うちのホームページって違法なの?

クリニックホームページ

 

クリニックを開業して1年…。

まだまだ満足はできませんが
徐々に患者さんも増えてきて、
何とか順調に経営してきたT先生。

先日、何度か通院してくれている
良い関係を作れている患者さんから言われたそうです。

T先生、こないだ久しぶりにホームページ見たんですけど
あれ、マズくないですか?と指摘されました。

絶対安心とか、私にお任せ下さいとか、
患者さんの感想とか、
そういう表現の仕方はいけないんじゃないですか?と…。

その患者さんとは人間関係ができていたので、
むしろ有難くアドバイスを頂いたのですが、
これはひとつ間違えたら
医療機関ネットパトロールに通報されてもおかしくありません。

診療とクリニックの運営に忙しくしていたT先生は、
医療機関のホームページなどが規制される事は
ニュースなどで確認していたものの、
うちは自費診療もないし、大丈夫だろうと
高を括っていたのでした。

いや~、よく知っている患者さんで良かった。
これはすぐに対処しなければ…と
開院時にホームページを作成してくれた業者に連絡を取ったのでした。

ところが…。
当時の担当者は退職したとの事。

特に後任は設けておらず、
社として対応しますと言います。

具体的にこの点とこの点を修正して下さいと伝えると
それをメールで送って下さいと…。

今、電話で伝えたろうが…と思いつつ、
しょうがないのでメールをしたT先生。

ところが翌日になっても、
2日経っても、1週間経っても修正されません。

さすがに堪忍袋の緒が切れたT先生は
再度この会社に連絡したのですが、
順次対応してますのでもう少しお待ち下さいと
素っ気ない対応…。

依頼してから10日後…。
ようやく修正はしてくれたものの
自分の指示した内容とは若干異なっており、
再度依頼…。

それから1週間後。
ようやく修正は完了しました。

指摘してくれた患者さんが来院した時には
お礼を申し上げて、
修正が完了した事を報告できたので良かったですが、
まさかこんなに時間が掛かるとは…。

開院前の時は、
担当者がWEBには詳しいけど
医療の事をわかっておらずに苦労したんだよな…。

これから益々医療機関のホームページは
規制が厳しくなっていきそうだし、
もう少し医療に詳しい業者に変えた方が良さそうだな…。

今回は仲の良い患者さんが気づいてくれて良かったけど、
次も同じようにいくとは限らないもんな…。

サイトのリニューアルも含めて、
数社から見積りを取っているそうです…。

その転職の目的は何ですか?

医師転職面接

 

今の職場の在籍期間も5年を過ぎ、
そろそろ新しい環境を望み始めたA先生。

出入りの業者にどこかいい病院ないか?と聞いてみたり、
時間がある時は求人サイトをチェックしてみたり…。

ところが次の職場に対して、
具体的に望んでいるものがなくて、
将来的な構想も特に考えていなくて、
どこかいいところないかなあ…と
漠然とした感じで探していたのだそうです。

こうなると結局条件面を中心にせざるを得ず、
ここなら今よりも給料は上がるし、
そんなに忙しそうでもないから、
ここでいいいかあ…と
ある総合病院に応募してみたのだとか…。

是非、見学・面接にいらして下さいとの事で、
気軽な感じで病院に行きますと…。

待ち受けていたのは厳格そうな院長。

A先生は当院をなぜ志望したんですか?

A先生は当院で何ができますか?
また何をしたいですか?

A先生はご自身の将来的なビジョンをどう描いていますか?

特に準備なく来たA先生は
しどろもどろになりながら答えたのだそうです。

しかし院長はそれを見抜き、
A先生は何を目的に生きてるんですか?
なぜ医者になったのですか?
医師としてどんな人生を歩みたいんですか?と
たたみかけてきたらしいです。

院長の話しを聞きながら、
確かに自分は日常の忙しさにかまけていて
医師としてこれがしたいとか、
こういう医師になりたいという気持ちが
薄くなっていたかもしれない…。

まさか面接に来て説教されるとは思わなかったけど、
条件が良かったからここに来ました…なんて
考えてみたら図々しい話しだよな…。

帰り道…。

俺は医者として何がしたいんだ?
どんな医者になりたいんだ?

そんな自問自答をしながら、
その日以来、自分の未来について、
真剣に考えるようになったそうなのです。

すると求人サイトを見ていても、
目を止める案件が全然変わってきたようなんです。

あの院長に厳しく言われたけど、
正直、あの時は頭にも来たけど、
率直に言ってくれて良かった…。

何だかあれから毎日張り合いがあるし、
将来設計みたいなものもできつつある。

面接としては大失敗だったけど、
自分にはターニングポイントとなる出来事だったな。

A先生はキャリアプランに目覚めたようです。

 

せっかくの新規開業なのに…院長室が狭すぎる…。

クリニック開業内装工事

 

念願かなってついに開業準備をスタートしたI先生。

信頼できる開業コンサルタントをパートナーとして、
希望の開業場所に良い物件も見つかりました。

税理士と共に事業計画を練り、
無事に銀行からの融資も決まりました。

開業コンサルタントが各業者さんを紹介してくれ、
順調に準備は進んでいます。

内装工事の打合せの際に、
I先生はスタッフルームを広くしたいという
希望を出したそうです。

一緒に働いてくれるスタッフには
気持ち良く仕事をして欲しいし、
休憩時間にゆったりして欲しいんですよ…との事。

この考え自体は素晴らしいと
コンサルタントも内装業者も賛成なのですが、
問題は限られたスペースの中で
どこかのスペースを広くすれば
どこかのスペースを狭くせざるを得ません。

ごく真っ当な思考回路をお持ちのI先生ですから…

患者さんにも待ち時間は落ち着いて欲しいから
やっぱり待合室は削れないよな…。

狭い診察室じゃ私自身も、スタッフも、患者さんも
診察しにくいから削れないし…。

処置室が狭いと患者さんも息苦しいし、
何より処置しにくいんじゃ話しにならない…。
レントゲン室はいかんともしがたいし…。

廊下が狭いと移動しにくいし…。

トイレは車椅子の方も使えるようにしたいし…。

いやはや他に削れるスペースはなく、
困り果てたI先生。

やはり院長室を狭くするしかありませんね。
という結論に至りました。

しかし…。
内装業者さんからは、
「I先生のお気持ちはわかるのですが、
そもそも院長室は必要最低限で設計してありますので、
これ以上狭くするとかなり圧迫感が出てきてしまいますよ…」と。

コンサルタントからも、
「開院して忙しくなると
院長がホッとひと息つけるエリアって重要です。
あまり院長室が狭いと
リフレッシュできる空間がなくなってしまいますよ」と。

I先生も、そりゃそうだよね…と思いつつ、
でも他に削れる場所がないんだよね…。

スタッフルームの拡大を諦めるか…
院長室を狭くするか…。

人の良いI先生、スタッフ思いのI先生。
院長室は狭くて構いません。
スタッフルームを広げて下さい…という結論を下しました。

コンサルタントも、内装業者も、
I先生が悩みに悩んで決めた事ですから、
尊重せざるを得ません。

設計をし直して、
I先生の確認を取り、
内装工事を着工しました。

それから約2カ月後…。
内装は完成しました。

受付周り、待合室、診察室、処置室…
う~ん、いい感じだ。

スタッフルームもゆったり広めて
これならみんなリラックスできるだろうと満足。

が、院長室…。
や・やはり狭い…。
小さな机と椅子を置いたら
それだけでいっぱいいっぱいだ…。

しかしこれは自分が決めた事なんだから
致し方ない…。

無事に内装工事の引き渡しは完了です。

多少のドタバタはありながらも
その後も開業準備は順調に進み、
ついに開院日を迎える事ができました。

初日から20名以上の患者さんにご来院いただき、
立ち上がりは順調です。

それから半年後…。
順調な開院でI先生はホッとされています。

コンサルタントも的確なサポートをしてくれて、
無事にここまで来れた事を感謝しています。

唯一の心残りは院長室…。
やっぱり狭くて圧迫感があって、
その点だけは後悔…。

まあ小さな事だし、
自分が我慢すればいいだけだしね。

こうして無事に開業できて、
患者さんにも来て頂いて、
スタッフも笑顔で働いてくれている。

何の文句もないよ。
ちょっと狭いけどね…と苦笑いのI先生でした。

 

<過去のコラムもご覧下さい!>

本当に開業準備を進めていいんですか?

どういう開業コンサルタントを選ぶべきか?

え!内装工事ってそんなに高いんだ!

 

つい即決してしまって大失敗…。

医師面接失敗

 

長く大学医局に在籍してきたY先生。

40代も半ばとなり、
医師としての今後の人生を考える中で
いろいろ思う所が出てきたのだそうです。

大学での仕事も決して嫌いではないし、
幸い教授をはじめ周囲との人間関係は良好なのですが
すでに退局した同年代、先輩医師は多く、
これ以上の出世の見込みもなく、望んでいる訳でもない。

やり切った感…も出てきて、
外の世界に飛び出したい気持ちが芽生えてきたのだそうです。

そんな事を考えていた時に目にした求人…。

絶好の立地条件にあるクリニック。

院長としてお迎えします。

高待遇保証、年収2000万円以上可。

診療に専念できる体制、法人が全面バックアップ。

将来的なクリニック譲渡も可。

おお、こういう案件だったら
院長として格好も付くし、
独立するのと大差ないから自由に診療できそうだな。

条件も良さそうだし、
ちょっと話しを聞いてみるか…と思い、
問合せをすると…。

是非ご見学にいらして下さいとの事で、
新しくできたばかりのクリニックで理事長、事務長と面談。

駅から徒歩で2~3分、
ビルは少し古いけど内装工事をしたばかりで、
内部は非常にきれい。

表通りから1本入ったところにあるとの、
ビルの4Fというのが気になるけど、
まあ悪くはなさそうだなというのが最初の印象。

理事長から当グループにはY先生のように
大学でしっかりと経験を積まれた先生が必要と熱弁され、
その場で条件提示を受けたのですが、
これが事前に聞いていた年収よりもグンとアップ…。

おまけに診療日、診療時間などもY先生の希望が通り、
Y先生の望む医療機器もその場で業者に発注を出すなど
もうY先生としても断れない所まで話しが進んでいきます。

最後に年収がもう100万円上がり、
Y先生!是非ともご決断下さいと理事長から頭を下げられ、
これもご縁か…と思ったY先生はその場で受諾。

そんなつもりはなかったのですが、
理事長の熱意と高条件につい即決してしまったのでした。

それから半年後にはクリニックが新規オープンして、
院長としてY先生も勤務を開始。

し・しかし…。

どうも患者が増えません。
多い時でも1日に10名前後で、
少ない時は数名しか来院しない日もあります。

これはまずいんじゃないだろうか?と
Y先生も危機感を感じていたのですが、
法人としてテコ入れする事もなく、
ただ時が流れていき…。

それからしばらく経って
事務長が話しがありますとやって来ました。

理事長が大変に立腹しているとの事…。
患者が増えないのはY先生の責任ではないか?
このままでは今の年収は維持できる訳がなく、
年収ダウンを飲んで欲しいとの事。

Y先生としては
全く納得が行かず、
集患マーケティング、事務全般は法人がバックアップし、
医師は診療に専念できると聞いていたのに関わらず
この始末…。

その後も喧々諤々があったのですが、
最終的には院長とはいえ雇われている立場なので押し切られ、
年収ダウンを飲まざるを得ませんでした。

スタッフからもY先生が悪い訳ではないのにね…とか、
もともと物件を決めて、内装工事をして、
それでも院長をやってくれる人が見つからず、
家賃だけ払っていた曰くつきのクリニックなのにね…と
段々と状況がわかってきました。

周辺には強力な競合医院が2つあり、
普通はこの場所は避けるよね…とか、
何人か面接したけど断られたらしい…とか、
そんな話しを聞くにつれ
う~ん、自分は早まったようだ…
だからあの時に即決を求められたんだな…とつくづく後悔。

このまま続けるべきか?
早めに見切りをつけるべきか?

毎日患者さんが増えない中で
悶々と悩むY先生でした。

 

<過去のコラムもご参考にして下さい!>

医者の給料ってどれくらいが適正なんだろう?

大幅年収アップを実現した後の大きな後悔!?

怪しいスカウトの手紙に乗ってしまった…。