医局の先輩の誘いに乗ったばかりに…。

 

大学医局への在籍も10年を過ぎて、

そろそろ次のステップを考えていたH先生。

 

参加した学会後の懇親会で

医局の先輩と数年ぶりにお会いしました。

この先輩はすでに市中病院に転身しており、

診療部長を務めていらっしゃいます。

 

おお、H先生、久しぶり。

最近はどう?なんて気軽な会話をスタートさせたのですが、

すでに退局している先輩ドクターでもあり、つい気を許して、

いや~そろそろ次の道を考えなきゃ…と思ってます…と

申し上げたところ、

その先輩は急に真剣な表情になって、

当院に来ないか?とお誘いを受けたのでした。

 

その時は酒席でもあり、

話し半分くらいで聞いていたのですが、

後日、先輩から連絡をもらい、

「院長とも話したのだが、

H先生だったら当院は高待遇でオファーするよ。

上司が俺ならH先生もやりやすいだろうし、

待遇に関しては俺からも院長によくよく言っておくから、

きっといい話しになるはずだよ。」

 

確かにこの先輩ドクターは、

H先生が研修医の頃からお世話になっており、

親身になって指導をしてくれ

リスペクトしていた先輩です。

 

次のステップとは考えていたものの、

特にアテがあった訳ではないH先生は

あの先輩からのお誘いなら断れないよな~と

自分を納得させてお世話になる事に決めました。

 

ところがそれから数か月後…。

H先生は大きな後悔をする事になってしまいました。

 

旧知の先輩だから

事前に担当する業務や条件面など

任せきりにしてしまったのですね…。

 

先輩ドクターの悪いようにはしないというのを信じていたのですが、

まあ悪くはないんですが、良くもない…。

 

しかも受け持ち患者の疾患が自分の専門ではない方も多く、

自分は何のために専門医を取ったんだろうか…と悩む始末…。

 

待遇も基本給はグッと上がったのですが、

当直やオンコールの手当がなく、

トータルすると微増くらい…。

 

大学と比較すると医師数が少なく、

業務の負担は増しているので、

果たしてこれで良かったのか…。

もっと良い選択肢があったのではないか…。

 

1度先輩に相談をしてみたのですが、

大丈夫、大丈夫、俺に任せておけば大丈夫だから…と

何だか頼りになりません。

 

しかも先輩ドクターの顔を潰す訳にも行きませんから、

簡単に辞める訳にもいきません。

 

にっちもさっちもいかず…、

非常に悩ましい状況に陥ってしまったH先生でした。

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情報過多で決断できず…。

医師転職失敗

 

一昨年に大学医局を辞めて民間病院に勤め始めたX先生。

大学に在籍していた頃と比較して

良い点、悪い点、両方あるけれど、

トータルで考えるとそれなりの満足感はあり、

そこそこ充実した日々を過ごされています。

 

しかし常に今よりも良い所を探しておきたいと考えたX先生は、

信頼の置けそうな出入りの業者が来院する度に、

どこか評判の良い病院を知らないか?

ここよりも条件の良い病院はないか?と聞いています。

 

また医師の紹介会社にも複数社登録してあり、

各社から定期的に求人も送られており、

その他、時間があると求人誌に目を通したり、

求人サイトでチェックしたりと

かなり真剣に情報収集をされていらっしゃいます。

 

そしてちょっと興味が持てそうな求人があると

業者や紹介会社や同僚医師などにも確認し、

どっかいい所ないかなあ?と日頃から動いていたんですね。

 

そんな状況でしたので、

同僚の先生方も、どうせX先生は退職するんだし…とか、

看護師などコメディカルスタッフ達との関係も徐々に悪化…。

 

そしてついにある日、院長に呼び出されて、

X先生は業務時間中に転職活動をしているそうではないか!?

それは非常に困るし、

当院に長く在籍するつもりがないなら

こちらも相当の対応をせざるを得ない…とお叱りを受けてしまいました。

 

こんな状況ですので、

本気で転職活動をしなければならなくなったのですが、

そもそも何となく今よりもいい所…という目的で

情報収集をされていましたので、

どうも自分に合う医療機関がどんな所なのか?

どんな条件を自分は望んでいるのか?

あまり明確になっていなかったんですね。

 

ですから〇〇病院はどうですか?と聞かれても

あそこは以前にバイトに行っていた先生から

悪い評判を聞いてるよとか、

□□病院が△△科の先生を募集しているそうですよと聞いても

あそこは給料の割には労働時間が長いらしいよ…と

欠点ばかりが目につき、

ここに応募したいとか、ここでお世話になりたいという、

自分なりの理由を見い出せなくなってしまっているのです。

 

医療機関の情報にしても、求人情報にしても、

ひと昔前と比較すれば手に入れるのは容易ですよね。

 

しかしあまり情報収集をし過ぎて、

頭でっかちになってしまうと評論家というか、

ただの求人マニアになってしまいます。

 

求人の良し悪しは当然ありますが、

最も大事なのは、ご自身が何を望んでいて、

どんな将来を手に入れたいのか?

いわゆるライフプラン、キャリアパスであります。

 

これなしに求人ばかり見ても、

かえって混乱するばかりですね。

 

X先生は未だに転職しておらず、

院長はじめ周囲からの冷たい目線を浴びながら

悶々と仕事をしています…。

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業者がキックバックを欲していた為に…。

医師転職業者キックバック

 

大学病院に努めるK先生。

今までも医局派遣でかなりの病院に勤務してきたが

どこも長所もあれば短所もある。

 

このまま大学に残った方が良さそうだなあと考えていたのですが

病院に出入りしているある業者から

「K先生、耳寄りなお話しがあるのですが…」と言われ

何だろう?と思って聞いてみると、

S病院が脳神経外科の部長になってくれる先生を探していて

大変な高待遇を用意しているそうで…。

 

最初は関心を持たなかったK先生ですが、

奥様も医師であり、自分と同等に稼いでいて、

ここらでさすがと言わせたいなんて思いもあって…。

 

お子さんが私立高校に入学し、

大学は医学部に進みたいなんて話しも出てきて…。

 

数日後、この業者から

「先生、こないだの話しなんですけど、

内々に先方院長と話しをしてみたら

そんなにいい先生がいるなら待遇アップも検討すると

言ってますよ」なんて事を言われる。

 

そんなに自分の事を買ってくれるなら

話しくらいは聞いてみるかと思い

S病院に見学に行ってみました。

 

業者が繋いでくれ、院長、事務長とご挨拶。

とても良い雰囲気では会談は進み、

そのまま料亭で豪勢なお食事まで頂く。

 

その後、話しはトントン拍子で進み、

今よりも1.5倍を超える高待遇も用意してくれ

半年後に入職。

 

そこまでは良かったのだが…。

 

自分よりも若い常勤医が2名いて、

非常勤の先生も3名在籍しており、

その5名をマネージメントしながら

診療部長として活躍して欲しいという話しだったのに…。

 

入職後1か月も立たずに常勤医が1名退職。

もう1名も退職の意思表示をしているとの事。

そもそも前任の部長は院長と揉めてお辞めになったそうで

いきなりの危機的状況。

 

事務長に、最初からわかっていた話しなのか?と詰問すると

「K先生が赴任してから発覚したんです」と逃げの一手。

 

非常勤の先生の協力は得られるものの

常勤医3名体制が1名体制になってしまい

業務量は半端ではない。

K先生の診療方針を尊重すると言われていたのに

とにかく日々目の前にある事で精一杯。

 

今回の件を繋いでくれた業者はその後連絡が取れず、

どうやら騙されたようだ…と憤慨するK先生。

 

その後、風の便りで聞いた所によると

脳神経外科の先生を連れてきてくれたら

○万円のキックバックをするという話しがあったようで。

 

結局その業者の人間がお金を欲しいばっかりに

自分を売ったのか…。

 

後悔先に立たずなK先生です。

求人ありきの転職はリスクも伴うものです。

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オイシイ話しには裏がある…。

医師転職高条件

 

40代半ばのT先生。

常にキャリアアップを考える

とてもアグレッシブな先生です。

 

今までも先輩や同僚医師、

MRや医療機器メーカーの営業マン、

人材紹介会社も含めて、

情報収集をしてより良い職場があれば

思い切って転職する

常に向上心を持った意欲的なお考えをお持ちです。

 

それが実現できるのも

T先生の専門とする領域がとても狭き門で

専門医も全国にそれほど多い訳ではありません。

 

また実力、能力、経験ともに

どこに出しても恥ずかしくない

素晴らしいものをお持ちであるのも確かです。

 

より良い環境を求めて

ドクター仲間にも、各業者にも

どこかいい働き口はないかな?と

挨拶のように語りかけるのが日常茶飯事でありました。

 

ある時、顔馴染みのMRさんに

どこかいい所がないかな?と話しかけてみると

「本当はクローズな話しなのですが、

T先生だからお伝えしますね。」と

耳寄りな情報が入りました。

 

新たに建設される病院の目玉に

T先生が専門とする科目を打ち出したい。

部長となる先生を探しているらしい。

 

ほっほ~。T先生はまんざらでもない様子で、

もう少し詳しい内容をリサーチしてきて欲しいと

MRさんに依頼。

 

後日、このMRから聞いた内容は、

とにかく高条件、好待遇。

ただでさえそれなりの待遇を得ているT先生から見ても

おお!と驚くようなものでした。

 

すっかり乗り気になったT先生は、

MRから紹介された事務長に就任が予定されている方と

打合せを繰り返しました。

 

開院に備えて、今のお勤め先の病院には

退職の申し出を済ませ、

引き留めにも目もくれず、

着々と就任の準備を進めていました。

 

ところが…。

しばらくするとその事務長と

連絡が取れなくなってしまったのです。

 

慌てたT先生は

そもそもこの話しを持ってきたMRに連絡し、

いったいどうなってるんだ?と聞いてみると、

な・なんと建設が中止になってしまったと

言うではありませんか?

 

お前は何て話しを持ってきたんだ!と

憤るものの、すでに後の祭り。

 

俺はもう辞めると言ってしまったんだぞ。

他に良い話しはないのか?

とMRを問い詰めたものの

そんなオイシイ話しが転がっている訳もなく

MRは平謝り…。

 

途方に暮れたT先生は

恥を忍んで前言撤回。

院長に泣きつき、このまま置いてくれと。

 

そもそも引き留めに合うくらいに

T先生を必要としていた病院側は

苦笑いをしながら受け入れてくれたのでした。

 

後々知った話しによると、

その事務長は以前にも同じような事をしており、

今となるとそもそも病院建設の話しも

果たして本当だったのかもわからず…。

 

オイシイ話しには裏がある…。

実害がなかったから良いものの

あまりにもオイシイ話しには何かあると

考えた方が良さそうですね。

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まさか自分が辞める為に引き入れるなんて…。

医師転職高待遇失敗

 

30代半ばで大学医局を飛び出し、

民間の大手総合病院で勤務するY先生。

すでに7年間も同じ病院で勤務している。

 

特に不満もなく毎日忙しく過ごしていたのだが、

学会に参加した後の懇親会で

大学医局の先輩と会う。

 

旧交を暖めるべくご挨拶し、

話しをしていたら

先輩の勤める病院の環境、待遇がいかに良く、

もう自分はここで一生を過ごすつもりだと言い、

優れた点を数多く聞かされた。

 

それはどんな医師でも関心を持つような内容であり、

Y先生も、そんな病院があるなんて夢みたいだ、

自分もそういう所で働いてみたい…と思ってしまった。

 

そんなY先生の心情に気付いたのか、

先輩医師は君さえその気があるなら

自分が上層部に話しを付けてあげようとおっしゃる。

 

大学の先輩でもあるし、

そんな良い環境で、高待遇で働けるなら、

それに越した事はないと思い、是非お願いします…と。

 

それから半年後…。

 

先輩から聞いていた内容とは

大きく異なる新たな病院で懸命に働くY先生。

 

そして先輩はY先生が入職するとともに

引き継ぎに入り、今は他の病院に転職した。

 

院長からは、先輩の先生から辞めたいという話しがあり、

後任の先生が来てくれたら認めようと伝えたら、

Y先生が来てくれたというように聞いた。

 

つまり自分が辞める為に、

後輩である自分を引き入れたのだ…。

 

こんな話しってありかよ…。

Y先生は憤っているが、

院長からは後任が見つかったら辞めてもいいよと

言われている。

 

先輩と同じ事はしたくないし、

病院側は医師招聘に積極的ではない。

 

きれいなバラには棘がある…。

そんな格言を身に沁みつつ、

これからの身の振り方に悩むY先生でした。

 

信用して良い人、良くない人。

世の中には2種類の人がいるんですね…。

医師仲間だからって安易に信用してはいけないようです。

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