スタッフへの悩み…経営コンサルタントに騙された!

クリニック経営コンサルタント

 

クリニックを開院して5年めのH先生。

今まで経営的には特に問題なく、
大成功とは言えないまでも
患者さんも徐々に増えてきて
少しずつ安定に向かいつつあったのだそうです。

クリニック経営コンサルタント

しかし5年目を迎えて若干問題が発生…。

開院当時から頑張ってくれていたあるスタッフが
何があったのかわからないのですが、
今までと違って仕事ぶりや、
周囲との関係性が急変してしまったのです。

この4年間は率先垂範して業務に取り組んでおり、
周囲のスタッフにとっても
良きリーダー役を務めてくれていました。

しかしここ最近はモチベーションの低下が顕著であり、
スタッフに対しても院長の人物面、診療面で
悪意のある発言を繰り返し
クリニック全体にとって
マイナスが大きくなってきてしまったのです。

院長自ら話しをしてみたり、
事務長役を務めている奥様も話してみたのですが、
今までとは違ってなぜか攻撃的な対応を取るのだそうです。
条件が不満だとか、
院長の診療が許せないだとか…。

いったい何があったのか?
これまでの貢献を無碍にもできないし、
早く今までのような姿勢に戻って欲しい。

そう院長と奥様は考えていたそうですが…。

こんな悩みを抱えていた院長ですが、
ある時に知人が企画、運営するパーティーに参加すると
そこに経営コンサルタントと名乗る初老の男性がいたそうです。

まるで好々爺のような佇まいに
何となく親近感を持ってしまったH先生。

つい現状クリニックが抱えている悩みについて
話してしまったのだそうです。

その時には私ならこうしますというアドバイスを
いくつか頂いたくらいだったそうですが、
その会合の別れ際に1度クリニックにお伺いしましょうか?と聞かれ
つい、是非お願いしますと言ってしまったそうです。

後日、その経営コンサルタントは
自社であればどういうサポートができるか?の資料を持ってきて
いかに自分達がクリニックの人事管理に長けているかを
訥々と説明したそうなのです。

しかも月額の費用はそれほど高くなく、
これならいいかもしれないなあと考えたH先生。

ちょっと前向きに考えようと思って
経営コンサルタントの方にはその旨を伝えたそうです。

すると翌日に契約書が送られてきて
署名捺印して返送したそうなのですが、
その際に必要な資料も合わせて送るようにとの事で
スタッフ達の履歴書や賃金台帳等
人事に関する資料も一式送ったそうで…。

するとその翌々日には請求書が送られてきました。

H先生が聞いていたのは
毎月〇万円で、
別途クリニックに足を運ぶ際には
別途出張費が〇万円掛かるとの話しでした。

しかし送られてきた請求書には、
手付金とコンサルティング費用として
なんと数百万円単位の金額が請求されていたそうです。

こんなの聞いていないと腹を立てたH先生。

慌てて経営コンサルタントの方に連絡をすると、
これは今週中にお支払い下さい。
そうでないと今回の話しはなかった事にします。
毎月の費用はコンサルティング契約であり、
今回のような大掛かりなスタッフの採用、教育、入れ替えが
発生する仕事は当然別途の費用が掛かります…と言うではありませんか?

怒り心頭のH先生。
しかしすでにスタッフの人事資料なども送ってしまっており、
なおかつ今回の話しはなかった事にすると言われてしまい
それは困ると焦ってしまったそうなんですね。

今週中の期限も焦燥感に拍車を掛けて、
つい振込をしてしまったのだそうです。

それから数日後…。
どう考えてもおかしいと思いながら
もしかしたら自分は騙されたのかもしれないと思ったH先生。

以前お世話になった開業コンサルタントの所に相談をしてみると、
H先生、それは限りなく詐欺に近いですよ。
本当にその方に依頼していいんですか?と言われて驚きました。

結果的にはその開業コンサルタントに弁護士を紹介してもらい
支払い済みの金額は取り戻す事ができたのですが、
その過程においてもてんやわんや…。

後から知ったのですが、
その初老の経営コンサルタントは業界でも評判の悪い方で
他にも裁判をいくつも抱えているとか…。

いい人に見えたんだけどね…と苦笑いしながら振り返るH先生。

旧知の開業コンサルタントには、
・事前に説明していないフィーを乗せる。
・期日を指定して早急に振り込ませる。
・役務の提供をする前に一括で振り込ませる。
これらは相当に危ないと思って下さいね。

まともな業者ならこんな事はしませんから…と言われ、
確かに…今回は本当に危なかったと反省しきりのH先生。

あのまま逃げられてもおかしくなかったし、
スタッフ達を全員敵に回しかねなかった。

途中で気づいて良かった…と
ホッと胸をなでおろすH先生でした。

<過去のコラムもご覧下さい!>

準備・計画なきままに開業を進めてしまって…。

開業時にコンサルタントフィーをケチった結末…。

開業準備…業者はみな談合しているのか?

 

 

エージェントが破談にした!?

医師転職失敗事例

 

もうすぐ40歳になる事もあり、
医師としてのキャリアアップを志すI先生。

医師転職失敗事例

まずは情報収集からと考えて、
以前からの知人であるエージェントに声を掛けてみました。

社長が知人であったのですが、
多忙との事で部下の方と面談する事になったそうです。
(もうこの時点でどうか?と思ったようですが…)

I先生としては、
現状の転職マーケットについてや
自分のキャリアでどんな選択肢があるのか?について
幅広く聞きたかったそうですが、
担当者はI先生の希望条件を聞くなり
おもむろにいくつかの求人を見せてきたそうです。

しかも、このようなペーパーではわからない点も多いでしょうから、
1度見学に行ってみるといいですよ…との事。

そんなもんかな…。
そう思いながらもI先生は
見せられた求人の中から
しいて言うならこれかな…という所を知らせると
見学に行ける日はありますか?と
一気に日程調整まで進めてきます。

翌日には〇日に見学が決まりましたと連絡が来ました。

おいおい、こんなスピーディーなの?
自分はじっくりと考えたいんだけどなと思いつつも
まあ見学だけならいいか…と。

見学日当日、今度は担当者ではなく、
元々の知人であった社長が付き添ってくれました。

それは有難かったのですが、
院長や事務長とも初対面のようで
どうも関係性ができていないのが気になります。

面接中もひと言も発する事なく、
自分が答えにくい質問にも
黙って隣で座っているだけです。

院内の見学ではあろうことか、
I先生よりも医療機器に興味を示し、
ほったらかしにして事務長と話し込んだり…。

何なんだよ、こいつ…と思っていたのですが、
挙句の果てには帰り道に、
「I先生、もうここで決めましょ!
この病院さんすっごくいいですよ!」とまで
行ってきます。

正直I先生は、まあ普通の病院だなとの印象だったので
他にないならしょうがないけど、
いきなりここに決めるなんて気は毛頭なく…。

翌日からは社長のここに決めて!連絡が
しつこいほどに入ってきたそうです。

でもその気のないI先生はノラリクラリ…。

他に良い所はないかなあ?と言うものの
社長は絶対にここがいい!と。

元々の知り合いだけに、
あまり無下にできないところもあり、
しかもそこまで言うのだから
自分が気づいていないメリットもあるのかなと
段々とI先生も仕方がないな…という気になり始めて…。

具体的な条件とかはどうなんですか?と
社長に尋ねると、
お任せ下さい!しっかり交渉します!との事。

それなりの高条件が出たら
しょうがないか…と半ば根負けしたI先生。

しかし数日後に社長から連絡が入ると…
「I先生、あそこはやっぱり止めましょう。
 交渉すればするほどダメな点が見えてきました」。

はあ?
その気のない自分を口説いたくせに、
今後はやっぱり止めましょう?ってか。

納得できないI先生は、
その病院の事務長に電話をしてみました。

すると…
「私どもとしてはI先生にはお越しになって頂きたいのですが、
 仲介の紹介会社があまりにも高額な年俸を求めてくるので
 残念ながら見送るしかなくて…」

自分はそんな高額な給与は求めておらず、
できたら今よりもちょっとでも上がれば…と考えておったのですが、
「さすがに当院では〇〇円はお支払いできません」
え!自分の求めている水準よりも全然高いではないか?

それを事務長に伝えると
「紹介会社は先生の初年度年収の〇%が報酬ですから
 高ければ高いほどに儲かりますからね」

はあ?だからって自分の希望より
全然高い水準で交渉をして破談にするって
いったい全体どういう事なんだ?

腹立たしく思ったI先生は、
その社長と共通の知り合いである仲間の先生に聞いてみると…

「ああ、あの社長はがめついからね。
 犠牲になった医者はかなり多いみたいよ。
 あそこはイベントで利用するだけ。
 転職で使うのは止めた方がいいよ。」との事。

マ・マジか…。
何かおかしいなあと思ったんだよ。

まあでもそうなら他の会社に声掛けよう。
むしろ決まんなくて良かったかも。

そう思い直すI先生でした。

 

<過去コラムもご覧下さい!>

年収アップを実現して医師としての魂を売る!?

他社には声を掛けないで下さい!という脅し…。

こ・こんな若造に何がわかるんだ!?

 

 

転職サイトに登録するのはコワイ!という医師…。

医師転職サイト

 

40代前半のN先生。
大学医局を離れてから8年が経ちますが、
ずっと同じ市中病院に在籍していました。

医師転職サイト

居心地が良くて長くいたものの、
さすがに最近は慣れというか、惰性というか、
ちょっと緩くなっている自分に気づいて、
ここらで一念発起、キャリアアップを考え始めました。

しかし今の病院は大学の先輩に誘われて入職したので
いわゆる転職活動をした事はありません。

若い医師に聞くと、
最近は紹介会社、エージェントを
みんな利用してますよと言うので
そうか…と思い、
WEB上でどこがいいか探し始めたのだそうです。

N先生としては、
転職活動自体が未経験だった為に
やっぱり手厚いサポートを受けた方がいいのだろうなと考えて
大手と思われる医師の紹介会社に問合せをしたのだそうです。

するとすぐに電話が掛かってきて、
N先生のご希望にピッタリの求人がいくつもあります。
何件かご案内したいので
早急にお会いしましょうとの事でした。

急な展開に慌てたN先生。
でも近くまで来てくれるとの事でしたので
翌日の診療後にアポイントを取りました。

担当者とお会いしてみると、
自分より全然若い方で
この人で大丈夫かなあというのが第一印象だったそうです。

案の定、おざなりにN先生の希望を伺って、
その後は持参した求人票を見せながら
ここはいい!あそこはいい!と
とにかく求人の説明を中心に
早くどこかを受けさせようとするのだそうです。

転職活動に挑むに当たって、
もっといろんな相談をしたかったN先生ですから
そんな急にどこかを受けろと言われても
戸惑うばかり…。

取り急ぎその日は検討するという事で
頂いた求人を持ち帰ったのですが、
帰宅してからじっくり見てみても
正直どれがいいのかわかりません。。。

翌日も担当者から電話が掛かってきて、
どれにしますか?と問われるも
いや、正直この中には受けたい所はありませんと
素直に答えたそうです。

するとすぐに他をご案内しますと
翌日から毎日のようにメールで求人が送られてきて
相変わらずどれもピントがズレていたようです。

診療中だというのに
全然気にする事なく電話を掛けてくるし、
さすがにN先生も選ぶ会社を間違ったかもしれないと
電話も出ず、メールも確認しなくなったそうです。

致し方ないので他の会社も当たってみたのですが、
他もほとんど同じ状況で
とにかくしつこい、そして求人案内ばかり…。

頻繁に電話が来るし、
メールは毎日のように来るし、
N先生は段々と怖くなってきて
登録した事すら後悔しつつあり、
ちょっとノイローゼ気味にもなったのだそうです。

にっちもさっちも行かなくなったN先生は、
前述の若いドクターに聞いてみると
そういう事なら良いエージェントがいますよ、
自分も相談に乗ってもらってますけど
無理に転職させようとしないし、情報通だし、
ご紹介しますよとの事で
そのエージェントとお会いしてみる事に…。

ぜ・全然違う…。レベルが違う…。

N先生は結果的にこのエージェントと共に
転職活動を進めていき、
満足できる医療機関を見つけたそうです。

それからはその後輩ドクターに感謝の日々だそうで…。

あのまま転職してたら
きっと自分は転職に失敗していただろう。
流されなくて良かった。

やはり実力と経験、知識のある人と
タッグを組まなきゃいけないね~と
今は心から笑えるN先生でした。

<過去コラムもご覧下さい!>

自分自身の将来ビジョンは?

信用が置けるエージェントと置けないエージェントの使い分け!?

ダミー求人に騙された!

 

 

クリニックの譲渡を約束していたのに…。

雇われ院長クリニック譲渡

 

ある医療法人の分院にて
院長を務めてきたH先生。

なんと丸10年にもなります。

雇われ院長クリニック譲渡

最初の1年くらいは
実はかなりご苦労をなさったそうですけど、
誠実な人柄と丁寧な診療を実践してきたH先生は
地域住民から支持されて
それ以降は順調に来院患者を増やし
安定的な経営をされてきたそうです。

そもそもこの医療法人には
同僚のドクターからの紹介で入職したのですが、
最も魅力的だったのは
「10年後には希望すればクリニックを譲渡する」
という事だったのだそうです。

ちょうどH先生はその頃、
クリニック開業もいいかな?と考えており
ただ資金的な余裕がないので躊躇していたそうなんです。

譲渡してもらえるならこれ幸いだ…と思い、
理事長とも気が合いそうなので
分院の雇われ院長というポジションを受けたようです。

H先生としては、
頑張った結果としてクリニックを譲渡して貰えるなら
それはやりがいにもなるし、
自分にとってリスクがないので
挑戦してみる価値があると考えたそうです。

と・ところが…。

H先生としてはこの10年間、
法人に対して貢献した自負はありますし、
経済的な利益も与えた自信があります。

よって丸10年が経過した時点で、
理事長に対しクリニックの譲渡を申し出たそうです。

理事長は、そうか、じゃあ1億円で譲渡しようと
驚きの発言をされたんだそうです。

え!お金が掛かるなんて聞いてないし、
10年やれば譲渡するって言ってたじゃないか。

憤りを持ったH先生ですが、
理事長がそういうならどうする事もできません。

知人の医師に相談してみても
よくあるパターンだよね…としか言わず
アドバイスらしきものは出てきません。

契約書は締結しているものの
クリニックの譲渡について明言している箇所はなく、
法的手段に訴える事もできなさそうです。

H先生は何度か理事長と話し合いをしてみたものの
今までの貢献は認めるけれども
法人として無償でクリニックを譲渡するとは言っておらず
繁盛クリニックを譲渡できるのだから
それなりの金額を支払うのは普通ではないか?と…。

まあそうかもしれないけど
その価格が1億円となると
そんじょそこかの事じゃ支払えないでしょう。
多少なりとも減額を…と伝えても埒が明かないそうです。

1度譲渡を切り出してしまったので
そのまま法人に残るという選択肢も取りずらくなってしまい
結局は退職する事になってしまったH先生。

今までの苦労や努力が水の泡になってしまい、
いったい自分の10年間は何だったんだ…と途方にくれながら
この後をどうすればいいのか?

どう考えたって大失敗だったよな…と
猛省しながらも諦めきれないH先生でした。

<過去のコラムもご覧下さい。>

医療法人の経営者が激変した…。

安易に雇われ院長の誘いに乗って大失敗!

院長にあこがれて…。雇われ院長大失敗!