せっかく開業支援を依頼したのに破談…。

医師キャリア失敗

 

数年前からクリニック開業を目指してきたY先生。
ついに時は来た!と開業準備に取り掛かりました。

医師キャリア失敗

知人の伝手を頼ったり、
開業セミナーに参加してみたり、
出入りの業者から紹介してもらって
開業支援会社の中から数社をピックアップ。

最終的に決めたのは、
親会社が上場企業だから…という理由の某社。

ところがその後の半年間。
何も進まず怒り心頭のY先生は
その会社への依頼を白紙に戻したのでした。

まず開業物件については
不動産会社、内装工事業者などに丸投げ。

その開業支援会社は何もしません。
ただ業者と繋いだだけです。

そんな状況ですから提案される物件は
Y先生の希望とは全然合わず。

ヒドイ時にはここを見学しないなら
もう紹介できる所がないのでうちは降りる…なんて業者も。

その上、開業支援会社から紹介してもらった税理士事務所は
やたらと銀行融資金額を多めにしようとして
何と1億円を優に超える金額を提案してきます。

Y先生がそんなに借りる必要はないんじゃないか?と言っても
運転資金は厚く持っておいた方が良いの一点張りです。

致し方ないのでそれで事業計画を作成しましたが、
開院当初から患者が押し寄せて繁盛する設計になっています。

これ、この通りにならなかったら損益分岐を超えるのが
相当先になってしまいますよね…と言っても
だから運転資金を厚く持つんです…と。

何だかこの税理士さんは信用できない。
物件を紹介してくる人たちも一向に良い案件を提示しない。

ん、結局、元となる開業支援会社が悪いのか?
そう疑問に思ったY先生は
同期の開業医にあそこの会社はどう?と聞いてみると…。

ああ、えらく評判悪いらしいね。
担当者が開業支援の経験が全くないらしいじゃないか。
転職支援をしてた人を異動させただけみたいよ。
おまけに社長自身も開業の事は何ら知らないし、
トラブルやクレームも多いみたいだね…。

マ・マジ…。
だって親会社は上場企業だし、
医療業界では有名だし、
医師もボードメンバーに何人も入ってるんでしょ。
親会社と子会社は全然関係ないのか?

どっちにしても何ら進展がない状況だったので、
もうこのまま続けても埒が明かないと考えて
すべてを白紙に戻したY先生。

その後、前述の開業医の先生から紹介してもらった
別の開業支援会社と一緒に一気に開業準備は進んだそうです。

やはり表面上うまく言い繕っても
実績や経験がないところはダメなんだね~。
紹介された業者の質も全然違ったし、
何より担当者の実力が段違い。

最初から今のところにしておけば良かった…と
親会社が上場企業…に振り回されて大失敗。
あのまま続けてたら開院できたかわからないし、
開院できても失敗していたかもしれないなあ。

猛省するY先生でした。

<過去コラムもご覧下さい!>

開業意欲が萎えてきた…。

何度となく開業セミナーに足を運んだけど…。

開業準備…業者はみな談合しているのか?

 

スタッフへの悩み…経営コンサルタントに騙された!

クリニック経営コンサルタント

 

クリニックを開院して5年めのH先生。

今まで経営的には特に問題なく、
大成功とは言えないまでも
患者さんも徐々に増えてきて
少しずつ安定に向かいつつあったのだそうです。

クリニック経営コンサルタント

しかし5年目を迎えて若干問題が発生…。

開院当時から頑張ってくれていたあるスタッフが
何があったのかわからないのですが、
今までと違って仕事ぶりや、
周囲との関係性が急変してしまったのです。

この4年間は率先垂範して業務に取り組んでおり、
周囲のスタッフにとっても
良きリーダー役を務めてくれていました。

しかしここ最近はモチベーションの低下が顕著であり、
スタッフに対しても院長の人物面、診療面で
悪意のある発言を繰り返し
クリニック全体にとって
マイナスが大きくなってきてしまったのです。

院長自ら話しをしてみたり、
事務長役を務めている奥様も話してみたのですが、
今までとは違ってなぜか攻撃的な対応を取るのだそうです。
条件が不満だとか、
院長の診療が許せないだとか…。

いったい何があったのか?
これまでの貢献を無碍にもできないし、
早く今までのような姿勢に戻って欲しい。

そう院長と奥様は考えていたそうですが…。

こんな悩みを抱えていた院長ですが、
ある時に知人が企画、運営するパーティーに参加すると
そこに経営コンサルタントと名乗る初老の男性がいたそうです。

まるで好々爺のような佇まいに
何となく親近感を持ってしまったH先生。

つい現状クリニックが抱えている悩みについて
話してしまったのだそうです。

その時には私ならこうしますというアドバイスを
いくつか頂いたくらいだったそうですが、
その会合の別れ際に1度クリニックにお伺いしましょうか?と聞かれ
つい、是非お願いしますと言ってしまったそうです。

後日、その経営コンサルタントは
自社であればどういうサポートができるか?の資料を持ってきて
いかに自分達がクリニックの人事管理に長けているかを
訥々と説明したそうなのです。

しかも月額の費用はそれほど高くなく、
これならいいかもしれないなあと考えたH先生。

ちょっと前向きに考えようと思って
経営コンサルタントの方にはその旨を伝えたそうです。

すると翌日に契約書が送られてきて
署名捺印して返送したそうなのですが、
その際に必要な資料も合わせて送るようにとの事で
スタッフ達の履歴書や賃金台帳等
人事に関する資料も一式送ったそうで…。

するとその翌々日には請求書が送られてきました。

H先生が聞いていたのは
毎月〇万円で、
別途クリニックに足を運ぶ際には
別途出張費が〇万円掛かるとの話しでした。

しかし送られてきた請求書には、
手付金とコンサルティング費用として
なんと数百万円単位の金額が請求されていたそうです。

こんなの聞いていないと腹を立てたH先生。

慌てて経営コンサルタントの方に連絡をすると、
これは今週中にお支払い下さい。
そうでないと今回の話しはなかった事にします。
毎月の費用はコンサルティング契約であり、
今回のような大掛かりなスタッフの採用、教育、入れ替えが
発生する仕事は当然別途の費用が掛かります…と言うではありませんか?

怒り心頭のH先生。
しかしすでにスタッフの人事資料なども送ってしまっており、
なおかつ今回の話しはなかった事にすると言われてしまい
それは困ると焦ってしまったそうなんですね。

今週中の期限も焦燥感に拍車を掛けて、
つい振込をしてしまったのだそうです。

それから数日後…。
どう考えてもおかしいと思いながら
もしかしたら自分は騙されたのかもしれないと思ったH先生。

以前お世話になった開業コンサルタントの所に相談をしてみると、
H先生、それは限りなく詐欺に近いですよ。
本当にその方に依頼していいんですか?と言われて驚きました。

結果的にはその開業コンサルタントに弁護士を紹介してもらい
支払い済みの金額は取り戻す事ができたのですが、
その過程においてもてんやわんや…。

後から知ったのですが、
その初老の経営コンサルタントは業界でも評判の悪い方で
他にも裁判をいくつも抱えているとか…。

いい人に見えたんだけどね…と苦笑いしながら振り返るH先生。

旧知の開業コンサルタントには、
・事前に説明していないフィーを乗せる。
・期日を指定して早急に振り込ませる。
・役務の提供をする前に一括で振り込ませる。
これらは相当に危ないと思って下さいね。

まともな業者ならこんな事はしませんから…と言われ、
確かに…今回は本当に危なかったと反省しきりのH先生。

あのまま逃げられてもおかしくなかったし、
スタッフ達を全員敵に回しかねなかった。

途中で気づいて良かった…と
ホッと胸をなでおろすH先生でした。

<過去のコラムもご覧下さい!>

準備・計画なきままに開業を進めてしまって…。

開業時にコンサルタントフィーをケチった結末…。

開業準備…業者はみな談合しているのか?

 

 

は・話しが違うじゃんかよ…開業を支援してくれるって言ったのに…。

騙しのクリニック開業支援

 

随分前からいずれ自分の城を持ちたい。
自分のクリニックを開業したいと考えてきたX先生。

ついに時は熟したと考え、
開業準備を進める決意をしたのでした。

騙しのクリニック開業支援

今までクリニック開業に関わる書籍や
名経営者と呼ばれる経営本を
何冊も読み込んできました。

知識はそこそこ身に付けた自信があります。

さらに具体的な話しを聞こうと
開業セミナーにもいくつか参加しました。

その中で確信が持てたのは、
どういう人を右腕とするのか?
パートナーにするのかは相当に重要だという事です。

それからは開業セミナーに参加しても、
この人は自分のパートナーに相応しいか?という視点で
相手を見るようになったそうです。

また先輩開業医や同僚たちからも情報収集して、
評判の高い開業コンサルタントや業者がいれば
時間を作って話しを聞きに行っていたそうです。

その中で現れたのが、
とある企業の代表取締役社長。

知人のドクターから紹介してもらった
ある業者さんを通して繋がったそうです。

かなり羽振りが良さそうで、
着ているもの、身に付けているものを見ても、
相当の資産家である事がわかります。

ビジネスも不動産、金融をはじめとして
様々なサービス業も手掛けており、
いくつか介護事業所、高齢者住宅なども展開しているようです。

X先生はその社長の自信満々の話しぶりに圧倒されたそうですが、
繋いでくれた業者さんの手前、
こちらも強気で行かなきゃ…と考え、
今後自分はクリニックを開業する事、
他にはない差別化ポイントのあるクリニックである事、
すでにコンセプトを固めて準備をスタートさせている事などを
話したそうです。

するとその社長は気に入った!
X先生にその気があるなら
資金は自分が融通しよう!
一緒に今までにないクリニックを作ろう!という
思いも寄らない事をおっしゃるではありませんか…。

X先生はさ、
診療に専念すればいいさ。
資金は私が提供するし、
経営に関する面倒くさい事は
私のスタッフにやらせればいい。

そうすればX先生も借金を抱える事もないし、
最初から資金が豊富にあれば
やりたい事をやれるでしょう。

X先生にとっても悪い話しではないと思うけどな。

う、う~ん、た・確かに悪い話しではない。
でもなあ、初対面の人を丸ごと信用していいのか?
社長を繋いでくれたこの業者だって、
先々週に1度お会いしただけだし。

話しが上手すぎると言えば上手すぎるよな…。

悩ましい話しではあるものの、
リスクのない開業、
最も不安な経営的な部分をサポートして貰えるのは
そりゃ実に有難い…。

どうせやるなら一等地がいいよな。
やっぱりクリニックも人が集まる所じゃなきゃいけないだろうから、
新宿がいいか、銀座か、新橋か…。

やはり検査機器も充実した方が患者は来るよな。
内装もその辺のクリニックとは違って、
グッと豪華にして患者が集まるものにしたいよな。

それでも1億くらいあれば
充分に良いクリニックが作れるだろう。

X先生のコンセプトなど素通りして
勝手にどんどん話しが進んでしまいます。

うむむ…、どうすりゃいいんだ?この展開。

挙句の果てにはその日は立派な料亭で接待を受けて、
社長はX先生に何度も握手を求めてきます。

帰宅後、これでいいのか?と思いつつも
資金的な問題、経営の問題がクリアされるなら
こういう出会いは大切にした方がいいかも…と
考え始めたX先生。

し・しかし…。
話しはそこでストップしました。

次回は翌月にミーティングを行う事になっていたのですが、
社長のスタッフから延期の連絡が入ったのです。

そしてその後は連絡が来ませんでした。
風の噂で聞いたところによると、
その社長のビジネスは破綻したとか…。

売上も大きいけど
かなり大きな借金を抱えていて、
台所は火の車であって、
起死回生の一手として
クリニック経営に乗り出そうとしていたようです。

ところがそこまで持たず
全ては頓挫したようで…。

X先生としては、
あ・危ねえ…。

もし話しが進み始めてから
急に頓挫したらとんでもない事になってたぞ。
だいたい資金を提供するなんて
そんな甘い話しがある訳ないよな。

このまま進んだとしても、
開院後のどこかで何かあったに違いない。

いかんいかん…。
こういう話しに乗っかってはいけないんだ。
もっと地道にコツコツとやらんと。

話しが違うじゃねーかよ…という憤りはあるものので、
これで良かった…とも思うX先生でした。

 

<過去コラムもご覧下さい!>

業者に翻弄されてご自身の夢は叶えられず…。

あいつが成功したんだから自分も開業して成功したい!

ずっと開業準備をしています…。

 

開業準備…業者はみな談合しているのか?

クリニック開業準備業者談合

 

満を持して開業準備を進めるM先生。

開業セミナーで出会った
税理士さんにサポートしてもらっています。

誰に依頼して良いのかよくわからず、
医薬品卸業者とか、医療機器ディーラーとか、
開業コンサルタントよりは
国家資格を持つ税理士の方が信頼できると考えたそうです。

事業計画を作成し、
銀行からの融資を受ける所まではさすがでした。

しかし物件探しについては、
とある業者に丸投げで中々進みません。

紹介される物件のいずれもが医療モール案件であり、
ビルテナントを望んでいたM先生とはズレがあったそうです。

しかも物件を見学する際には
いつも同じ内装業者さんが同行して
あーだこーだとアドバイスをくれるのですが、
M先生は知人の内装業者に依頼しようと考えていたそうで、
なぜ自分が望んでいない人を同行させるのか?
疑問を持っていたそうです。

そうこう言いながらも、
サイト上で見つけた良さそうな物件が見つかったので
そこに決めようとすると
税理士と内装業者がなぜか猛反対します。

なぜ自分が気に入ったところではダメなのか?
理由を聞いても感情論の反対のようで
納得できる答えは出てきません。

購入を検討していた医療機器メーカーとも
直接のやり取りを進めていたM先生でしたが、
これにも税理士は大反対。

自分が紹介するディーラーを使って欲しいと…。

結局、物件もなかなか決まらず、
内装業者や医療機器ディーラーも
自分の選んだ業者を使う事にも反対されて、
ちょっとこの税理士さんとは一緒に組めないかも…と
考え始めるようになったのだそうです。

そんな時にたまたまお会いした開業医の先輩から話しを聞くと、
そりゃ談合だな。
みんなグルなんだよ。
M先生が受けた銀行からの融資を
みなで寄ってたかって吸い取ろうという訳さ…。
こんな話しを聞いてM先生はビックリ。

そ・そんな事あるのか?

M先生は先輩開業医の話しを
全て真に受けた訳ではありませんが、
それでも不安が増してきました。

心配だったら彼の話しを聞いてみたらどうだ?と
紹介を受けたのがある開業コンサルタント。

コンサルタントってのは怪しいよな。
でも先輩の好意だし、
会うだけ会ってみるか…と思い、
そのコンサルタントとお会いしてみたところ…。

驚きました。

まずクリニックの開業に携わる業者の構図から
丁寧に説明してくれました。

そして談合と言ってしまえば
そうとも受け取れる構図ではあるけれども、
そんな業者ばかりではない事。

M先生の現状もそう悲観するものではなく、
やり方次第でいくらでも対処法がある事。

なぜこのような構図になっているのか。
どうすればこの構図を上手く利用できるのか。

そういったアドバイスを受けて、
信頼ができない税理士に対して
このコンサルタントの言う通りに意見してみると
あれよあれよと話しはスムーズに進み始めました。

業界の裏の裏まで知っている人のアドバイスですから
税理士やその周囲にいる業者も
M先生の考え通りに動かざるを得なくなったようです。

なるほど。
談合だとか、グルだとか、
そういう風に受け止めてしまったら
もうこの人たちとは付き合えない!となってしまっただろうけど、
やりようによっては方法があるもんなんだな。

M先生はその後も開院まで
このコンサルタントさんにアドバイスを受けて
無事に新規開業を果たしたのだそうです。

いや~、正直彼と出会わなければ
開院までこぎつけられたのかわからないよ。

話しを聞いて、
彼を味方にしたい、右腕になって欲しいと依頼したら
意外と安価な金額で受けてくれて、
しかもそのアドバイスはいくら支払っても惜しくないくらいだった。

まあ考えてみれば
最初からすべて彼に任せていたら…という気持ちもあるけど
それでもこうして開院できたんだから良しとする。

やっぱり餅は餅屋だね~。
本物のプロと出会えて良かった。
そう胸をなでおろすM先生でした。

<過去コラムも合わせてご覧下さい!>

あいつが成功したんだから自分も開業して成功したい!

開業の資金調達時に銀行融資が……。

開業コンサルタント抜きの開業準備!?

 

 

こんなはずじゃなかった…。悪質な経営コンサルタント…。

クリニック院長経営コンサルティング

 

開業して6年目を迎えたE先生。

開院当初は集患にも苦労をしましたが、
様々な工夫をして困難を乗り越えてきました。

スタッフも協力的で一緒に作り上げてきた実感があり、
大変だったけど充実した日々を過ごし、
2年目くらいからは経営も安定してきて、
ここまで概ね順調と言えると思っていたそうです。

潮目が変わってしまったのは、
開院当初からずっと勤務してくれていた
看護師さんと受付事務の方が
ご家庭の都合で立て続けに退職してしまった事だそうです。

なぜかその後どうも流れが悪くなってしまい、
後任の採用には苦労するし、
患者は徐々に減少傾向だし、
院内の雰囲気も何だか悪くなっているようだし…。

E先生としても、
2人が辞める事によって
影響は小さくないとは思っていたようですが、
まさかここまでとは…。

さすがに傍観していてはいけないと
スタッフ達とも個別に面談をしてみたり、
業者から意見を聞いてみたり、
新しい宣伝広告を検討してみたりはしていたそうです。

しかし一向に好転する事がなく、
頭を痛めていた時でした。

とある会合に参加した際に
たまたま出会った診療所専門の経営コンサルタントさん。

最初は警戒していたそうですが、
人が好さそうで柔和な表情が印象的だったそうで、
つい経営上にいろいろ悩みを抱えていて、
スタッフの事、集患の事など
悩みを漏らしてしまったそうです。

その日はそれまでだったのですが、
翌日アポイントの連絡が来て、
その後に来院して頂いて
詳しく話しを聞いて貰ったそうです。

親身になって話しを聞いてくれたようで、
もしE先生がご希望とあれば
経営コンサルティングとしてこのようなサポートが可能だと
A案、B案の提案を貰い、
打合せを終えたようです。

いずれも料金は来院してコンサルティングすると
その都度2万円しか掛からないとの事だったので、
E先生としては前向きに考えようと思っていたのですが…。

3日後、その経営コンサルタントの方に
再び昼休みに来院して頂き、
依頼をしたいと考えている旨を伝えると、
正式な書面になりますと出された契約書…。

何と毎回の訪問時のフィー以外に
別途200万円もの金額が記載されており、
しかも契約締結から1週間以内に振り込む事とまであり、
E先生は大いに戸惑います。

こ・こんな説明は受けていませんが…と言うと、
相手はこれでもE先生だからこその割引価格なんです。
1週間以内に振り込んで頂かないと
この割引は適用外になってしまいますよ…との事。

これはおかしい。
話しが全く違うではないかと述べても、
2度も来院してご説明しているのに
そんな言われ方は心外だ、
さあ早く契約を締結してご入金を…と迫ってきます。

怒り心頭のE先生。
当然、この話しはお断りしますと伝えたのですが、
先方は何だかんだと契約を強要してきて、
長時間居座ります。

警察を呼びますよとまで言いましたが、
全然平気で居座ります。

午後の診療時間が始まるので
何とか退散してもらいましたが、
その日以降も度々契約を求めるメールや電話が入るそうです。

E先生は知人の弁護士に相談し、
連絡をしないようにしてもらったそうですが、
危うくとんでもない経営コンサルタントに騙される所でした。

説明不足、前金、契約の強要をするなどのコンサルタントは
ハッキリ言って相当に悪質です。

まともな経営コンサルタントなら
もっと誠実な対応をします。

どうか騙されないで頂きたいものです…。

<過去のコラムもご覧下さい!>

開業コンサルタント抜きの開業準備!?

開院時におけるまさかの予算オーバー!?

マーケティングはホームページだけではない!

 

 

え!私は騙されていたんですか?

クリニック開業失敗

 

開業準備を進めるN先生。

数年計画で準備をしてきただけあって、
順調に進んでいたんです。

しかし問題は起こってしまいました。
発生したのは内装工事、そして医療機器です。

そもそもN先生は慎重派。
今回の開業準備も2~3年計画でありました。

出入りの医薬品卸業者の担当者から紹介してもらった
同社の開業支援部隊の方と一緒に取り組んできたのですが、
ずっと構想を練ってきた担当者が異動。

一応後任の方が付いてはくれたものの
前の担当者とは大変に良い関係が築けたものの
今の担当者の方には全幅の信頼が置けないのだそうです。

そうは言っても開業物件が決まり、
銀行からの融資も実行されましたので、
とにかく開院に向けて準備を進めるしかありません。

前述の後任の担当者から紹介してもらった
内装工事業者と医療機器ディーラーと打合せをして
見積書をもらったのだですが、
N先生は一目見て高い!?と思ったそうなんです。

しかし担当者はこれが相場です。
これで依頼しましょうと言うではありませんか…。

そうなのかな?
自分の感覚がズレているのかな?

そうは思ったそうですが、
内装と医療機器を合わせると
4000万円を超える買い物ですから
慎重にならざるを得ません。

そこでちょうど1年くらい前に開院した
先輩ドクターに相談してみました。

すると…
気持ちはわかるよ~。
自分も見積りの価格が高いのか、相場通りなのか、
全然わからなかったもんな…。
たまたま自分はお願いした開業コンサルタントが
業界に精通していて
これは高いので交渉しますとか、
これは妥当な金額ですが最後の調整だけしてみますとか、
グイグイ引っ張ってくれたので
安心してお任せしてたんだよ。

開院してからわかった事だけど、
確かに彼の相場観は合っていて、
結果的に自分は高値掴みのような自体には
陥らずに済んだんだよね。

こうおっしゃいました…。
なるほど、そんな人とタッグを組めた先輩が羨ましい…。

そう伝えるとN先生が必要であれば
その方を紹介するよ…と言って下さり、
早速N先生はその方とお会いしてみました。

すでに卸さんが開業支援をされてるなら
私が前面に出るのは避けた方が良いと思われますが、
N先生が私を必要として下さるなら
陰ながらバックアップはさせて頂きますと言ってくれ、
格安のコンサルフィーで依頼する事になったのです。

今回の内装工事や医療機器についても、
卸の担当者にはこう言って下さい、
それぞれの業者さんにはこう伝えて下さいと
アドバイスをしてくれ、
当初の見積りから3割程度価格は抑える事ができました。

あのままだったら自分は足元を見られていて、
鴨が葱を背負って来るような感じだったんだな。

とは言え自分で交渉する時間も、知識もないし、
良い方と出会えた。

正直、すべてをこの方に任せた方が良かったくらいだけど、
こうして後方支援してくれるだけでも有難い。

何とか事業計画通りに開業準備が進み、
その後も諸々のアドバイスをもらいながら
開院に辿り着いたN先生でした。

 

<過去のコラムもご覧下さい!>

誰に相談すべきか?

資金はどの程度準備すれば良いのか?

開業時にコンサルタントフィーをケチった結末…。

 

 

うちのホームページって違法なの?

クリニックホームページ

 

クリニックを開業して1年…。

まだまだ満足はできませんが
徐々に患者さんも増えてきて、
何とか順調に経営してきたT先生。

先日、何度か通院してくれている
良い関係を作れている患者さんから言われたそうです。

T先生、こないだ久しぶりにホームページ見たんですけど
あれ、マズくないですか?と指摘されました。

絶対安心とか、私にお任せ下さいとか、
患者さんの感想とか、
そういう表現の仕方はいけないんじゃないですか?と…。

その患者さんとは人間関係ができていたので、
むしろ有難くアドバイスを頂いたのですが、
これはひとつ間違えたら
医療機関ネットパトロールに通報されてもおかしくありません。

診療とクリニックの運営に忙しくしていたT先生は、
医療機関のホームページなどが規制される事は
ニュースなどで確認していたものの、
うちは自費診療もないし、大丈夫だろうと
高を括っていたのでした。

いや~、よく知っている患者さんで良かった。
これはすぐに対処しなければ…と
開院時にホームページを作成してくれた業者に連絡を取ったのでした。

ところが…。
当時の担当者は退職したとの事。

特に後任は設けておらず、
社として対応しますと言います。

具体的にこの点とこの点を修正して下さいと伝えると
それをメールで送って下さいと…。

今、電話で伝えたろうが…と思いつつ、
しょうがないのでメールをしたT先生。

ところが翌日になっても、
2日経っても、1週間経っても修正されません。

さすがに堪忍袋の緒が切れたT先生は
再度この会社に連絡したのですが、
順次対応してますのでもう少しお待ち下さいと
素っ気ない対応…。

依頼してから10日後…。
ようやく修正はしてくれたものの
自分の指示した内容とは若干異なっており、
再度依頼…。

それから1週間後。
ようやく修正は完了しました。

指摘してくれた患者さんが来院した時には
お礼を申し上げて、
修正が完了した事を報告できたので良かったですが、
まさかこんなに時間が掛かるとは…。

開院前の時は、
担当者がWEBには詳しいけど
医療の事をわかっておらずに苦労したんだよな…。

これから益々医療機関のホームページは
規制が厳しくなっていきそうだし、
もう少し医療に詳しい業者に変えた方が良さそうだな…。

今回は仲の良い患者さんが気づいてくれて良かったけど、
次も同じようにいくとは限らないもんな…。

サイトのリニューアルも含めて、
数社から見積りを取っているそうです…。

せっかくの新規開業なのに…院長室が狭すぎる…。

クリニック開業内装工事

 

念願かなってついに開業準備をスタートしたI先生。

信頼できる開業コンサルタントをパートナーとして、
希望の開業場所に良い物件も見つかりました。

税理士と共に事業計画を練り、
無事に銀行からの融資も決まりました。

開業コンサルタントが各業者さんを紹介してくれ、
順調に準備は進んでいます。

内装工事の打合せの際に、
I先生はスタッフルームを広くしたいという
希望を出したそうです。

一緒に働いてくれるスタッフには
気持ち良く仕事をして欲しいし、
休憩時間にゆったりして欲しいんですよ…との事。

この考え自体は素晴らしいと
コンサルタントも内装業者も賛成なのですが、
問題は限られたスペースの中で
どこかのスペースを広くすれば
どこかのスペースを狭くせざるを得ません。

ごく真っ当な思考回路をお持ちのI先生ですから…

患者さんにも待ち時間は落ち着いて欲しいから
やっぱり待合室は削れないよな…。

狭い診察室じゃ私自身も、スタッフも、患者さんも
診察しにくいから削れないし…。

処置室が狭いと患者さんも息苦しいし、
何より処置しにくいんじゃ話しにならない…。
レントゲン室はいかんともしがたいし…。

廊下が狭いと移動しにくいし…。

トイレは車椅子の方も使えるようにしたいし…。

いやはや他に削れるスペースはなく、
困り果てたI先生。

やはり院長室を狭くするしかありませんね。
という結論に至りました。

しかし…。
内装業者さんからは、
「I先生のお気持ちはわかるのですが、
そもそも院長室は必要最低限で設計してありますので、
これ以上狭くするとかなり圧迫感が出てきてしまいますよ…」と。

コンサルタントからも、
「開院して忙しくなると
院長がホッとひと息つけるエリアって重要です。
あまり院長室が狭いと
リフレッシュできる空間がなくなってしまいますよ」と。

I先生も、そりゃそうだよね…と思いつつ、
でも他に削れる場所がないんだよね…。

スタッフルームの拡大を諦めるか…
院長室を狭くするか…。

人の良いI先生、スタッフ思いのI先生。
院長室は狭くて構いません。
スタッフルームを広げて下さい…という結論を下しました。

コンサルタントも、内装業者も、
I先生が悩みに悩んで決めた事ですから、
尊重せざるを得ません。

設計をし直して、
I先生の確認を取り、
内装工事を着工しました。

それから約2カ月後…。
内装は完成しました。

受付周り、待合室、診察室、処置室…
う~ん、いい感じだ。

スタッフルームもゆったり広めて
これならみんなリラックスできるだろうと満足。

が、院長室…。
や・やはり狭い…。
小さな机と椅子を置いたら
それだけでいっぱいいっぱいだ…。

しかしこれは自分が決めた事なんだから
致し方ない…。

無事に内装工事の引き渡しは完了です。

多少のドタバタはありながらも
その後も開業準備は順調に進み、
ついに開院日を迎える事ができました。

初日から20名以上の患者さんにご来院いただき、
立ち上がりは順調です。

それから半年後…。
順調な開院でI先生はホッとされています。

コンサルタントも的確なサポートをしてくれて、
無事にここまで来れた事を感謝しています。

唯一の心残りは院長室…。
やっぱり狭くて圧迫感があって、
その点だけは後悔…。

まあ小さな事だし、
自分が我慢すればいいだけだしね。

こうして無事に開業できて、
患者さんにも来て頂いて、
スタッフも笑顔で働いてくれている。

何の文句もないよ。
ちょっと狭いけどね…と苦笑いのI先生でした。

 

<過去のコラムもご覧下さい!>

本当に開業準備を進めていいんですか?

どういう開業コンサルタントを選ぶべきか?

え!内装工事ってそんなに高いんだ!

 

しつこく案内してきた開業物件の裏側…。

クリニック開業物件

 

開業準備を進めるK先生。

ようやく開業物件が決まり、
本来であれば意気揚々とする所なのですが…。

駅から徒歩3分くらいの所にあるこの物件。
1Fに調剤薬局が入居していて、
建築してから1年程度しか経っておらずまだ新しい。

K先生としても
悪くはないな…というのが第一印象だったのですが、
もっと良い所もあるだろうと思っていたのも事実です。

しかし一緒に内見した開業コンサルタントが
なぜかこの物件を猛プッシュ。

そんなにか?と疑問に感じながらも
プロがここまで言うなら何か理由があるんだろうと思い、
話しに聞き入るK先生。

街の再開発が云々…
駅の乗降客数が云々…
住民層の特徴的に云々…。

K先生にとってはピンと来るものではなかったものの
確かに話し的には
集患にもプラスになるかもしれないとは
思ったそうなんですね。

それでも物件には妥協したくなかったK先生は、
この担当者に
ここも候補のひとつにはするけど
他も見てみたいし、探して欲しいと伝えたそうです。

しかしその後、新たな物件の案内は少なく、
あっても希望とは全く異なるものばかりで…。

業を煮やしたK先生は、
担当者に他に良さそうな物件はないですかね?と聞くと、
いや~、あの物件以上のものとなると
なかなかないんですよね~という回答…。

そうなのか~。
もともと彼はあの物件がイチ押しだし、
自分自身そろそろ物件を決めたいとも思っている…。

ここらが潮時かなと考え、
K先生はこの物件の申し込みをしたのだそうで…。

その後、内装工事業者と打合せをしてみると…。
設計士曰く、
どうもこの物件はクリニックに適していない部分があるそうで…。

天井の高さが足りない。
電気容量が足りない。
給排水が足りない。
床の荷重に不安がある。
看板の設置できる箇所が少ない。

諸々問題が出てきました。
追加工事が発生してしまうようです。

担当の開業コンサルタントに聞くと、
どこもこんなもんですよ、
できない訳ではないのですから
ここで頑張りましょう…と全然気にしていない。

結局見積り金額は当初の計画よりも
かなりオーバーする事になってしまいました。

後でわかった事ですが、
このビルは1Fの調剤薬局が
初めて建てたメディカルビルなのだそうです。

何せ初めての事ですから、
建築業者も1番安い所に決めたらしく
クリニックが入居する事は考慮されておらず、
立地も視認性を考えると良くもなく悪くもなく…と
薬局の人もそう述べているとか…。

そして最も腹立たしかったのは、
担当の開業コンサルタントがここを猛プッシュしたのは、
調剤薬局から多額の紹介料が支払われるからだったそうで…。

それを問い詰めると、
こちらもビジネスですから…と
少しも悪びれもしなかったのだそうです。

その態度にはK先生も
心底腹を立てたそうですが、
すでに物件申し込みを済ませてあり、
内装工事もスタートしている段階では
いかんともしようがありません。

せめてもの救いだったのは、
調剤薬局さんが協力的で
共に成功しましょうという姿勢でいてくれる事、
そして開院するとそこそこの患者さんが来院してくれた事。

正直、今でもこれで良かったのかと疑問に思うけれども、
やはり物件選びは妥協してはいけないですね…、
そして何よりも開業コンサルタント選びは
もっともっと慎重にならねばなりませんね…。
そう反省するK先生でした。

<過去コラムもご覧下さい!>

開業コンサルタント抜きの開業準備!?

開院までにどれくらいの期間が必要なのか?

ずっと開業準備をしています…。

 

 

まさか1日で辞めるとは…。

クリニックスタッフ採用

 

約1年を掛けて
開業準備を進めてきた内科医のA先生。

多少の紆余曲折はあったものの
内装工事も無事に終わり、
医療機器や什器も搬入されて
クリニックの形が整ってきました。

開業コンサルタントからも
ハード面に関してはほぼ終了です。
ここからはソフト面、
つまりスタッフ採用と集患対策に動きますと言われ、
開院が近くなっている感もあり、
A先生も身が引き締まる思いです。

いくつかの求人媒体を利用して
募集を掛けてみますと
受付・医療事務に関しては経験豊富で良さそうな方が
何名か応募してくれてひと安心できたのですが、
問題はナースです。

看護師の採用は厳しいと聞いておりましたので
ある程度の覚悟はしていましたが
何と未だに応募はゼロであり
A先生も非常に悩ましく思ってました。

さすがに開院時にナース0名でのスタートは避けたかったので
他の求人媒体なども利用して
何とか採用したく動いておったのですが…。

それから2週間後、
ようやくベテランのナースさんから応募がありました。
すぐさま面接をしてみると
なかなか良さそうな人です。

他に応募もなさそうなので
A先生は即日で内定を出し、
条件も若干ですが良くしてあげたのです。

ベテランナースさんも喜び、
さあいざ勤務初日、
この日は開院前の準備や模擬診療をする事になっています。

院長のA先生をはじめとして、
ナース、受付・事務と勢揃いして
諸々の準備をしました。

そしてその日の夕刻、
そのナースさんから退職の申し出がありました。

A先生も青天の霹靂です。
え!まさか勤務初日、たったの1日で辞めるの?

もう開院まで数日ですし、
さすがに今から採用し直すなんて無理です…。

さすがにA先生も困り果て、
せめて次の人が見つかるまで続けて欲しいと
引き留めをしたのですが、
このナースさんも頑なで辞めたいの一点張り…。

いかんともしがたく、
A先生は開院をナースなしで迎える事になってしまいました。

こんな事になるなら
もっと早めに募集を掛けておけば良かった…と
反省しきりのA先生でした。

 

<過去の失敗事例もご覧下さい。>

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マーケティングはホームページだけではない!