ずっと開業準備をしています…。

 

整形外科医のW先生。
数年前に大学医局を退局して
現在は民間病院で責任あるポジションで働いています。

日々、外来、病棟、手術と忙しくしておられますが、
あと数年で50歳という節目を迎える事もあり
実は50歳は開業医として迎えたいと考えていらっしゃいます。

手術に関しては多少の心残りはあるものの
もうすでにやりきった感もあって
ここから先の医者人生は地域とともに
プライマリの領域で歩もうとお考えです。

そこで病院に出入りしている医薬品卸業者に相談してみると、
喜び勇んで開業支援の担当者が来て
全面サポートを約束してくれました。

と・ところが…。
肝心の開業地が決まりません。
そもそもW先生は開業志向が強かったので
コンセプトもしっかりしているし、
それに合わせた開業地の希望は複数プランお持ちでした。

が、寝ても覚めても担当者からは良い開業物件の話しが出てきません。
それどころか自分の希望と全然違う場所の物件、
広さも階数も周辺環境も全然望んでいるものと違う物件、
そんなものしか出てきません…。

時はどんどん過ぎてしまって、
さすがにW先生もこのままこの業者から出てくるのを待つのは
得策ではないと判断し、
WEBでよく見掛ける開業支援専門と謳う企業に依頼もしてみました。

ところがその業者から案内される開業物件も
卸業者とそう変わらずに、
この地域だと言っても他の地域の案件が送られてくる始末です。

自分の希望はそんなに難しいものなのだろうか?
そもそも希望地には物件がないのだろうか?

そんな事を悩んでいたW先生は、
藁をもすがる思いで
以前、転職の際に世話になった
コンサルタントに相談してみました。

転職の専門家だから
開業に関しては詳しくないだろうなと思っていたのですが、
これがなぜか非常に詳しい…。
下手したら依頼した医薬品卸や開業支援会社の担当者より詳しい…。

旧知の仲なのでどうしてそんなに詳しいの?と聞くと、
W先生、うちは転職支援と開業支援と両方やってるんですよ!との回答。

マ・マジで…。
転職だけだと思ってた…。
開業準備を始めてから早くも1年近くが経ち、
一向に進んでいないW先生としては
彼なら信頼できるし彼に任せた方が話しが進みそうだ…考えて、
医薬品卸、開業支援会社を断り、
その彼に依頼する事にしたのでした。

な・何とそれから1か月後にはまさに望み通りの開業物件が見つかり、
事業計画も明確に立って、
融資の目途も立って物件契約も済みました。
内装業者や医療機器ディーラーとの打合せもこなしつつ
その彼の交渉力で料金は想定よりも低く見積もってもらいました。

次は集患をどうするか?
什器や家具、パソコンなどの細かい物品をどうするか?
話しがどんどんと進んでいき、
W先生としても手応えを感じる事ができています。

今思えば最初に依頼した会社、その次の会社は一体何だったんだろう?
1年も全く動きがなくて、連絡取っても頑張ってます、
もう少しだけ待って下さい…と言うだけ…。

しかも今でもお抱えの業者を紹介してきて、
何とか食い込もうとしてきます。
もう信頼はまったくないのに…。
あれだけ何も進まなかったのに図々しいにも程がありますね。

最初から知人の彼に依頼していれば
すでに開院できていたかもしれないなあ…。
俺の時間を返してくれ~と思うW先生でした。

やはり自分のパートナーとして
動いてくれる人間を誰にするかは大事ですね…。

 

<クリニックの開業について書いた過去記事もご覧下さい>
開業セミナーに何度も参加してみたけど…。
開業に向けた経験値アップは勤務医とは全然違う!?
開業を目指したプランニング…。

ルナーヴァ 医師・看護師転職求人登録

ルナーヴァ 医師・看護師転職求人登録

 

開業準備を誰と進めるか?

 

不惑の年齢となり、

ご自身のプランを進めていきたい内科医のK先生。

 

今まで大学病院で10年、

その後は民間病院に転身して症例経験を積んできました。

 

前々から自分のクリニックを持ちたいと考えていて、

40代に突入したら開業準備を進めていこうという

大まかなプランを持っていたのです。

 

さあそろそろ…という段階で、

某サイトの開業支援業者のページを見てみると

あまりにも多くの業者が名を連ねていて

正直どこに問合せすれば良いのかよくわかりません…。

 

そこでCMでも良く見掛ける大手の建築会社なら安心だろうと思い、

声を掛けてみましたが、

当然、開業物件、設計、建築に関しては

なるほど…と思うアドバイスをくれるのですが

それ以外に関しては正直腑に落ちない部分も少なくなく…。

 

率直にそれを伝えると、

ではコンサルタントや弊社のブレーンを紹介しますと言われ、

開業コンサルタントや税理士、医療機器のディーラーなどを

次々に紹介されたのですが、

その中には言っている事が全く理解できなかったり、

正直、相性が合わない人もいて…。

 

最初に相談した建築会社の方は、

とても人当たりが良く、

設計や建築に関しては理路整然とわかりやすく説明をしてくれるのですが、

当然、クリニックを開業するという事は、

それ以外の要素も大きいです。

 

特に今回はご紹介をくれた方の中の税理士さんが、

医療の事がよくわかっておらず、

その割には上から目線である事は非常に気になります。

 

税理士は顧問となって開院後も長年付き合う訳ですから、

ちょっとこの人じゃ無理だな…と

建築会社の担当者に伝えると、

どうもいろいろしがらみがあるようで、

「とても偉い先生ですし、

弊社ともお付き合いが長く信頼できる先生なので…」と

何とか頼むわ…みたいな感じで逆にそれがさらに信頼できずに…。

 

結果的にはこの話しは流れました。

建築会社はまだしもそれ以外の人達が全く信用できない。

結局、お抱えの業者を割り当ててるだけなんだよね。

こっちには選択肢がなく、

正直このチームじゃ上手く行かんだろう…と

ヒシヒシと感じてしまったそうです。

 

クリニックの開業を滞りなく進めるのは、

コンサルタントの仕事です。

 

各業者にも開業コンサルタントと名乗る人はいますが、

それは専業ではなく、

この事例のようにお抱え業者の取りまとめ役なだけなんですね…。

これでは先生の意向が反映されません。

 

先生の右腕となり各業者との折衝をしてくれるのが

本来的な意味でのコンサルタントの役割です。

コンサルタントが業者側を見ているのか?

先生側に立っているのか?

その点を見極めて、信頼できる人に依頼したいものですね。

ルナーヴァ 医師・看護師転職求人登録

ルナーヴァ 医師・看護師転職求人登録

 

開業資金の融資って確実に受けられるのか?

開業資金 融資

 

医師になって15年が経つM先生。

もともと開業志向が強く、

15年を機会として開業準備を進める事を決断しました。

 

そこで最も心配なのが資金面。

M先生は開業を目指してきたので、

自己資金はそこそこあります。

 

ただ住宅ローンはまだ残っているし、

お子さんもこれから受験を控えておりますので

今後教育資金も必要になり、

融資を受けざるを得ない状況です。

 

そこで給与振込口座を持つ銀行に相談をしてみると、

担当者も要領を得ず、貸せるのだか、貸せないのだか、

よくわからない反応です。

 

その時点では、自分は医師で、医院の開業を志しており、

金融資産はこれくらい持っていて、

さあ融資できますか?できませんか?という状況でしたから。

 

銀行の担当者から、

先生のビジョンやプランを事業計画に落とし込んで下さい。

それを見て判断しますと言われ、

そんなもんかな…と恥ずかしくも退散しました。

 

その後、開業支援を依頼したコンサルタントに、

クリニックの開業支援の経験が豊富な税理士を紹介してもらい、

その段階で初めて事業計画というものの詳細を知り、

具体的なクリニックのコンセプトも段々と固まっていったのです。

 

何も知らないで銀行に行ってしまったけど、

後から知ったのだけど、あまり医療に力を入れていない銀行だったので、

先方も戸惑っていたようだけど、

これで何とかなりそうだな…とホッとひと息。

 

税理士からも、

住宅ローンや教育資金に関しては問題はありません。

他にフリーローンや消費者金融からの借入がなければ

これから作るクリニックのビジョンやプランが明確なら

融資は問題なく実行されると思われます。

 

銀行さんは融資した資金がきちんと返済されるかを

最も心配している訳で、それは事業計画を見て判断します。

 

明らかにお金の使い方に問題がある方を除けば、

問われるのは事業計画です。

 

M先生は今までお金の使い方は特に問題ありませんので、

後は極端に設備資金が高いとか、運転資金を異様に必要としているなど、

銀行側が首を捻るような事がなければ大丈夫です。

融資された資金の使い道を、固く、明確に、適正に、

使いますよというプランが明確であれば問題ありません。

 

融資が下りるかどうかは開業準備の第1歩です。

 

その為にはクリニック開業のプロの人たちと、

きちんとした事業計画を作らねばなりませんね。

ルナーヴァ 医師・看護師転職求人登録

ルナーヴァ 医師・看護師転職求人 簡単登録

 

開業時にコンサルタントフィーをケチった結末…。

クリニック開業コンサルフィー

 

数年前から開業に備えて準備をしてきたN先生。

元々慎重派な性格なので、

多くの開業に関する書籍を読んだり、

開業セミナーにも足を運んで研究をしてきました。

 

自分なりの事業プランも完成し、

常勤先の理解も得られ、応援してくれそうです。

 

よし1年後を目指して開業しよう!と決断し、

計画を実行し始めました。

 

まずはパートナーとなる開業支援業者…。

ここの選択を間違ってはいけないと考えて、

5社から話しを聞いてみました。

 

独立系の開業コンサルタントが2社、

医薬品卸業、調剤薬局、医療機器ディーラーの開業支援部隊の方々…。

 

N先生の中では独立系の1社が最も信頼できそうで、

自分のコンセプトやプランも理解してもらえ、

担当者の力量や人間性も気に入りました。

 

ただ問題はコンサルタントフィーです。

自分の調べた中では相場通りでもあり、

決して法外なフィーを要求されている訳ではないですが、

他はコンサルタントフィーは頂きませんというところもあり、

非常に悩んでおりました。

 

最終的には開業時の費用はできるだけ抑えておきたいと考え、

医療機器ディーラーの開業支援の方にお願いする事に決めました。

 

希望の開業地にて、それなりに気に入る物件が見つかり、

紹介してもらった税理士と打合せをしつつ、

銀行の融資申し込みの準備を進めていくのですが、

想定していた借入金額がかなりの予算オーバーとなってしまいます。

 

ポイントは2つ。

内装業者の見積もりが予算よりも300万円ほど高い事、

そして医療機器の総額も予算より500万ほど超えています。

 

担当のコンサルタントに相談しても、

N先生がこれから人生の半分以上を過ごすクリニックなんですから、

内装費は絶対にケチっちゃダメですよ…。

 

充実した医療を提供するためには、

医療機器は必要不可欠ですし患者を呼び込みますから、

ここは絶対にケチってはいけません。

 

そう述べてそもそもの予算を超えた融資の申し込みをするように

アドバイスしてきます。

 

結果的に当初の予算よりも1000万円近くオーバーしましたが、

追加融資は難しいと言うし、少し余裕を持っておかないと

後々困るのも嫌だから致し方ないか…と考えて申し込みをしました。

 

ところが担当者は、

さらなる医療機器の充実を訴えてきますし、

中古品などを組み込みたいと話しても

そんな安かろう悪かろうの機器を入れて

故障したらかえって高く付きますよ…と譲りません。

 

挙句の果てには上位機種をおススメしてきたり、

エアコンなどもそこまで必要?と思うほどの

良い機種を提案してきます。

 

患者さん思いのN先生のクリニックなんですから

これくらいは当然です…と言われればNOとも言えず、

医療機器に関してはさらなる予算オーバー…。

 

当然他の予算を削るしかなく、

院長室のデスクや椅子はネットで買い揃えたり、

スタッフ用のロッカーや電子レンジ、冷蔵庫などは

自宅にあるものを持ってきました。

 

最も痛かったのは、

集患対策のために考えていた費用を

医療機器に回してしまった事です。

 

開院後…。

ポツポツと患者さんが来ても、

なかなか安定せずに、広がりもありません。

 

アンケート結果をチェックすると、

患者さんのほとんどがたまたま見掛けて来院した事がわかり、

ホームページや看板、チラシなど、

ほとんど効果的な策を打てなかった事が響いているようです。

 

こんな立派な医療機器があっても、

患者さんが来なければ宝の持ち腐れです…。

 

結局、安かろう悪かろうなんだよね。

ただより高いものはないと言うけど、

ひも付きの業者を紹介されて、

本業の医療機器を大量に購入させられ、

肝心の経営支援は全くしない…。

 

機械さえ買ってもらえれば、

後は最低限の事だけして開業にこぎつける…。

だから無料か…。

 

もしあの時に自分が最も気に入った

独立系の開業支援業者に依頼していたらどうなったんだろう。

もっと良い開業ができたのではないか…。

 

コンサルタントフィーを大幅に超える予算オーバー…。

彼にお願いしていたらこんな事にはならなかったかも…。

 

後悔先に立たず…のN先生でした

ルナーヴァ 医師・看護師転職求人登録

ルナーヴァ 医師・看護師転職求人 簡単登録

 

開院時におけるまさかの予算オーバー!?

クリニック開院予算オーバー

 

若い頃から夢見ていた

クリニック開業に向けて準備を進めるH先生。

 

できるだけローコストで開業する事を考えて、

以前から知り合いである医療機器ディーラーに

今度開業を考えているんだけど…と最初に相談してみました。

 

するとうちでも開業支援はやってますから、

H先生だったらコンサルティング料金は

無料でサポートしますよ!と言われ、

これ幸いと考えて依頼する事にしました。

 

しかし、後々考えると、

やはりタダより高いものはないと痛感する羽目に…。

 

元々知り合いだった事もあり、

数回の打合せも和気藹々としたもので、

開業支援担当の方とも良い関係が築けておりました。

 

ただ話しが進むとともに

若干不信感が増していったのは確かです。

 

例えば、テナント物件について、

もう少し他を見てみたいと言っても、

「これ以上の物件はそうないですから

早くここに決めた方がいいですよ。

他にも候補としている先生がいるようですから

急がないと失う事になってしまいます。」とか、

内装業者に関しても、

もう少し安価にやってくれる所はないですかね?

決してご紹介頂いた業者さんがダメという事はないのですが、

コストを抑える事を考えたいのですと伝えたのですが、

「H先生は一生もののクリニックを作るのに

安かろう悪かろうでいいんですか?

どうせ作るならいいもの作りましょうよ」

などと選択肢を提供してくれません。

 

う~む、困ったなあ。

でも無料でやってもらってるんだから

ある程度は言う事を聞いておかなきゃ…と

渋々ですが言う通りにしてきたのですが…。

 

挙句の果てには医療機器の選定の際、提案を受けた機器の中で

これはいる、これはいらないとH先生の方で選別をしたのですが、

「H先生、せっかく銀行から融資を受けたのですから

最初にお金を掛けないといいクリニックができませんよ。

医療機器が充実している事は患者を呼ぶ事にも繋がりますから

ここはケチらないでいいクリニックを作る為にも

最新かつ充実した医療機器を導入しましょう」と言われる始末…。

 

そう言われればH先生としても

機器類の充実は是非ともしておきたい事なので

ではそれで…と思わず認めてしまいました。

 

その結果として…

なんと予算オーバー…。

 

テナント、内装、医療機器などは

かなり良いものではあると思いますが、

患者さんの待合室の椅子や診察室のデスク、

院長室やスタッフルームの家具類など什器に関しては

ほとんどお金を掛けられない始末に追い込まれました。

 

H先生はそういう訳には行かないと考え、

自己資金から何とか捻出して

それなりのものを用意しましたが、

元々自己資金は運転資金に充てるつもりでいましたので、

かなりの痛手になってしまってます。

 

何より集患対策に関して、

ホームページ以外に策を打てなかったのは痛い…。

 

すったもんだはありながらも、

何とか開院にはこぎ着けました。

 

内覧会も各業者が協力をしてくれたのですが、

あまり盛大とは言えず、

来院する患者さん達も決して多くはありませんでした。

 

これだけのお金を掛けて、

良い物件、良い内装、良い医療機器を入れたのに…。

この先、大丈夫かな…。

 

そんな不安は的中し、

開院後の集患状況は芳しくはありません。

 

ところが依頼した医療機器ディーラーの担当者は、

この期に及んで…

「それではこの検査機器を導入しましょう!」とか、

「新しい機械が出たんです!」と顔を出します。

 

H先生は厚顔無恥…と思いながらも、

早くこの状態から脱却しなければと

焦りに焦る毎日です…。

ルナーヴァ 医師・看護師転職求人登録

ルナーヴァ 医師・看護師転職求人 簡単登録