安易に高条件だけに引っ張られてしまって…。

医師転職条件

 

怒涛の20台後半から30代を過ごしてきたU先生。

ハードな日々であったけれども、

必死になって過ごしてきた日々に後悔はないどころか、

むしろかけがいのないものを手に入れたと感謝しています。

 

しかし40代に突入し、

心身ともに若い頃とは同じように行かず、

そろそろ次のステージに行くべきかと考えておられました。

 

今まで積み上げてきたキャリアを活かしたい。

でも固執するのではなく新たな領域も学んでみたい。

 

そんな事を考えていると、

あれもやりたい、これもやりたいと希望にワクワクしつつ、

すべてを行う事はできなくても、

それなりに可能な施設なら前向きに考えようと思っていました。

 

しかし実際に転職活動をし始めてみると、

年収2500万円超えの求人とか、

当直なしで年俸2000万円とか、

ご自身のキャリアを振り返って

自分なりの将来ビジョンを持っていたはずのU先生も、

ん?そんなオイシイ話しがあるのか?…と

困惑気味です。

 

いくつか医療機関を見学に行ってみたのですが、

どこも帯に短したすきに長し…という感じで

ここがいい!という最善の所が出てきません。

 

これならオイシイ案件に飛びつくのもいいのでは?という

悪魔の囁きに乗ってしまったU先生。

 

当直なし年俸2000万円以上の求人を出している

医療機関に見学に行ってみると

幹部がこぞって顔を出して平身低頭で

是非ともU先生にお越し頂きたいと言います。

しかも年俸には色を付けるという事で

2200万円のオファーをしてくれました。

 

キャリアを中心に考えていたU先生でしたが、

決め手が得られない事から

このオイシイ案件で決断してしまったのです。

 

それから3カ月後…。

U先生は毎日退屈しています。

暇なんです。

患者もまばらですし、

来ても診療という訳ではなく、

自分が医師である誇りも消えそうです…。

 

さすがにこのままではいけないと思ったU先生。

幹部に患者を増やす為のアイデアを提案してみましたが、

いいの、いいの、U先生は毎日来てくれて

座っていればいいんだよ。

これだけの給料貰って楽できるんだからパラダイスでしょ…と

言われてしまいました。

 

別に自分は楽がしたかった訳ではないんだよな…。

医者としてもっと羽ばたくつもりだったのに、

これでは性根までくさってきそうだ…。

いくら高年俸だからっていつまでも続けられない…。

 

あ~あ、条件だけに目が眩んだ自分がバカだった…。

そう後悔しているU先生でした。

 

 

<年収について書いた過去記事もご覧下さい>

大幅年収アップを実現した後の大きな後悔!?

医者の給料ってどれくらいが適正なんだろう?

条件面を重視し過ぎた求人選びの失敗!?

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ぶっ倒れるまで仕事をした結果…。

 

医師の過重労働が問題になっていますが、

少し前まではほとんどの医師が

当たり前のように過重労働をしていた訳で、

若手医師とベテラン医師の間にギャップが出てきているようです。

 

また病院経営者はただでさえ厳しい経営状況の中で、

人的コストが上がり続ける事は許容できずに

黙って過重労働を厭わない医師を欲しているところもあり、

医療現場ではなかなか働き方改革が

浸透しないようでもありますね。

 

こんな状況の中で必死に医療現場で奮闘してきたS先生。

元来、労働環境に関して疑問を持った事もなく

医者なんてこんなもんだろう…と思っていたようですが、

当直回数は月に7~8回が標準で

場合によってはそれ以上の時もある…。

しかも当直でなくとも何だかんだで病院に泊まる事もあり、

オンコールは当番ではなくても

ほぼ365日対応している状態です。

 

そもそも医師になったのは、

1人でも多くの患者を救いたい…という思いだった事もあり、

そこに患者がいれば自分の事など後回しにして

即応してきておりました。

 

若い頃は心身ともにパワーで乗り切れたものの、

段々年を取るごとに疲労を感じるようになったそうです…。

 

このままでは拙いかもしれない…なんて事を

考えるようになったある日…。

ついに身体に限界が来てしまったようで、

過労で倒れて入院する事になってしまいました。

 

当初は数日~1週間程度あれば

回復するだろうと思われていたのですが、

2週間、3週間と長引いてしまい、

そして何より心が折れてしまったようで

現場に戻る事に恐怖を感じるようになったそうなんです。

 

そうこうしている内に病院側の反応も、

養生して早く戻ってきてという好意的なものから

いつになったら戻って来れるの?

無理なら無理で進退をはっきりしなさいよ…という

心無いものに変わってきたようにS先生は感じたようです。

 

長年勤めてきた病院ですし、

それなりに貢献してきたと自負しています。

しかし早く復帰しなければ…と思えば思うほどに

身体は動かなくなる…。

 

悩みに悩んだS先生ですが、

世話になった病院だけに迷惑を掛けるのは本意ではなく、

一旦リセット、退職する事にしたのだそうです。

 

S先生曰く、

告げた事務長の表情がほっとしたようだった。

きっと彼も上層部から相当のプレッシャーを受けていたのだろう。

これで良かったのだ…。

 

それから1か月後、

だいぶ心身ともに復調してきて、

さあこれからどうするか?と考えた時に、

果たして今までのような働き方で良いのだろうか?

他にどんな働き方があるのだろうか?

そう考えてエージェントに相談してみる事にしました。

 

1社はネット上で良く見掛ける知名度の高い会社です。

こちらはとにかく求人を何件も送り付けてきて、

どれにしますか?早く決めましょうと急かしてきます。

 

もう1社は以前からS先生が注目していた会社で、

小さな会社だけども医師への思いが伝わってくる

とてもきめ細かなコンサルティングをしているようです。

 

こちらはS先生の心身の回復と、

根本的な働き方の変化と解決を目指して

様々な提案をしてきてくれます。

 

また同じような体調不良を起こさぬように、

複数の働き方を提示し、

それぞれのメリット、デメリット、

そして条件面の詳細だけではなく

その後のキャリアプランについても相談に乗ってくれ、

数回に渡るディスカッションの末、

S先生にとってこれだ!と思うプランが見つかり、

それに応じた求人を紹介してもらったそうです。

 

今、S先生はそちらで充実した日々をお過ごしです。

キャリアという意味では小休止しているかもしれないけど、

少なくともキープはできているし、

時間に余裕ができた事で新たな勉強をする事もできています。

 

もうしばらくこちらで頑張り、

次はステップアップを図ろうと

その担当者とも話しをしているようです。

 

あの頃の働き方はやっぱり異常だった…。

あのまま進んでいたらもっと深刻な事になっていたかもしれない。

いくら患者の為と雖も自分がぶっ倒れたら

逆に患者に迷惑を掛ける事になるしね…。

 

別に楽をしたい訳ではないんだよね。

でもやり過ぎはダメだよね…。

ちょうど良い働き方が見つかって良かった…。

そう胸をなでおろすS先生でした。

 

<医師の働き方について書いた過去記事もご覧下さい!>

何歳までにどうなっておくべきか?

ブレのない一貫性のあるキャリアを構築できるのか?

医局に頼れない時代だから…。

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子供の進路で自分に転職の必要が出てきた!?

医師転職年俸

 

とても人当たりが良く患者さん受けも抜群に良いY先生。

 

大学医局から派遣されていた自治体系の病院から誘われ、

そのまま長年同じ病院で勤務しておりました。

 

忙しい毎日の中にもそれなりの充実感はあり、

特に不満もなく働いておられました。

 

同期や仲の良い先輩、後輩からは

そこの病院は給料が安いだろうとか、

仕事量と年俸がアンバランスだよ…と

何度か言われてきたのですが、

Y先生としては居心地が良く、

家族が仲良く暮らせていければいいやと考えており、

奥様も不満を漏らす事はなかったのです。

 

しかし…。

中学2年生のお子さんが「僕も医者になりたい」と言い出し、

それはY先生として自分の背中を見てくれていたのか…と

大変嬉しかったのですが、

奥様からポツリ…。

「うちにはそんな余裕はないわよ」

 

子供の夢を壊す訳にも行かず、

俺がもっと稼ぐよと言ったY先生。

 

実際に今の年俸が同年代の医師と比較してどうなのか?

何名かの知人に聞いてみると、

だいたい平均より200~300万は低い事が判明しました。

 

医者の仕事はお金じゃないと思ってたけど、

まさかこんなに差があるなんて…。

自分は平均的と思っていたけど、

全然知らなかっただけなんだ…。

 

自治体系の病院でもあり、

アルバイトも禁止されており

このままでは息子のせっかくの思いを壊す事になる。

 

慌てて転職活動を始めたY先生。

最初はネット上によく出てくる大手の紹介会社に依頼したけど、

初めての転職なのに求人ばかり押し付けてきて辟易。

 

もう少し丁寧な紹介会社は…と中小を当たってみると、

サポート力が高く、非常に親身になってくれる所を見つけました。

 

今はその中小の紹介会社から案内された病院で、

平均よりも少し高い給料で働かれています。

 

こんな事になるならもっと早く動けばよかった…。

まさか息子が医者を目指すなんて言うとは思わなかったからな。

でも嬉しい事だし、自分も頑張ってバックアップしようと

日々を楽しむY先生でした。

 

お金だけの人生は寂しいですし、

医師がお金儲けだけになってはいけませんよね。

でもやっぱりお金も大事ですね。

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ライフプランあってこそのキャリアプラン!?

医師キャリアプラン

 

名門病院にて輝かしいキャリアを築いてきたT先生。

いつも引っ張られるようにして

職場を変えてきていましたので、

転職活動らしいものはした事がありません。

 

専門分野の領域では名前が知れ渡っており、

より良い条件での引き抜きや、

T先生のやりたい事を実現できる環境を整える病院に

自然と移っていって業績を上げてきました。

 

そんなT先生ですから

今まで紹介会社なんて全く関心がなかったですし、

自分には無縁の世界と考えていました。

 

しかし…。

きっかけになったのはお子さんです。

 

上の子が中学2年生、下の子が小学6年生。

今まで奥様に任せっきりで、

一緒に遊ぶとか、勉強を見てあげるとか、

ほとんどしてこなかったそうです。

 

上の子は女の子で来年高校受験。

下の子は男の子で来年には中学生となり、

好きなサッカー部に入る予定とか…。

このまま俺は子育てに関わらなくていいんだろうか…。

 

何とすでに10年以上も単身赴任をしてきたそうで、

同じ医師である奥様がご自宅近くの病院で働いている事から、

理解と応援があり、それに甘んじていたのだそうです。

 

今までの自分の生き方に後悔はないけれども、

子供の為に何もしない父親でいいのだろうか…。

そんな考えが浮かんできて頭を悩ませていたそうです。

 

奥様に打ち明けると、

「あなたはその分、多くの患者を助けてきたのだから、

これからもそのままでもいいのよ。

でも自分が子供と一緒に過ごしたいのなら、

ここ1~2年くらいは仕事のスピードを緩めてもいいんじゃない」

そうおっしゃられたそうです。

 

「○○(上の子)は高校生になるんだし、□□だって中学生よ。

面倒を見る事ができるラストチャンスかもね」

 

そんな会話の後、T先生は

1、自宅から30分圏内にある病院

2、自分の専門性を活かす事よりも、

自分で可能な診療なら何でも可。

3、年俸よりも時間を重視。

 

このようなご希望を出されました。

 

タッグを組んだ紹介会社は、

T先生の先輩ドクターからご紹介してもらって

信頼のおけるところ。

 

T先生の事情や考えをよく理解してくれて、

希望条件の中でも最もT先生の満足度の高い所を

ご紹介しましょうと自信満々。

 

結果的にT先生は、

ご希望の3条件を叶えるのはもちろんの事、

想定したよりも諸々の条件を下げずに済みました。

 

それから半年後、

時間もしっかり確保できつつも、

自分のやりたい医療にもそれなりに従事できる。

そして子供たちとも楽しくやっているそうです。

 

いろんな考え方があると思うけど、

自分の決断は今回は正解だったと思う。

キャリアを伸ばす事も大事だけど、

有意義な人生を送る事はもっと大事だもんね。

 

ここ1~2年は自分にとって階段の踊り場みたいなもの。

また階段を上り始める時にも相談に乗って下さいと

担当したコンサルタントの力量を認めているようです。

 

20代、30代はハードワークも必要です。

しかし40代を超えたら、

ふと自分の今までの人生を見直してみる事も

必要なのかもしれませんね。

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人生の目的をどこに置くべきか?

 

後期研修を終えて自費診療100%の世界に

飛び込んだY医師。

 

最初の数年は同期の中でも

抜きん出た給与を稼いでいたし、

大学病院時代とは異なる刺激的な毎日で

非常に楽しく仕事をしていた。

 

それから2年…。

業界全体の潮目が変わり、

思うように患者が集まらず、

来る患者、来る患者が同じような処置を求めていて

自分のスキルアップも図れない。

 

営業的な患者獲得への取り組みも増えてきて

戸惑う毎日…。

 

自分はなぜ医師になろうと思ったのか?

悩むようになり、

紹介会社などに相談もしてみたけど

案内される求人は自費率が100%の

今と似たようなものばかり…。

 

他の求人は現在の年俸水準を大幅に下げないと

難しいと言われてしまい、

これからどうすべきか…。

 

医者として何がしたいのか?

年俸を大幅に下げても保険診療の世界に戻るべきなのか?

このまま自費診療の世界で生きていくのか?

 

キャリアプランを設計せずに、

興味のある世界に勢いだけで飛び込んでしまい

若干後悔をしつつある毎日…。

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自分の存在価値は何だろう?

医師キャリアプラン

 

大学医局に在籍し続けて14年目のS先生。

教授が変わってから居心地が悪くなり、

人間関係が悪化してしまった…。

 

言葉は悪いが

逃げるように退局してしまった。

 

しばらくは非常勤で食いつなぎ、

ある当直バイトの当直室に置いてあった

医療雑誌に掲載してあったある病院の求人に応募。

 

何も準備や計画などしていなかったが、

トントン拍子に話しが進み、

条件も良かったので入職。

 

が、しかし…。

 

診療部長が教授と知人であり、

まさかの人間関係悪化…。

 

部長からはある事、ない事、

毎日のようにお小言を貰うようになってしまい、

医師として診療にも自信がなくなってしまった。

 

俺って何やってんだろう…。

なんでこんな事まで言われなくちゃならないんだろう…。

と後悔の日々。

 

やはり今ある求人からポンと選ぶのではなく、

まずはご自身のキャリアプランを

しっかりと立てないといけませんね。

 

そして医療機関の内情についても

きちんとリサーチしないと…。

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家族にどういう暮らしを提供するのか?

 

外科医として忙しい日々を過ごしてきたG先生。

 

市立病院で外来、病棟、手術とこなしてきて、

休む暇もないほど…。

当直回数も多いし、土日も病院にほとんどいる…。

 

しかも市立病院という事もあるのか、

待遇はあまり良くなく、

同期の先生と話してみるとみな自分よりも

良い給与を貰っているらしい…。

 

口の悪い同期の仲間は、

「お前も早くそんな病院辞めちゃえよ。

俺らもいつまでも若くはないんだぞ。

民間病院に行けばもっと高待遇で迎えて貰えるぞ。」

なんて言う。

 

そんなもんかな…と思いながら、

奥さんに相談してみると、

今よりも良くなるなら

あなたの好きなようにやっていいと。

 

一念発起したG先生は、

医療系の雑誌に掲載されていた病院に応募してみると

理事長や院長が是非うちに来て欲しいと…。

出してきた条件が今の職場よりも300万円ほど高い年俸。

 

これなら妻も喜んでくれるだろうと転職。

 

年俸は上がったものの、

忙しさは今までと変わらず。

それでもG先生は満足していたが

ある時、奥さんがひと言…。

「前よりも良くなっていないじゃない…」

 

何言ってんだ、

年俸がかなり上がったじゃないか!と怒ったG先生。

 

よくよく話しを聞いてみると、

奥様が望んでいたのは年俸アップではなくて、

家にいる時間を増やして欲しい、

家族との時間を大切にして欲しいだったそうで…。

 

収入は増えなくてもいいから、

あなたが子供達と遊んだり、勉強を教えたり、

そういう時間が欲しかったのよ…。

 

今よりも良くなるなら…。

誤解のないようにコンセンサスを取っておかないと…。

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