いつつ、
でも他に削れる場所がないんだよね…。

スタッフルームの拡大を諦めるか…
院長室を狭くするか…。

人の良いI先生、スタッフ思いのI先生。
院長室は狭くて構いません。
スタッフルームを広げて下さい…という結論を下しました。

コンサルタントも、内装業者も、
I先生が悩みに悩んで決めた事ですから、
尊重せざるを得ません。

設計をし直して、
I先生の確認を取り、
内装工事を着工しました。

それから約2カ月後…。
内装は完成しました。

受付周り、待合室、診察室、処置室…
う~ん、いい感じだ。

スタッフルームもゆったり広めて
これならみんなリラックスできるだろうと満足。

が、院長室…。
や・やはり狭い…。
小さな机と椅子を置いたら
それだけでいっぱいいっぱいだ…。

しかしこれは自分が決めた事なんだから
致し方ない…。

無事に内装工事の引き渡しは完了です。

多少のドタバタはありながらも
その後も開業準備は順調に進み、
ついに開院日を迎える事ができました。

初日から20名以上の患者さんにご来院いただき、
立ち上がりは順調です。

それから半年後…。
順調な開院でI先生はホッとされています。

コンサルタントも的確なサポートをしてくれて、
無事にここまで来れた事を感謝しています。

唯一の心残りは院長室…。
やっぱり狭くて圧迫感があって、
その点だけは後悔…。

まあ小さな事だし、
自分が我慢すればいいだけだしね。

こうして無事に開業できて、
患者さんにも来て頂いて、
スタッフも笑顔で働いてくれている。

何の文句もないよ。
ちょっと狭いけどね…と苦笑いのI先生でした。

 

<過去のコラムもご覧下さい!>

本当に開業準備を進めていいんですか?

どういう開業コンサルタントを選ぶべきか?

え!内装工事ってそんなに高いんだ!

 

え!内装工事ってそんなに高いんだ!

クリニック内装工事

 

満を持して開業準備を進めるY先生。
若い頃からいつかは開業…と目指していたので
非常にモチベーションが高く、
やる気に満ち溢れています。

銀行融資も確定して、
悩みに悩みましたがテナント物件も決まりました。

税理士さんと練り上げた事業計画に沿って
グイグイ開業準備を進めていこうと考えていたY先生。

内装工事業者はコンペを掛けて、
各社から上がってきた見積りを見てびっくり…。
全社予算をオーバーしてるんです。

業者にどうしてこんなに高いのか聞いてみると、
今回の物件はスケルトンではなく事務所仕様なので、
エアコン、給排水、換気設備など
クリニック仕様に変更しなければならず、
その他、自動ドアへの変更、
床上げをする必要もあり、
いかんともしがたい事を知りました。

 

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Y先生としては、
スケルトンと事務所仕様では
当然事務所仕様の方が安いと考えていたようですが、
実際には事務所仕様として出来上がっているものの方が
1度取り壊し、その後作らねばなりませんので、
高くなってしまう事が多いんですね。

税理士とも相談してみましたが、
もういかんともしがたいという事で
予算を組み立て直しました。

当然その分しわ寄せは他にいく訳で、
医療機器や運転資金を削らねばならなくなりました。

それを踏まえて再度各社からの見積りを見てみますと、
結構差があるんですね…。

最安値が坪単価38万円、最高値は坪単価62万円。

う~ん、工事内容はどこもほとんど同じだけど
この差はいったい何なんだ…と悩むY先生。

知人のコンサルタントに聞いてみると、
「設計料」と「材料費」ではないか?
やはり高いところは良いものが出来上がるし、
安いところはそれなりですよ…と。

 

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なるほど。
そりゃお金を掛ければいいものできるんだろうけど、
すでに予算をオーバーしているし、
患者さんだって豪華な内装を期待している訳でなく、
清潔感があって、落ち着ければいいよな。

そう考えて、
割と安めだけどクリニックの工事実績が豊富で、
落ち着いた空間になりそうな業者さんに決めました。

想定外に資金が掛かってしまったけど、
選んだ業者さんは間違ってなかったそうです。

開業準備において
内装工事は医療機器と並んで
もっともお金が掛かります。

選んだ物件によっても
掛かる金額は異なりますので
慎重に情報収集をされた方がいいですね。

 

<開業関連の過去記事もご覧下さい>
どんな物件を選べばいいのか?
どんな税理士に依頼すべきか?
医療機器は新品?中古?

 

 

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開院時におけるまさかの予算オーバー!?

クリニック開院予算オーバー

 

若い頃から夢見ていた

クリニック開業に向けて準備を進めるH先生。

 

できるだけローコストで開業する事を考えて、

以前から知り合いである医療機器ディーラーに

今度開業を考えているんだけど…と最初に相談してみました。

 

するとうちでも開業支援はやってますから、

H先生だったらコンサルティング料金は

無料でサポートしますよ!と言われ、

これ幸いと考えて依頼する事にしました。

 

しかし、後々考えると、

やはりタダより高いものはないと痛感する羽目に…。

 

元々知り合いだった事もあり、

数回の打合せも和気藹々としたもので、

開業支援担当の方とも良い関係が築けておりました。

 

ただ話しが進むとともに

若干不信感が増していったのは確かです。

 

例えば、テナント物件について、

もう少し他を見てみたいと言っても、

「これ以上の物件はそうないですから

早くここに決めた方がいいですよ。

他にも候補としている先生がいるようですから

急がないと失う事になってしまいます。」とか、

内装業者に関しても、

もう少し安価にやってくれる所はないですかね?

決してご紹介頂いた業者さんがダメという事はないのですが、

コストを抑える事を考えたいのですと伝えたのですが、

「H先生は一生もののクリニックを作るのに

安かろう悪かろうでいいんですか?

どうせ作るならいいもの作りましょうよ」

などと選択肢を提供してくれません。

 

う~む、困ったなあ。

でも無料でやってもらってるんだから

ある程度は言う事を聞いておかなきゃ…と

渋々ですが言う通りにしてきたのですが…。

 

挙句の果てには医療機器の選定の際、提案を受けた機器の中で

これはいる、これはいらないとH先生の方で選別をしたのですが、

「H先生、せっかく銀行から融資を受けたのですから

最初にお金を掛けないといいクリニックができませんよ。

医療機器が充実している事は患者を呼ぶ事にも繋がりますから

ここはケチらないでいいクリニックを作る為にも

最新かつ充実した医療機器を導入しましょう」と言われる始末…。

 

そう言われればH先生としても

機器類の充実は是非ともしておきたい事なので

ではそれで…と思わず認めてしまいました。

 

その結果として…

なんと予算オーバー…。

 

テナント、内装、医療機器などは

かなり良いものではあると思いますが、

患者さんの待合室の椅子や診察室のデスク、

院長室やスタッフルームの家具類など什器に関しては

ほとんどお金を掛けられない始末に追い込まれました。

 

H先生はそういう訳には行かないと考え、

自己資金から何とか捻出して

それなりのものを用意しましたが、

元々自己資金は運転資金に充てるつもりでいましたので、

かなりの痛手になってしまってます。

 

何より集患対策に関して、

ホームページ以外に策を打てなかったのは痛い…。

 

すったもんだはありながらも、

何とか開院にはこぎ着けました。

 

内覧会も各業者が協力をしてくれたのですが、

あまり盛大とは言えず、

来院する患者さん達も決して多くはありませんでした。

 

これだけのお金を掛けて、

良い物件、良い内装、良い医療機器を入れたのに…。

この先、大丈夫かな…。

 

そんな不安は的中し、

開院後の集患状況は芳しくはありません。

 

ところが依頼した医療機器ディーラーの担当者は、

この期に及んで…

「それではこの検査機器を導入しましょう!」とか、

「新しい機械が出たんです!」と顔を出します。

 

H先生は厚顔無恥…と思いながらも、

早くこの状態から脱却しなければと

焦りに焦る毎日です…。

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どんな内装業者に依頼すべきか?

クリニック開業内装業者

 

世の中には建築業者が沢山存在していますが、

医療施設をメインに取り扱っている会社は

どれくらいあるのでしょうか?

 

一般住宅と考え方の違う

医療施設は経験の有無が非常に大事になります。

 

但し、残念な事に1件でも携わった事があれば

「クリニックの内装経験あります」なんて

平気でいう業者もいますので気を付けて下さい。

 

では、そんな業者に捕まらない為にどうすれば良いか。

やはり、信頼のおけるコンサルタントなり

仲間からの紹介が一番であると思います。

 

医療建築専門の設計事務所で勤務していた経験から

こんな部分に気を付けてみたら良いのではないでしょうかという

視点で書いてみたいと思います。

 

但し、これをすれば工事費が下がるとかいう類の

アドバイスではありませんのでご了承下さい。

 

過去に内装工事費を抑えたばかりに

大変な事になったお客様をたくさん見てきました。

 

勿論、安くて綺麗で動線も完璧な内装ができれば

それが一番良いのですが・・・。

形の無い物を造り上げていく過程では、

必ずといっていいほど問題が出ます。

 

その問題の芽が小さいうちに

どれだけ対応できるかも踏まえて

依頼する業者は選ばれた方が良いと思います。

 

ここからは開業希望の先生方から

良く聞かれる質問をいくつか載せておきます。

 

≪経験の有無≫

 

先程も申し上げましたが、

医療施設の経験が有るか無いかはとても重要です。

経験値から出てくるアドバイスは非常に有益となります。

先生方は今まで働いていた環境からしか

判断をせざるを得ないですが、

経験豊かな会社はあらゆる診療科目で

必要な医療機器との接続や

テナント状況による動線の確保等を

アドバイスしてくれるはずです。

 

但し、先生の意見を遮ってまで

業者側の考えを押し付ける様な会社は問題外ですが…。

 

先生の想いや意見を受け入れてくれつつ、

経験上のアドバイスを頂ける様な

業者を探された方が良いでしょう。

 

≪設計と施工会社は分けるべきか?

それとも設計施工をする会社を選ぶべきか?≫

 

こちらについては一長一短があるように感じます。

 

1、設計と施工を分ける場合の注意点

先生と設計士が設計契約を結びますので、

管理体制はしっかりします。

設計士が先生の代わりとなって

数社から施工見積りを取り内容のチェックや

適正価格を知ることができます。

※設計事務所が内装業者を指定している場合は除く

 

逆にいうと、医療施設の実績が乏しい施工業者に

任せてしまう可能性もあります。

基本的には設計士の描いた図面通りに施工する訳ですから

問題は無い様にも感じますが、設計士との関係性も薄くなる為、

細かなニュアンスが伝わらないとか

今までの経験から勝手に進められてしまう等の

事例があります。

 

2、設計施工をまとめてする会社の注意点

あらゆる部分を先生ご自身でチェックする必要があります。

特に見積り金額には依頼する会社によって

ばらつきが出てくるのでどの様な仕様で算出したかも

確認してみて下さい。

 

<チェック例>

  •   見積明細が細かく記載されているか?
  •   工事項目についての説明を丁寧にしてくれるか?
  •   打ち合わせ内容がきちんと反映されているか?
  •   保健所の基準を満たしているか?
  •   現場にはいつでも入って状況確認ができるか?・・・等

値段だけではなく、

担当者と意思疎通ができるかどうかもポイントです。

 

≪メンテナンス≫

依頼されて造る時までは良い顔して、

引き渡したら後は知りません!的な業者が

残念ながら存在します。

 

<ケース1>

先生:○○さんの携帯に連絡しても繋がらないので、

伝えてもらえませんか?

業者:承知致しました。○○が外出中なので折り返し連絡致します。

→いつまでたっても連絡無し。

 

<ケース2>

業者:先日伺った不良個所の対応で○○日に伺います。

先生:承知しました。時間を調整しますので○○日にお待ちしてます。

(指定日当日)

業者:部材が間に合わず伺えません。

先生:え?○○日に伺うって自分から言っておいて・・・。

ではいつになりますか?

業者:改めて調整してご連絡致します。

→数日たっても連絡無し。

 

こんなやり取りも良く聞きます。

 

設計士や建築業者は造った建築物は

自分の作品の一つという感覚があります。

建築は引き渡して終わりではなく、

引き渡し後からの関係の方が長いのです。

 

連絡した翌日には確実に対応して欲しいというのは

難しいかもしれませんが、

せめて自分達の作った作品は

末永く愛着をもってもらえるように

メンテナンスを通じて

良好な関係を築ける業者を選ばれる事がベストです。

 

会社都合の転勤や個人の都合で担当者が代わる事はあると思いますが、

その辺りも含めた上で

内装業者は選定した方がよろしいのではないでしょうか。

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マーケティングはホームページだけではない!

クリニック開業マーケティング

 

すでに開業して3カ月が経つH先生。

思うように患者さんが集まらずに

集患対策に悩んでいました。

 

と言いますのも…

ご自身の経験やスキルに自信を持っているH先生。

確かに今まで積み上げてきたキャリアは

どこに出しても恥ずかしくない立派なものです。

 

ましてご自身の中では良い物件を見つけた手応えもありますし、

医療機器も良いものを揃え、

内装もシックで癒しのある患者受けするものを

こしらえたつもりです。

 

よし、これなら俺は絶対成功するぜと自信満々だったのですが、

集患をどのようにするのかまでは意識が向きませんでした。

 

自分だったら患者が患者を呼ぶ展開を作れるだろうと

特にこれといった集患策を打つ事をしなかったのです。

 

開院日、来院した患者さんは3名でした。

H先生の専門性が活きるような患者さんではなく

ごく普通の風邪、腹痛など…。

 

ひと桁台の患者数が1週間続き、1カ月続き…

さすがの自信家のH先生にも焦りが出てきました。

 

やはりホームページくらいは作った方が良いかと考え、

業者を数社読んで話しを聞いてみましたが、

どこも料金が高いように感じて、結局見送りです。

 

ただその中の1社だけ、

担当者が気になる言葉を使っていました。

 

ホームページを作ったからと言って患者は増えません。

あくまでもマーケティング戦略の一環としての

ホームページであり、ホームページ単体では

集患効果はそれほどないです…。

 

どの業者も、いかに高品質のHPを作るかや、

いかに安価に良いものを作るかや、

そんな提案ばかりするのに、

この業者だけはむしろHPを否定するような…

マーケティング全体の話しをする…。

 

ホームページの効果の程は何とも言えないが、

マーケティング自体は考えねばならないと

危機感を感じていたH先生は、

この業者さんだけ再度の面談をしてみました。

 

すると、H先生の専門性を活かす為のクリニック展開や、

その場合の患者ターゲット、

その地域におけるターゲットの分布図、

そこへ訴えかける集患方法、

クリニックの知名度を上げる為のブランディング戦略など、

今までマーケティングをないがしろにしてきたH先生にとっては

目から鱗のような話しが聞けました。

 

単にホームページ制作を提案するのではなく、

この地域でクリニックがどういうポジショニングを取るべきか、

トータルなマーケティング施策を提案してくれたんですね。

 

しかも料金的には、

某業者のホームページのみの金額よりも安価で、

だからと言って陳腐なサイトを作る訳でもなく

非常に納得のいくものでした。

 

ロゴマークの制作からH先生の個性や思いを汲み込んで、

地域住民の方へはチラシ配布やポスティングなど

ダイレクトマーケティングも実行してくれ、

新聞の折り込み広告や電柱広告なども含めて、

その上でその母体となるホームページを制作。

それだけでなく院内の広告についても

映像を駆使してわかりやすい案内も作りました。

 

するとどうでしょう…。

段々と患者さんが増えてきました。

しかもH先生の専門性が活かせる患者さん達が

集まってきたのです。

 

開業当初、自分自身があまりにもマーケティングを軽視してきた事、

ホームページを作りゃいいんでしょ…くらいの感覚から

脱皮させてくれたこのマーケティング会社との出会いを

H先生は心から感謝しているようです。

 

いい場所に開院すれば患者は集まる。

もうそういう時代ではなくなっていますね。

どこに開院しても競合はそれなりにありますし、

他院との差別化をどう図るのか?

 

これからの開業には

マーケティング的な発想が欠かせません。

しかも単なるHP制作会社ではなく、

トータルで提案してくれる優良な会社は少数派ですから

良き業者とのタッグが必要不可欠ですね。

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医療機器は新品?中古?

 

開業準備を着々と進めている内科医のS先生。

 

医師になってから20年。

いつかは開業と思いながらも、

その為には自分を成長させなきゃと

急性期病院を中心に、療養型やリハビリ病院、

アルバイトではクリニックでもご勤務し、

経験値を高めてきました。

 

開業医として先輩である知人医師より紹介を受けた

開業コンサルタントとも相性が良く、

安心と信頼を持って開業に向けて動いています。

 

良き物件とも出会う事ができ、

税理士を通して銀行からの融資も目途が付きました。

内装業者との打合せも順調で、

とても雰囲気の良いクリニックが出来上がりそうと

希望に満ちています。

 

開業コンサルタントからは、

これからは医療機器の選定を進めますよという事で

医療機器ディーラーと打合せをしています。

 

当初の予定では、機械は最低限で構わない、

程度の良い中古があればコストを下げる為にも

中古を購入する。

そんなスタンスでいたのですが…。

 

ショールームに行くと、

非常に魅力的な医療機器が飾られています。

また営業からパンフレットを見せられると、

これも欲しい、あれも欲しい…。

当初は最低限で、中古も交えて…という考えだった

S先生ですが、心が揺らいできてしまっています。

 

古い機器よりも最新の機器の方がいいよな…、

内視鏡もいざという時の為に欲しいな…、

エコー検査もできたらいいよな…。

際限なく広がってしまいそうです。

 

もちろん資金的に余裕があるならば、

最新機器で、多くの機械を揃えた方が良いのでしょうが、

それで返済金額が上がり、

損益分岐を超えるのに時間が掛かるとか、

いつまでも返済をし続けねばならないなんてのは

愚の骨頂でありますね。

 

悩んだS先生は、

開業コンサルタントと税理士に相談してみた所、

上限を決めて、必要な機器をリストアップし、

優先順位を付けて、中古も活用し、

予算内で収める事をアドバイス貰いました。

 

ただしコンサルからは、

中古業者には気を付けねばなりません。

メーカーの検査をきちんと受ける

許可を持っている業者でないと

故障の際に修理を受け付けて貰えませんからね…と

きちんと許可を受けている業者を紹介して貰いました。

 

絶対に必要な機器。

どうしても新品でないといけない機器。

中古でも良い機器。

予算が余ったら購入したい機器。

 

その辺りが整理されたS先生は、

開業コンサルタントに業者との間に入って貰い、

多少のディスカウントを獲得しながら

機器選定を進めていきました。

 

概ね、満足できるラインナップになり、

後は開院してから、患者層に応じて、

利益が出るとともに買い増したり、

買い替えたりしようという事になりました。

 

やはり事業計画上の予算を超えないようにする事、

新品と中古はバランス良く活用する事、

必要度と優先順位をしっかりつける事、

信頼の置ける業者を選ぶ事、

この辺りが医療機器の購入の際に気を付けるべき点ですね。

 

医療機器が納品された時、

S先生は全然中古ってわからないね~、

もう少し中古を買っても良かったかなあと苦笑してました。

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どんな税理士に依頼すべきか?

クリニック開業税理士

 

開院して3年が経つI先生。

経営の方はまあまあ順調で、

特に大きな問題は抱えていません。

 

何とか損益分岐点は超えているものの

だからと言って安心…というレベルにはなく

I先生ご自身、もっとできる、もっと伸ばしたいと

お考えになっています。

 

経営上の数字とにらめっこしながら

何をどうすべきか悩む日々でありますが、

顧問税理士の先生に相談しても

ピンと来る答えが返ってこずに

それもI先生の大きな悩みになっていました。

 

実はI先生の父も開業医です。

継ぐ事はせずに別の場所で開業をしたのですが、

それについては理解をしてくれた

父がひとつだけ出した条件が

税理士は自分がお願いしている先生にしなさいという事。

 

それだけ自分を心配してくれ、

信頼できる税理士を紹介してくれるなら

自分の我儘を貫く為に飲んだI先生。

 

最初は特に問題は感じませんでした。

開業時も、事業計画を丁寧に作り込み、

銀行からの融資もスムーズに実行されましたし、

さすがだな…なんて思っていたのですが…。

 

その後、経営上の悩みをいろいろ打ち明けるのですが

どうものらりくらりとした回答しか頂けず、

聞く所によるとクリニックの顧問は父の所と

もう1箇所しかしておらず

正直医療はよくわからないんだよね…とおっしゃる。

 

月々の処理や決算などはしっかりやってくれるものの

それ以上のものは期待できない…。

 

税理士さんってこんなものかな~と悩むI先生。

たまたま知り合った医療コンサルタントに相談をしてみると

クリニックを専門とした税理士もいるし、

人事面も含めて、様々な経営相談にも乗って貰えると聞く。

 

父の手前、簡単に変える訳には行かないけれど、

どこかの時点でクリニック経営を良く知る税理士に

顧問になって貰わないといけないんだろうなあと

しみじみ思うI先生。

 

若干の後悔をしながら、

クリニックに詳しい税理士さんの情報収集をしています。

 

税理士は税務のプロではありますが、

どこに強みを持つのかは千差万別です。

 

やはり開業医には、

クリニックを専門としていて

他院との比較や集患対策、スタッフ管理などについても

アドバイスをくれる税理士さんが相応しいですね。

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どんな物件を選べばいいのか?

クリニック開業物件

 

クリニックの開業において、

どこで開業するのか?という立地の選定、

そしてどういう物件と出会えるのか?

この2点は開院後の成功を左右する大きな要素であります。

 

ですから開業を目指すドクターは

物件探しに奔走する訳ですが

意外とここに落とし穴があるようです。

 

1年半ほど前に開業した歯科医師のM先生。

今も集患対策で悩みに悩んでいらっしゃいます。

 

と言いますのも…。

物件を決める際の事でした。

 

いくつかの候補の中から絞り込んだ最終候補は2カ所。

某駅のロータリーに新しく建設されたメディカルビルの4階。

かなり人通りのある商店街の一角の2階。

広さはほぼ同じですが家賃は多少異なります。

 

いずれにするかM先生は悩んだのですが、

ビルの4階ってのはなあ…

しかも家賃も結構高いし、

駅自体の乗降者数もそれほど多くない

普通電車しか止まらない駅の前だし…。

 

商店街の物件の方が地域の方々の通行量が多く、

家賃もリーズナブルで、角地で視認性も良い。

ただ競合医院は複数あり、その点は心配。

 

下した決断は商店街の一角にある物件です。

地元の方々の通行量が非常に多いという点を

M先生は買ったようです。

 

内装工事を済ませ、機器や什器も搬入され、

大々的に内覧会も開催しました。

開院日を迎え、さあこれからだ!と

気合い充分でいたのですが…。

患者が思うように来ない…。

 

自分の技術やスキルに自信のあったM先生ですが、

想像していた以上に競合が強く、

開院1年半が過ぎても

集患に悩む事になってしまったのです。

とは言っても今さら変える訳にもいかないし…。

 

M先生の事例を見るまでもなく、

物件選びは慎重には慎重を期して行うべきです。

 

また診療圏の調査についても行うべきですし、

データだけでなく、実地の調査をした方が良いですね。

 

しかし、それよりも何よりも最も大切なのは、

クリニックのコンセプトや院長の方針だと思います。

 

どんなクリニックにしたいのか?

どういう患者にどんな治療をしたいのか?

地域の中でどんなポジショニングを獲得したいのか?

 

ここを突き詰めねばなりません。

それをせずして立地や物件の良し悪しだけで判断すると

後々後悔する事にもなりかねません。

 

場所、物件は何百件の中から選ぶのではなく、

クリニックのコンセプトに合った候補の中から

見つけた方が効率的で良いですね。

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