まさか1日で辞めるとは…。

クリニックスタッフ採用

 

約1年を掛けて
開業準備を進めてきた内科医のA先生。

多少の紆余曲折はあったものの
内装工事も無事に終わり、
医療機器や什器も搬入されて
クリニックの形が整ってきました。

開業コンサルタントからも
ハード面に関してはほぼ終了です。
ここからはソフト面、
つまりスタッフ採用と集患対策に動きますと言われ、
開院が近くなっている感もあり、
A先生も身が引き締まる思いです。

いくつかの求人媒体を利用して
募集を掛けてみますと
受付・医療事務に関しては経験豊富で良さそうな方が
何名か応募してくれてひと安心できたのですが、
問題はナースです。

看護師の採用は厳しいと聞いておりましたので
ある程度の覚悟はしていましたが
何と未だに応募はゼロであり
A先生も非常に悩ましく思ってました。

さすがに開院時にナース0名でのスタートは避けたかったので
他の求人媒体なども利用して
何とか採用したく動いておったのですが…。

それから2週間後、
ようやくベテランのナースさんから応募がありました。
すぐさま面接をしてみると
なかなか良さそうな人です。

他に応募もなさそうなので
A先生は即日で内定を出し、
条件も若干ですが良くしてあげたのです。

ベテランナースさんも喜び、
さあいざ勤務初日、
この日は開院前の準備や模擬診療をする事になっています。

院長のA先生をはじめとして、
ナース、受付・事務と勢揃いして
諸々の準備をしました。

そしてその日の夕刻、
そのナースさんから退職の申し出がありました。

A先生も青天の霹靂です。
え!まさか勤務初日、たったの1日で辞めるの?

もう開院まで数日ですし、
さすがに今から採用し直すなんて無理です…。

さすがにA先生も困り果て、
せめて次の人が見つかるまで続けて欲しいと
引き留めをしたのですが、
このナースさんも頑なで辞めたいの一点張り…。

いかんともしがたく、
A先生は開院をナースなしで迎える事になってしまいました。

こんな事になるなら
もっと早めに募集を掛けておけば良かった…と
反省しきりのA先生でした。

 

<過去の失敗事例もご覧下さい。>

開院までにどれくらいの期間が必要なのか?

開業コンサルタント抜きの開業準備!?

マーケティングはホームページだけではない!

 

 

宣伝広告の予算はどれくらい取るべきか?

クリニック開業宣伝広告予算

 

ある医療モールにて開業をした耳鼻咽喉科のT先生。

 

このモールを企画開発した企業は誰もが知る超大手企業であり、

宣伝広告に関しては企業の方で行うとの事でしたので、

集患対策に関してはほぼノータッチで開院日を迎えました。

何とホームページすら作らなかったそうです。

 

ところが開院してみると、

確かにモールの企画開発業者は力を入れて

宣伝広告をしているようで、

同じモールに入居した他院には患者はかなり集まってますが、

どうも自分の所には他院ほど来ていない感じがする…。

 

出入りの卸業者の担当に聞いてみると、

内科と小児科のクリニックが宣伝広告に力を割いているようで

耳鼻咽喉科に近い領域の診療もしているそうで…。

 

しかもこの内科、小児科はホームページもしっかり作り込み、

地域の住宅地にはポスティングをしたり、

最寄駅や近隣の電柱に看板を設置してもいるようです。

 

遅ればせながらT先生も何らかの手を打たねば…と

危機感を感じて考え始めたのですが

そもそも宣伝広告に投資をする発想がなかったので

資金的に余裕がある訳でもありません。

 

売上に対する宣伝広告費の割合は、

立地条件や診療科目によってかなり異なりますが、

少なくみても3~5%は掛けてもおかしくないでしょう。

 

競合が多かったり、

自費診療の比率が高い業態であれば5~10%、

時には15~20%の宣伝広告費を掛ける所もあります。

 

T先生の場合は、

モールの運営者がそれなりの広告をしていますので

3~5%の宣伝広告費で充分と思われますが、

痛いのは開院時にほぼ何もしてこなかった事です。

 

売上は患者が来院して初めて立つものですから、

最初の段階で集患対策を練らなかったのは失敗と言えます。

実際に銀行借り入れを複数回行うのは難しく、

最初の融資の段階で宣伝広告費も計算に入れないと

後々では月々の支払いを切り詰めて行わねばならなくなります。

 

ざっくりですが、

少なく見積もっても開院時には

100~200万くらいの宣伝広告費は

見積もっておいた方が無難でしょうね。

状況によってはもう少し増額しても良いと思います。

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マーケティングはホームページだけではない!

クリニック開業マーケティング

 

すでに開業して3カ月が経つH先生。

思うように患者さんが集まらずに

集患対策に悩んでいました。

 

と言いますのも…

ご自身の経験やスキルに自信を持っているH先生。

確かに今まで積み上げてきたキャリアは

どこに出しても恥ずかしくない立派なものです。

 

ましてご自身の中では良い物件を見つけた手応えもありますし、

医療機器も良いものを揃え、

内装もシックで癒しのある患者受けするものを

こしらえたつもりです。

 

よし、これなら俺は絶対成功するぜと自信満々だったのですが、

集患をどのようにするのかまでは意識が向きませんでした。

 

自分だったら患者が患者を呼ぶ展開を作れるだろうと

特にこれといった集患策を打つ事をしなかったのです。

 

開院日、来院した患者さんは3名でした。

H先生の専門性が活きるような患者さんではなく

ごく普通の風邪、腹痛など…。

 

ひと桁台の患者数が1週間続き、1カ月続き…

さすがの自信家のH先生にも焦りが出てきました。

 

やはりホームページくらいは作った方が良いかと考え、

業者を数社読んで話しを聞いてみましたが、

どこも料金が高いように感じて、結局見送りです。

 

ただその中の1社だけ、

担当者が気になる言葉を使っていました。

 

ホームページを作ったからと言って患者は増えません。

あくまでもマーケティング戦略の一環としての

ホームページであり、ホームページ単体では

集患効果はそれほどないです…。

 

どの業者も、いかに高品質のHPを作るかや、

いかに安価に良いものを作るかや、

そんな提案ばかりするのに、

この業者だけはむしろHPを否定するような…

マーケティング全体の話しをする…。

 

ホームページの効果の程は何とも言えないが、

マーケティング自体は考えねばならないと

危機感を感じていたH先生は、

この業者さんだけ再度の面談をしてみました。

 

すると、H先生の専門性を活かす為のクリニック展開や、

その場合の患者ターゲット、

その地域におけるターゲットの分布図、

そこへ訴えかける集患方法、

クリニックの知名度を上げる為のブランディング戦略など、

今までマーケティングをないがしろにしてきたH先生にとっては

目から鱗のような話しが聞けました。

 

単にホームページ制作を提案するのではなく、

この地域でクリニックがどういうポジショニングを取るべきか、

トータルなマーケティング施策を提案してくれたんですね。

 

しかも料金的には、

某業者のホームページのみの金額よりも安価で、

だからと言って陳腐なサイトを作る訳でもなく

非常に納得のいくものでした。

 

ロゴマークの制作からH先生の個性や思いを汲み込んで、

地域住民の方へはチラシ配布やポスティングなど

ダイレクトマーケティングも実行してくれ、

新聞の折り込み広告や電柱広告なども含めて、

その上でその母体となるホームページを制作。

それだけでなく院内の広告についても

映像を駆使してわかりやすい案内も作りました。

 

するとどうでしょう…。

段々と患者さんが増えてきました。

しかもH先生の専門性が活かせる患者さん達が

集まってきたのです。

 

開業当初、自分自身があまりにもマーケティングを軽視してきた事、

ホームページを作りゃいいんでしょ…くらいの感覚から

脱皮させてくれたこのマーケティング会社との出会いを

H先生は心から感謝しているようです。

 

いい場所に開院すれば患者は集まる。

もうそういう時代ではなくなっていますね。

どこに開院しても競合はそれなりにありますし、

他院との差別化をどう図るのか?

 

これからの開業には

マーケティング的な発想が欠かせません。

しかも単なるHP制作会社ではなく、

トータルで提案してくれる優良な会社は少数派ですから

良き業者とのタッグが必要不可欠ですね。

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どんな物件を選べばいいのか?

クリニック開業物件

 

クリニックの開業において、

どこで開業するのか?という立地の選定、

そしてどういう物件と出会えるのか?

この2点は開院後の成功を左右する大きな要素であります。

 

ですから開業を目指すドクターは

物件探しに奔走する訳ですが

意外とここに落とし穴があるようです。

 

1年半ほど前に開業した歯科医師のM先生。

今も集患対策で悩みに悩んでいらっしゃいます。

 

と言いますのも…。

物件を決める際の事でした。

 

いくつかの候補の中から絞り込んだ最終候補は2カ所。

某駅のロータリーに新しく建設されたメディカルビルの4階。

かなり人通りのある商店街の一角の2階。

広さはほぼ同じですが家賃は多少異なります。

 

いずれにするかM先生は悩んだのですが、

ビルの4階ってのはなあ…

しかも家賃も結構高いし、

駅自体の乗降者数もそれほど多くない

普通電車しか止まらない駅の前だし…。

 

商店街の物件の方が地域の方々の通行量が多く、

家賃もリーズナブルで、角地で視認性も良い。

ただ競合医院は複数あり、その点は心配。

 

下した決断は商店街の一角にある物件です。

地元の方々の通行量が非常に多いという点を

M先生は買ったようです。

 

内装工事を済ませ、機器や什器も搬入され、

大々的に内覧会も開催しました。

開院日を迎え、さあこれからだ!と

気合い充分でいたのですが…。

患者が思うように来ない…。

 

自分の技術やスキルに自信のあったM先生ですが、

想像していた以上に競合が強く、

開院1年半が過ぎても

集患に悩む事になってしまったのです。

とは言っても今さら変える訳にもいかないし…。

 

M先生の事例を見るまでもなく、

物件選びは慎重には慎重を期して行うべきです。

 

また診療圏の調査についても行うべきですし、

データだけでなく、実地の調査をした方が良いですね。

 

しかし、それよりも何よりも最も大切なのは、

クリニックのコンセプトや院長の方針だと思います。

 

どんなクリニックにしたいのか?

どういう患者にどんな治療をしたいのか?

地域の中でどんなポジショニングを獲得したいのか?

 

ここを突き詰めねばなりません。

それをせずして立地や物件の良し悪しだけで判断すると

後々後悔する事にもなりかねません。

 

場所、物件は何百件の中から選ぶのではなく、

クリニックのコンセプトに合った候補の中から

見つけた方が効率的で良いですね。

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