は・話しが違うじゃんかよ…開業を支援してくれるって言ったのに…。

騙しのクリニック開業支援

 

随分前からいずれ自分の城を持ちたい。
自分のクリニックを開業したいと考えてきたX先生。

ついに時は熟したと考え、
開業準備を進める決意をしたのでした。

騙しのクリニック開業支援

今までクリニック開業に関わる書籍や
名経営者と呼ばれる経営本を
何冊も読み込んできました。

知識はそこそこ身に付けた自信があります。

さらに具体的な話しを聞こうと
開業セミナーにもいくつか参加しました。

その中で確信が持てたのは、
どういう人を右腕とするのか?
パートナーにするのかは相当に重要だという事です。

それからは開業セミナーに参加しても、
この人は自分のパートナーに相応しいか?という視点で
相手を見るようになったそうです。

また先輩開業医や同僚たちからも情報収集して、
評判の高い開業コンサルタントや業者がいれば
時間を作って話しを聞きに行っていたそうです。

その中で現れたのが、
とある企業の代表取締役社長。

知人のドクターから紹介してもらった
ある業者さんを通して繋がったそうです。

かなり羽振りが良さそうで、
着ているもの、身に付けているものを見ても、
相当の資産家である事がわかります。

ビジネスも不動産、金融をはじめとして
様々なサービス業も手掛けており、
いくつか介護事業所、高齢者住宅なども展開しているようです。

X先生はその社長の自信満々の話しぶりに圧倒されたそうですが、
繋いでくれた業者さんの手前、
こちらも強気で行かなきゃ…と考え、
今後自分はクリニックを開業する事、
他にはない差別化ポイントのあるクリニックである事、
すでにコンセプトを固めて準備をスタートさせている事などを
話したそうです。

するとその社長は気に入った!
X先生にその気があるなら
資金は自分が融通しよう!
一緒に今までにないクリニックを作ろう!という
思いも寄らない事をおっしゃるではありませんか…。

X先生はさ、
診療に専念すればいいさ。
資金は私が提供するし、
経営に関する面倒くさい事は
私のスタッフにやらせればいい。

そうすればX先生も借金を抱える事もないし、
最初から資金が豊富にあれば
やりたい事をやれるでしょう。

X先生にとっても悪い話しではないと思うけどな。

う、う~ん、た・確かに悪い話しではない。
でもなあ、初対面の人を丸ごと信用していいのか?
社長を繋いでくれたこの業者だって、
先々週に1度お会いしただけだし。

話しが上手すぎると言えば上手すぎるよな…。

悩ましい話しではあるものの、
リスクのない開業、
最も不安な経営的な部分をサポートして貰えるのは
そりゃ実に有難い…。

どうせやるなら一等地がいいよな。
やっぱりクリニックも人が集まる所じゃなきゃいけないだろうから、
新宿がいいか、銀座か、新橋か…。

やはり検査機器も充実した方が患者は来るよな。
内装もその辺のクリニックとは違って、
グッと豪華にして患者が集まるものにしたいよな。

それでも1億くらいあれば
充分に良いクリニックが作れるだろう。

X先生のコンセプトなど素通りして
勝手にどんどん話しが進んでしまいます。

うむむ…、どうすりゃいいんだ?この展開。

挙句の果てにはその日は立派な料亭で接待を受けて、
社長はX先生に何度も握手を求めてきます。

帰宅後、これでいいのか?と思いつつも
資金的な問題、経営の問題がクリアされるなら
こういう出会いは大切にした方がいいかも…と
考え始めたX先生。

し・しかし…。
話しはそこでストップしました。

次回は翌月にミーティングを行う事になっていたのですが、
社長のスタッフから延期の連絡が入ったのです。

そしてその後は連絡が来ませんでした。
風の噂で聞いたところによると、
その社長のビジネスは破綻したとか…。

売上も大きいけど
かなり大きな借金を抱えていて、
台所は火の車であって、
起死回生の一手として
クリニック経営に乗り出そうとしていたようです。

ところがそこまで持たず
全ては頓挫したようで…。

X先生としては、
あ・危ねえ…。

もし話しが進み始めてから
急に頓挫したらとんでもない事になってたぞ。
だいたい資金を提供するなんて
そんな甘い話しがある訳ないよな。

このまま進んだとしても、
開院後のどこかで何かあったに違いない。

いかんいかん…。
こういう話しに乗っかってはいけないんだ。
もっと地道にコツコツとやらんと。

話しが違うじゃねーかよ…という憤りはあるものので、
これで良かった…とも思うX先生でした。

 

<過去コラムもご覧下さい!>

業者に翻弄されてご自身の夢は叶えられず…。

あいつが成功したんだから自分も開業して成功したい!

ずっと開業準備をしています…。

 

しつこく案内してきた開業物件の裏側…。

クリニック開業物件

 

開業準備を進めるK先生。

ようやく開業物件が決まり、
本来であれば意気揚々とする所なのですが…。

駅から徒歩3分くらいの所にあるこの物件。
1Fに調剤薬局が入居していて、
建築してから1年程度しか経っておらずまだ新しい。

K先生としても
悪くはないな…というのが第一印象だったのですが、
もっと良い所もあるだろうと思っていたのも事実です。

しかし一緒に内見した開業コンサルタントが
なぜかこの物件を猛プッシュ。

そんなにか?と疑問に感じながらも
プロがここまで言うなら何か理由があるんだろうと思い、
話しに聞き入るK先生。

街の再開発が云々…
駅の乗降客数が云々…
住民層の特徴的に云々…。

K先生にとってはピンと来るものではなかったものの
確かに話し的には
集患にもプラスになるかもしれないとは
思ったそうなんですね。

それでも物件には妥協したくなかったK先生は、
この担当者に
ここも候補のひとつにはするけど
他も見てみたいし、探して欲しいと伝えたそうです。

しかしその後、新たな物件の案内は少なく、
あっても希望とは全く異なるものばかりで…。

業を煮やしたK先生は、
担当者に他に良さそうな物件はないですかね?と聞くと、
いや~、あの物件以上のものとなると
なかなかないんですよね~という回答…。

そうなのか~。
もともと彼はあの物件がイチ押しだし、
自分自身そろそろ物件を決めたいとも思っている…。

ここらが潮時かなと考え、
K先生はこの物件の申し込みをしたのだそうで…。

その後、内装工事業者と打合せをしてみると…。
設計士曰く、
どうもこの物件はクリニックに適していない部分があるそうで…。

天井の高さが足りない。
電気容量が足りない。
給排水が足りない。
床の荷重に不安がある。
看板の設置できる箇所が少ない。

諸々問題が出てきました。
追加工事が発生してしまうようです。

担当の開業コンサルタントに聞くと、
どこもこんなもんですよ、
できない訳ではないのですから
ここで頑張りましょう…と全然気にしていない。

結局見積り金額は当初の計画よりも
かなりオーバーする事になってしまいました。

後でわかった事ですが、
このビルは1Fの調剤薬局が
初めて建てたメディカルビルなのだそうです。

何せ初めての事ですから、
建築業者も1番安い所に決めたらしく
クリニックが入居する事は考慮されておらず、
立地も視認性を考えると良くもなく悪くもなく…と
薬局の人もそう述べているとか…。

そして最も腹立たしかったのは、
担当の開業コンサルタントがここを猛プッシュしたのは、
調剤薬局から多額の紹介料が支払われるからだったそうで…。

それを問い詰めると、
こちらもビジネスですから…と
少しも悪びれもしなかったのだそうです。

その態度にはK先生も
心底腹を立てたそうですが、
すでに物件申し込みを済ませてあり、
内装工事もスタートしている段階では
いかんともしようがありません。

せめてもの救いだったのは、
調剤薬局さんが協力的で
共に成功しましょうという姿勢でいてくれる事、
そして開院するとそこそこの患者さんが来院してくれた事。

正直、今でもこれで良かったのかと疑問に思うけれども、
やはり物件選びは妥協してはいけないですね…、
そして何よりも開業コンサルタント選びは
もっともっと慎重にならねばなりませんね…。
そう反省するK先生でした。

<過去コラムもご覧下さい!>

開業コンサルタント抜きの開業準備!?

開院までにどれくらいの期間が必要なのか?

ずっと開業準備をしています…。

 

 

開業の資金調達時に銀行融資が……。

クリニック開業資金

 

若い頃から開業志向の強かったM先生。
40歳を境にしていよいよ開業準備を進める事にしました。

クリニックのコンセプトについては熟慮してきましたし、
大まかな事業計画についても準備万端です。

銀行に融資の申し込みに行きますと、
最初はニコニコして是非当行で…と言っていた担当者の方ですが、
M先生の資産状況を明らかにしていくと
段々と表情が曇ってきてしまいました。

M先生は現在の年収はそれなりですし、
どこに出ても恥ずかしいものではありません。
よって通常であれば銀行サイドとしても
問題なく融資をするはずなのですが…。

 

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実はM先生は開業に備えて資金作りをしておこうと考えて、
株式、投資信託、不動産投資など
様々な金融商品を購入していたのです。

別に投資をして儲けようと思っていたのではなく、
銀行に置いておくよりも少しでも有利になればと考えていて
非常に手堅いものだけであり、
収支もプラスにはなっているのですが、
不動産を購入する為に多額の融資を受けていて
それがネックになってしまったのでした。

別に収支がマイナスになっているのではないのだから
他の銀行なら問題ないだろうと思い、
クリニック開業に関しての融資に積極的な地方銀行なども
数件回ってみたのですが、
どこも最初の銀行と同じような反応です。

 

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う~ん、これは拙いと考えたM先生。
いくつかの所有している不動産物件を手放す事に決めて、
売却益で借入返済を進めていきました。

複数所有していた物件のうち、
8割方を売却して、借入を返済した所で
再度銀行に行ってみると…

これなら問題ありませんとOKが出て、
ようやく融資を受けられる事になりました。

開業資金を貯めようと思い始めたのですが、
銀行は他に借入があると
評価を厳しくせざるを得ないようです。

ご自宅や車のローンくらいならまだしも、
それ以外の株式、不動産などの所有は
ほどほどにしておいた方が良さそうですね。

またリスク商品に関しては、
開業医を志す先生方は慎重になった方が良さそうです。

 

<開業に関しての過去コラムもご覧下さい>

業者に翻弄されてご自身の夢は叶えられず…。

開業セミナーに何度も参加してみたけど…。

誰に相談すべきか?

 

 

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開業意欲が萎えてきた…。

クリニック開業失敗

 

大学医局に長年在籍してきたU先生。

今までは臨床、研究、教育と多方面で貢献をしてきましたが、

新しく外部から就任した教授とそりが合わず

悶々とした日々を過ごしています。

 

たまたま学会で再開した同期の先生は開業医となって5年。

かなり繁盛しているようで羽振りがよさそうです。

しかも自信満々の表情が羨ましくもあったりして…。

 

その開業医の先生からはU先生だったら

開業しても成功できるだろう…

医局にいるだけが医者の人生じゃないぜ…

そう言われてU先生もそうか…開業という手もあるなと

満更でもない様子。

 

早速、その開業医の先生から

様々な業者を紹介してもらい話しを聞いてみると…。

 

U先生の心を揺さぶるような事を

いろんな人から言われて

よし、開業してみるか!とその気になったU先生。

 

しかし物件を案内されても、

医療機器をどれにするか言われても、

どうもピンと来るものがありません。

 

そりゃそうですよね…。

そもそも開業に向けて考えていた訳でもないし、

クリニックのコンセプトやプランもほとんどありません。

 

これかなあ?

これでいいのかなあ?と

歯切れの悪い回答を続けていたU先生に

業者側も段々と連絡が途絶えがちに…。

 

何度打合せをしても何も進まずに、

U先生自身も多額の銀行融資を受けて借金する訳ですし、

このまま開業していいのだろうか?

そもそも自分は本当に開業したいのか?

 

疑問に感じる事が多くなってしまい、

もういいや…やっぱり止めよう。

もし開業するとしてもきちんと計画を立てないと

上手く行くものも行かなくなってしまうし、

今の自分はただ乗せられただけなんだよな…。

 

結局U先生は開業を断念しました。

今はこれで良かったと思ってますが、

ずいぶんと時間を無駄にしてしまったようです。

 

 

<クリニックの開業に関する過去記事もご覧下さい。>

誰に相談すべきか?

開業セミナーに何度も参加してみたけど…。

業者に翻弄されてご自身の夢は叶えられず…。

 

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業者に翻弄されてご自身の夢は叶えられず…。

 

大学病院にて長くご勤務してきた40代前半のY先生。

専門は消化器内科ですが、

内科は幅広く診察してきましたので、

一般内科、消化器内科で開業しようと考えておられます。

 

若い頃から40代に突入したら開業準備を進めようと考えており、

大学医局での仕事もやり切った感を持っており、

ご自身としても医師としての経験をたっぷり積んで、

さあ、これから!と意欲を持って開業準備をスタートしました。

 

いくつかの開業セミナーに参加してみると、

様々な業者さんが声を掛けてきてくれます。

その中から好感の持てる担当者の方々数人に連絡を取り、

開業地や物件について問合せしてみました。

 

各社それぞれ様々な提案をしてくれましたが、

Y先生にとってドンピシャのものではありません。

ご自身としては長年の夢を叶える為の開業なのですから、

ここは妥協できないと考えて

各社にご自分の考えを丁寧に再度お伝えしました。

 

ところがその後に提案されたものも納得できるようなものではなく、

どうしてわかってもらえないかな…と憤りながらも

協力してもらっているのだから何度でも伝えなければ…と考え、

その都度、自分の考えや方針を伝えていきました。

 

しかし段々と提案してくれる業者は減ってきて、

提案の頻度もどんどん少なくなってしまいました…。

 

ん、俺が我儘すぎるのかな…。

このままでは誰も協力してくれなくなってしまう…。

そんな事を考えて少し柔らかく、頼るような連絡をしてみたものの

Y先生のご希望に添える案件は少なくて…という返答が返ってきます。

 

ん…、少し妥協しなきゃダメか…と考え、

エリアや希望の内容を広げてみたのだけど

あまり状況は変わらずしまいです…。

 

埒が明かないと考えたY先生。

やり取りをしていた業者の中で最も信頼できそうだと考えていた

某社の担当の方とお会いしてみると、

Y先生のお考えやお気持ちは充分わかるんですけど、

現実味としてなかなか難しいんです。

我々としてもお金にならないご支援はいつまでもできるものでもなく、

ちょっとこれ以上のサポートは難しいんですよね…。

おそらく他社さんも一緒なんじゃないですか?と言われてしまいました。

 

う~ん、これは困った…。

何もかも自分だけでやるなんて無理だし、

もっと大幅な妥協をしなければならないという事か…。

それも致し方なしと考えたY先生は、この担当者の方に

もっと妥協をするのでどうしたら良いか?と尋ねてみますと

今まで私が提案してきた物件の中で選んで下さいと言われました。

 

帰宅後、再度今まで頂いた物件を見直してみましたが、

正直いずれも食指が動かないような案件です。

しかしこの期に及んではそんな事も言ってられません。

消去法で最後まで残った案件で妥協する事にして

担当者に連絡を取ってみました。

 

それからは開業準備も動き始めました。

内装業者との打合せ、医療機器、電子カルテなど

様々な打合せを忙しくこなしていく中で

これで良かったんだ…とご自身を納得させるY先生。

 

しかし…。開院して半年…。

思うように患者さんは来院してくれません。

 

最初の開業地、開業物件に関して妥協をしたY先生は、

不必要なまでに業者の意向を尊重してしまい、

当初描いていたご自身のプランを少しずつ、少しずつ

諦めてしまっていたのでした。

 

誰も手伝ってくれなくなったら開業できない…という恐れを感じて

業者の言いなりになってしまった部分もあります。

 

その後、開業医の先輩方と話してみると

皆さん異口同音に多少の妥協は致し方ないけど

行き過ぎた妥協をし過ぎると絶対に上手く行かないとおっしゃいます…。

 

せっかく夢である開業を叶えたのに

これで良かったのか…と悩み深いY先生でした。

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開業セミナーに何度も参加してみたけど…。

もう数年前から開業準備を進めるI先生。
ところが未だ開院に至っておりません…。

経営者になるのだから勉強しないと…とか、
数千万円の融資を受けるのだから慎重に事を進めないと…と考えており、
それは決して間違いではないものの、
すでに数年間が経ってしまっているのは
ちょっと考えものですよね…。

お話しを伺ってみましたところ、
慎重な性格と各業者に翻弄されている事がわかりました。

I先生は開業しようと決めた後に、
クリニックの開業について書かれた数冊の書籍を読み、
その後、開業セミナーに参加して勉強するようにしたらしいです。

もちろん勉強する事自体や、
知識、情報、ノウハウを収集する事自体は良いのですが、
I先生はセミナーに参加する事自体が目的になってしまっているようで…。

だいたいどの開業セミナーも、
税理士や銀行、リース会社などが開業資金についてお話しをして、
開業コンサルタントや内装・建築会社が物件選びや建築・内装について話し、
他には医療機器メーカーや医薬品卸業者、電子カルテメーカーなど
各業者が登壇してそれぞれの専門領域について話してくれます。

上手く行けばすでに開業した先生から
自分の開業ヒストリーや成功・失敗事例なども伺えますが、
まあ良くも悪くもその程度です。

I先生は様々な開業セミナーに参加して、
ひとつの業種でもいくつもの企業が存在し、
それぞれ言う事が異なったり、
提供するサービスに差があったり、
その点が気になりだして研究するようになりました。

またブース出展している企業にも話し掛けて
情報収集に勤しみました。

その結果…。
I先生はとてつもない知識や情報を手に入れた一方で、
誰を信用して良いのか…がわからなくなり、
なおかつ自分対業者という構図が怖くなってしまったのだそうです。

結局さ、業者さんはみんな自分の所を使って欲しい訳で、
セミナーに参加している業者同士でも手を組んでいたり、
無理やり導いたりする訳じゃない…。

どこのセミナーに行っても、
勉強すればするほど、知れば知るほど、
み~んな自分の商売しか考えていないように思えてくるんだよ…。

正直、どの業者を使っても同じかな?とも思うようになったけど、
やっぱり信頼できる人とパートナーシップを組まないと
気持ち良く開業できないだろうしね…。

そうおっしゃいます。
ビジネスパーソンでもいますが、
セミナーに参加する事が目的となってしまい、
スキルを上げるとか、目標を達成するとか、
そういう大事なことを見失ってしまって
あまりにも複雑化してしまって第1歩を踏み出せなくなってしまったんですね。

その原因はI先生もおっしゃっているように、
開業志望医師 vs 業者 という構図になってしまっているからです。

本来であれば、
開業コンサルタントが付いて、
I先生と業者のやり取りを代行し、交渉し、
スムーズにコントロールすべきなのですが、
残念ながらI先生が話しを聞いた開業コンサルタントは
みなコンサルタントが本業ではなく、
自社製品や自社サービスを使って欲しいがための
ついでのコンサル部隊だったんですね。

これではI先生の味方がいないんですよね…。

さすがに数年を費やして焦りも生まれたI先生。
医局の先輩ですでに開業医になっている先生から
独立系の開業支援会社を紹介してもらったところ、
I先生+開業コンサルタント vs 各業者 という構図が生まれて、
とにかく心配がなくなって
一気に話しが進んだのだそうです。

何冊本を読もうが、
何度開業セミナーに参加しようが、
自分がこの人だ!という確信がないままには
スタートできないよね~。

今まで何十社もの方々の話しを聞いたけど、
みんな全体像を把握できておらず、
自分の専門領域だけしかわかってなかったんだよ。
それに比べて独立系の開業支援会社はさすがにすごいね。
各業者さんとの交渉も早いし、強いし、
自分はジャッジだけすれば良いところまで持ち上げてくれた。

ようやく開院の目途も付いてきたとの事で、
失敗から学んで成功に近づいているI先生でした。

<開業に関する過去ブログもご覧下さい!>
開院までにどれくらいの期間が必要なのか?
開業時にコンサルタントフィーをケチった結末…。
開院時におけるまさかの予算オーバー!?

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開院までにどれくらいの期間が必要なのか?

 

開業を検討中のA先生が、

3年前に開院して順調に経営されている

先輩ドクターのD先生に話しを伺いに行きました。

 

開業準備を進めていく中で、

どんな事に苦労をしてきたのか?

どういう点に注意をすべきか?

 

もともと仲良くさせて頂いていた仲なので

かなりざっくばらんに教えを頂いたそうです。

 

そのなかでD先生が最も大変だったことは…

 

「とにかく開院日までに時間がなくってさ…。

正直間に合うかどうかホントに不安だったんだよ。

融資の実行に時間が掛かったとか、

内装工事に遅れが出たとか、

いろいろ原因はあるんだけど

結局自分が仕事をしながらの開業準備だったので

打合せの日程が取れなかったり、

提出すべき書類が揃えられなかったり…。

自分の責任が大きくて

業者さんにはかなり迷惑を掛けてしまったんだよね。

関わってくれた皆さんの協力がなければ

たぶん開院日に間に合わなかったと思う…。」

 

そうおっしゃっています。

う~ん、A先生ご自身もギリギリまで働きつつ

開業準備を進めようと考えていたので

これはひと筋縄では行かなさそうだぞ…と頭を抱えます。

 

それをD先生に伝えてみると、

「方法はあると思うよ。

自分は思い立ったが吉日的に一気に話しを進めたので

やっぱり無理があったんだと思う…。

実際に自分の判断が二転三転してしまって

時間が掛かってしまったところもかなりあるしね。」

 

なるほど…。

やはり事前の準備・計画が大事ということか…。

 

「準備をスタートさせる前に、

しっかりとしたコンセプトを固めておき、

ある程度の方針を持って行えば時間は節約できると思う。

そして大事なのは自分の身代わりとなって

スケジュールや業者との折衝をコントロールしてくれる

司令塔役が大事だね。

ここがしっかりしていれば尚更心配はいらないと思うよ。

自分はたまたま良いコンサルタントと出会えたので

相当に任せてしまったけど無事に開院できたんだよ。」

 

「実際に開業準備がスタートしてしまえば、

半年から1年もあれば開院ってできるんだよね。

問題はその前だよ。

準備と計画がしっかりしていればの話しであって

この準備・計画に時間をしっかり使う事が大事なんだよね。」

 

帰り道…、D先生のお話しを反芻しながら

A先生は今後どう進めていくかを熟考しました。

 

「事前に準備・計画をしっかりしておく事。

良い自分の右腕を持つ事。」

 

それから1年後…。

A先生は開業準備を進めています。

 

D先生のアドバイスを活かして、

A先生から紹介してもらった開業コンサルタントと一緒になって

半年くらい準備のためのディスカッションをして、

スケジュールやコンセプトが固まりました。

 

そのお陰もあってか、

自分は仕事をしていても着々と準備は進んでいきます。

 

D先生の話しを聞いておいて良かった…。

やっぱり何事も準備・計画、そして頼れるパートナーだな。

つくづく思いながらも近未来にワクワクしているA先生でした。

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逃げの開業!?

クリニック開業

 

長く大学医局に所属するY先生。

スペシャルな業績を上げた訳ではないけれど、

上司からは安定した評価を受けているし、

後輩からも世話好きな先輩ドクターとして慕われている。

 

そんな人柄を持つY先生だから、

臨床現場でも患者さんからの評判も良く、

Y先生自身も充実した日々を過ごされていました。

 

ところが教授選でY先生の応援していた先生が負けて、

他大学から新たな教授が赴任して以降…

そんな生活が一変する事になってしまったのでした…。

 

新任教授としては、

自分を応援しなかった先生に対して

やはり面白くなかったのでしょうか…。

まさに白い巨塔の世界がそこにはあったのでした。

 

Y先生に対しても

陰に陽にイジメまでは行かないまでも

派遣先の病院が自宅から片道3時間近く掛かる所に変わったり、

研究チームから外されたり…

段々と先輩、後輩の他のドクターからの

目線も冷たいものになっているように感じて、

このままじゃマズい…と危機感を感じるようになってきました。

 

しかし真面目なY先生は今まで大学医局を辞めるなんて事は

全く持って考えた事などなく、

このまま冷や飯を食わされるのであれば

早く次の道を考えねば…と焦るY先生。

 

そんな時、ある学会ですでに開業をしている

同期の先生と久しぶりにお会いしました。

 

当時から非常に仲良くしていた方なので

現在の自分の置かれているを率直に話してみると

「お前なら開業してもいいんじゃないか?

俺だってそこそこ食ってけるんだから

お前なら成功する事、間違いなしだろう。」

そんな事を言われて、ついその気になったY先生。

 

今まで開業なんて考えてもいなかったのに…

何の準備も計画もなかったのに…

開業してどうなりたいかも考えていなかったのに…

ただ現状から離れたいだけで

その気になって開業準備を進めてしまったのです。

 

しかも大学病院に出入りしていた

顔見知りの医薬品卸業者を開業コンサルタントに選び、

とにもかくにも開業する事にしたのです…。

 

何の下調べもなく、

こうなりたいというビジョンもなく、

何となく物件を選び、

言われるがままに内装を決めて、

医療機器を購入し、

何とか開院まではこぎつけました。

 

しかし患者さんが思ったよりも来ずに、

不安な日々を過ごすY先生。

 

何より、これでいいのか?

自分が望んでいた世界はこれなのか?

開業以外に道はなかったのか?

 

ご自身が最も悶々としています。

もしかしたら自分は逃げたかっただけなのか?

逃げるにしても他の道と比較検討すべきだったのではないか?

 

今さら遅いよな…

でもホントにこれで良かったのかな?

悩みが深いY先生でした。

 

やはり事前の準備・計画が最も大事なんですよね…。

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開業資金の融資って確実に受けられるのか?

開業資金 融資

 

医師になって15年が経つM先生。

もともと開業志向が強く、

15年を機会として開業準備を進める事を決断しました。

 

そこで最も心配なのが資金面。

M先生は開業を目指してきたので、

自己資金はそこそこあります。

 

ただ住宅ローンはまだ残っているし、

お子さんもこれから受験を控えておりますので

今後教育資金も必要になり、

融資を受けざるを得ない状況です。

 

そこで給与振込口座を持つ銀行に相談をしてみると、

担当者も要領を得ず、貸せるのだか、貸せないのだか、

よくわからない反応です。

 

その時点では、自分は医師で、医院の開業を志しており、

金融資産はこれくらい持っていて、

さあ融資できますか?できませんか?という状況でしたから。

 

銀行の担当者から、

先生のビジョンやプランを事業計画に落とし込んで下さい。

それを見て判断しますと言われ、

そんなもんかな…と恥ずかしくも退散しました。

 

その後、開業支援を依頼したコンサルタントに、

クリニックの開業支援の経験が豊富な税理士を紹介してもらい、

その段階で初めて事業計画というものの詳細を知り、

具体的なクリニックのコンセプトも段々と固まっていったのです。

 

何も知らないで銀行に行ってしまったけど、

後から知ったのだけど、あまり医療に力を入れていない銀行だったので、

先方も戸惑っていたようだけど、

これで何とかなりそうだな…とホッとひと息。

 

税理士からも、

住宅ローンや教育資金に関しては問題はありません。

他にフリーローンや消費者金融からの借入がなければ

これから作るクリニックのビジョンやプランが明確なら

融資は問題なく実行されると思われます。

 

銀行さんは融資した資金がきちんと返済されるかを

最も心配している訳で、それは事業計画を見て判断します。

 

明らかにお金の使い方に問題がある方を除けば、

問われるのは事業計画です。

 

M先生は今までお金の使い方は特に問題ありませんので、

後は極端に設備資金が高いとか、運転資金を異様に必要としているなど、

銀行側が首を捻るような事がなければ大丈夫です。

融資された資金の使い道を、固く、明確に、適正に、

使いますよというプランが明確であれば問題ありません。

 

融資が下りるかどうかは開業準備の第1歩です。

 

その為にはクリニック開業のプロの人たちと、

きちんとした事業計画を作らねばなりませんね。

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本当に開業準備を進めていいんですか?

クリニックを開業する医師

 

大学医局に12年在籍して、

その後、派遣先の自治体病院にて

医長を務めているY先生。

 

40代に突入し開業するなら

そろそろ準備を進めていかないと…と

考えておられます。

 

ただすでに3年前に開業した

先輩ドクターに相談をしてみたところ、

まだ焦る年齢ではないし、

もう少し多様な経験を積んだ方が良いのでは?と

アドバイスを頂きました。

 

要はY先生は大学病院と自治体系の病院に長くいた為に、

アルバイトの経験もほとんどないし、

クリニックでの勤務経験も数えるくらいしかない。

 

先輩ドクターが言うのは、

民間病院でシビアな経営を目の当たりにした勤務の経験や

クリニックで制限のある中での診療経験を積んだ上で

開業準備を進めた方が良いとの事でした。

 

実際に昨年開業した知人の先生は、

思うように患者が集まらず、

スタッフも定着せず、

かなり悩んでいるような噂を耳にしています。

 

この先生も大学病院と自治体系の病院でしか

勤務した経験がありませんでしたので、

頷かされる部分はあります。

 

確かに自分は臨床医としての経験は積んできたけれども

開業医として必要な経験はあまり積んでいないのは事実。

 

元々医師を志したのは町医者として、

地域住民の方々のお役に立ちたいという思いがあったので、

開業する事自体に迷いはない。

 

ただ融資を受けて開業するのだから、

失敗は許されないし、したくない。

 

成功している開業医である

先輩ドクターからの貴重なアドバイスだし、

具体的な事例などもお話しを受けたのですが

どれも納得できるものばかりでした。

 

このまま経営的な観点やノウハウ、

クリニックでの診療を知らずして

開業して失敗するよりも、

開業医になる為の経験をしっかりつけて、

学びを得た上で開業した方が良いだろうと

Y先生自身も納得し、

一旦は民間病院やクリニックでの勤務経験を積み、

その上で開業の準備を進めていこう。

そう決断したY先生でした。

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