医療法人の経営者が激変した…。

クリニック経営者

 

勤務医は疲れた…。
しかし開業するほどの意欲もない…。

そんなS先生が選んだ職場は、
ある医療法人の分院長、つまり雇われ院長でした。

医療法人の経営者は、
すでに複数のクリニックを成功に導いており、
S先生が診療に専念できる体制を作るし、
バックアップ体制は万全ですとおっしゃいます。

しかも契約なども非常に丁寧に説明してくれて、
S先生にとって不利な点もなく、
安心して入職を決めたのでした…。

それから2年後…。

入職してからの2年間。
S先生と経営者との関係は良好でした。

しかしここ最近経営者との会話が
ギクシャクするようになり、
S先生はストレスを溜める事になってしまったそうです。

診療はS先生、それ以外は経営者と
上手く役割分担ができ、かつ機能していたのですが、
急に経営者が診療にも口出しをするようになり、
やれ検査を増やして欲しいとか、
やれ健康診断の受け入れを増やして欲しいとか…。

要は売上を急に求めるようになったのだそうです。

不信に感じたS先生は、
本部とクリニックの仲介役となっている
事務方にそれとなく聞いてみますと…。

今まで順調に伸びてきた事業だが、
出店を急ぎ過ぎた事もあり、
段々と収益が悪化してきた…とか、
肝入りの新規事業に資金を投入した事が
裏目に出始めた…とか、
どうやらS先生のクリニックには関係のない所で
経営が苦しくなっているようなんですね。

S先生も今まで現場に対して敬意を持って、
尊重してくれた経営者には感謝の思いはあります。

しかし今後診療に関して
あれこれ口出しされるとなると
それはちょっと困った事になるな…と
心配はしていたのだそうです。

が、しかし…。
不安は的中…。

経営者自らや、幹部が、
毎日のようにクリニックにやってきて、
来なくても電話やメールで、
ああして欲しい、こうして欲しいと
医療者として問題があるような事まで
求めてくるようになってきたのだそうです。

S先生は正論を主張したのですが、
経営者からは法人が潰れてしまってもいいんですか?
運営費用を出さなくなってもいいんですか?など
なかば脅しのような言葉を投げ掛けるようになったそうです。

スタッフもおかしな雰囲気を感じたのか、
1人辞め、もう1人辞めて…と
退職する者が出ても補充は来ず、
現場は疲弊するばかり…。

挙句の果てには、
〇月〇日までに▢▢円の売上を上げよ…と
営業のような通達が出たのだそうです。

これでは続けられない…。
そう感じたS先生は辞意を伝え、
すったもんだの上で退職する事になったそうです。

患者さんやスタッフの今後は心配だけれども、
この経営者とはもうやってられない…。

今まで良きパートナーとして
タッグを組んできたのに…。
あのままいてくれたら長く続けられたのに…。

立派な人だと思っていたけど、
やはり変わってしまうものなんだなあ…。

残念な思いを持ちつつも、
次の職場探しは慎重になるS先生でした。

 

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契約は大事だからと細かい事を気にし過ぎて…。

医師転職失敗

 

転職時の契約。

今まで気にした事もなかったけど、

民間病院に移るのだから

しっかり確認しないと…と不安に思うF先生。

 

きちんとしておかないと

後々不利になるぞと同僚医師から言われて

悪質なケースを聞かされて

少し心配になり過ぎてしまって…。

 

確かに契約書面を締結しないとか、

内容があまりにも簡素で

法的に求められている事項も記載されていないとか、

そういう場合は問題がありますし、

そこには何らかの隠された意図があったりもします。

 

しかし、採用時にすべてを書面に落とし込むのは

これはこれでなかなか難しく、

逆に口約束にしておかないと後々問題になるものもあります。

 

F先生は事前に内定通知書を頂き、

その後、雇用契約書を出してもらいました。

 

概ね内容は納得できて、

特に不備は感じなかったのですが、

念には念を押して…と1つ1つの項目をチェックし、

疑問点を先方の事務長に訪ねていったのですが…。

 

最初は先方事務長も誠実に答えてくれたのですが、

あまりにも何度も何度も、細かい点を質問されるので、

どうも嫌気が指してしまったようです。

 

それでも心配なF先生から契約書面を見せてもらったのですが、

これはもう法的には何ら問題がなく

どこに出しても恥ずかしくないしっかりした契約書でした。

 

第三者のプロにお墨付きをもらって

ようやく安心したF先生。

 

入職して数日後、事務長に、

「F先生、うちはそんなひどい事は絶対しませんから。

顧問の社会保険労務士にも確認をしてもらってますし、

何より先生方に安心して勤務してもらわないと

病院自体の経営なんて成り立たないですからね。

私も長年医師の採用に携わってきましたけど、

こんなに細かい点を追及されたのは初めてです…。」と

苦笑いしながら言われました。

 

確かに契約を書面にして確認をする事は大事です。

ですがあまりにも細かい点を気にし過ぎるのは

かえって心証を悪くしますし、

ご不安があれば弁護士や社会保険労務士、

採用に詳しい人間にチェックをしてもらえばいいと思います。

 

必要以上に心配になって、

不安になり過ぎて、神経質に質問をし過ぎるのは、

入職した後にも影響がありますから、

法的に問題ないか?

自分が不利になる漏れなどはないか?

確認すべき事項だけしっかり確認しましょう。

時には専門家の力も借りてしまいましょう。

 

どこかで聞いた中途半端な知識で

ご自身で交渉するよりも

余程安心できますからね。

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