ぶっ倒れるまで仕事をした結果…。

 

医師の過重労働が問題になっていますが、

少し前まではほとんどの医師が

当たり前のように過重労働をしていた訳で、

若手医師とベテラン医師の間にギャップが出てきているようです。

 

また病院経営者はただでさえ厳しい経営状況の中で、

人的コストが上がり続ける事は許容できずに

黙って過重労働を厭わない医師を欲しているところもあり、

医療現場ではなかなか働き方改革が

浸透しないようでもありますね。

 

こんな状況の中で必死に医療現場で奮闘してきたS先生。

元来、労働環境に関して疑問を持った事もなく

医者なんてこんなもんだろう…と思っていたようですが、

当直回数は月に7~8回が標準で

場合によってはそれ以上の時もある…。

しかも当直でなくとも何だかんだで病院に泊まる事もあり、

オンコールは当番ではなくても

ほぼ365日対応している状態です。

 

そもそも医師になったのは、

1人でも多くの患者を救いたい…という思いだった事もあり、

そこに患者がいれば自分の事など後回しにして

即応してきておりました。

 

若い頃は心身ともにパワーで乗り切れたものの、

段々年を取るごとに疲労を感じるようになったそうです…。

 

このままでは拙いかもしれない…なんて事を

考えるようになったある日…。

ついに身体に限界が来てしまったようで、

過労で倒れて入院する事になってしまいました。

 

当初は数日~1週間程度あれば

回復するだろうと思われていたのですが、

2週間、3週間と長引いてしまい、

そして何より心が折れてしまったようで

現場に戻る事に恐怖を感じるようになったそうなんです。

 

そうこうしている内に病院側の反応も、

養生して早く戻ってきてという好意的なものから

いつになったら戻って来れるの?

無理なら無理で進退をはっきりしなさいよ…という

心無いものに変わってきたようにS先生は感じたようです。

 

長年勤めてきた病院ですし、

それなりに貢献してきたと自負しています。

しかし早く復帰しなければ…と思えば思うほどに

身体は動かなくなる…。

 

悩みに悩んだS先生ですが、

世話になった病院だけに迷惑を掛けるのは本意ではなく、

一旦リセット、退職する事にしたのだそうです。

 

S先生曰く、

告げた事務長の表情がほっとしたようだった。

きっと彼も上層部から相当のプレッシャーを受けていたのだろう。

これで良かったのだ…。

 

それから1か月後、

だいぶ心身ともに復調してきて、

さあこれからどうするか?と考えた時に、

果たして今までのような働き方で良いのだろうか?

他にどんな働き方があるのだろうか?

そう考えてエージェントに相談してみる事にしました。

 

1社はネット上で良く見掛ける知名度の高い会社です。

こちらはとにかく求人を何件も送り付けてきて、

どれにしますか?早く決めましょうと急かしてきます。

 

もう1社は以前からS先生が注目していた会社で、

小さな会社だけども医師への思いが伝わってくる

とてもきめ細かなコンサルティングをしているようです。

 

こちらはS先生の心身の回復と、

根本的な働き方の変化と解決を目指して

様々な提案をしてきてくれます。

 

また同じような体調不良を起こさぬように、

複数の働き方を提示し、

それぞれのメリット、デメリット、

そして条件面の詳細だけではなく

その後のキャリアプランについても相談に乗ってくれ、

数回に渡るディスカッションの末、

S先生にとってこれだ!と思うプランが見つかり、

それに応じた求人を紹介してもらったそうです。

 

今、S先生はそちらで充実した日々をお過ごしです。

キャリアという意味では小休止しているかもしれないけど、

少なくともキープはできているし、

時間に余裕ができた事で新たな勉強をする事もできています。

 

もうしばらくこちらで頑張り、

次はステップアップを図ろうと

その担当者とも話しをしているようです。

 

あの頃の働き方はやっぱり異常だった…。

あのまま進んでいたらもっと深刻な事になっていたかもしれない。

いくら患者の為と雖も自分がぶっ倒れたら

逆に患者に迷惑を掛ける事になるしね…。

 

別に楽をしたい訳ではないんだよね。

でもやり過ぎはダメだよね…。

ちょうど良い働き方が見つかって良かった…。

そう胸をなでおろすS先生でした。

 

<医師の働き方について書いた過去記事もご覧下さい!>

何歳までにどうなっておくべきか?

ブレのない一貫性のあるキャリアを構築できるのか?

医局に頼れない時代だから…。

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大幅年収アップを実現した後の大きな後悔!?

医師年収アップ

 

ハードな勤務の割に金銭的な報いがないと

かねがね不満を持っていたH先生。

 

同期や友人ドクターに聞いてみても

自分よりも多少貰っているようだし、

何よりハードさが違う…。

 

自分も40代に突入したし、

適正な給与水準とそれに相応しい勤務スタイルを

そろそろ望みたいところだ。

 

そう考えて転職したのが2年前…。

大いに後悔しているんだそうです。

 

確かに給与は大幅に上がりました。

前の職場よりも300~400万円も上がったそうです。

 

中小病院の域を出ないのですが、

そこまでして俺を欲しているのか?と感激して

入職したまでは良かったのですが…。

 

常勤医師の在籍数が少なく、

しかも60代、70代のベテラン医師が多い。

よって救急対応やオンコール、当直など

負担の大きな業務はほぼH先生が請け負うそうです。

 

非常勤の先生が来てくれる時は良いのですが、

学会などで休んだり、急遽の予定で来れない時は

事務方は詫びるものの結局H先生が担当するしかない…。

12連勤とか、3日連続当直とか、月に8~10回の当直とか、

かなりハードに働かざるを得ません。

 

おまけにベテラン先生たちのモチベーションは低く、

それは患者の為にどうなんだ?という事も全然平気…。

おかげで看護師たちもH先生に頼り切り…。

仕事は増える一方だし、責任も増す一方です。

 

いくら収入アップを望んでいたとはいえ、

こんな環境である事は想像もできませんでした。

 

そもそも自分は100万でも、

150万でも上がればいいなと考えていたのに、

つい300万円以上のアップを提示されて

思わず浮かれてしまった…。

 

その結果がプライベートの犠牲と

心身ともに疲弊する毎日…。

 

もっと現実的な部分を調べてから決断すべきだったし、

お金に流され過ぎてしまうのはいけないんだなあ…。

後悔先に立たずなH先生ですが、

今の病院から自分が抜けたらどうなってしまうんだろう?と

不安もあって簡単に辞める事もできないそうです。

 

待遇、条件はトータルで考えないと

痛い目に合ってしまうね~と嘆いているH先生でした。

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