え!私は騙されていたんですか?

クリニック開業失敗

 

開業準備を進めるN先生。

数年計画で準備をしてきただけあって、
順調に進んでいたんです。

しかし問題は起こってしまいました。
発生したのは内装工事、そして医療機器です。

そもそもN先生は慎重派。
今回の開業準備も2~3年計画でありました。

出入りの医薬品卸業者の担当者から紹介してもらった
同社の開業支援部隊の方と一緒に取り組んできたのですが、
ずっと構想を練ってきた担当者が異動。

一応後任の方が付いてはくれたものの
前の担当者とは大変に良い関係が築けたものの
今の担当者の方には全幅の信頼が置けないのだそうです。

そうは言っても開業物件が決まり、
銀行からの融資も実行されましたので、
とにかく開院に向けて準備を進めるしかありません。

前述の後任の担当者から紹介してもらった
内装工事業者と医療機器ディーラーと打合せをして
見積書をもらったのだですが、
N先生は一目見て高い!?と思ったそうなんです。

しかし担当者はこれが相場です。
これで依頼しましょうと言うではありませんか…。

そうなのかな?
自分の感覚がズレているのかな?

そうは思ったそうですが、
内装と医療機器を合わせると
4000万円を超える買い物ですから
慎重にならざるを得ません。

そこでちょうど1年くらい前に開院した
先輩ドクターに相談してみました。

すると…
気持ちはわかるよ~。
自分も見積りの価格が高いのか、相場通りなのか、
全然わからなかったもんな…。
たまたま自分はお願いした開業コンサルタントが
業界に精通していて
これは高いので交渉しますとか、
これは妥当な金額ですが最後の調整だけしてみますとか、
グイグイ引っ張ってくれたので
安心してお任せしてたんだよ。

開院してからわかった事だけど、
確かに彼の相場観は合っていて、
結果的に自分は高値掴みのような自体には
陥らずに済んだんだよね。

こうおっしゃいました…。
なるほど、そんな人とタッグを組めた先輩が羨ましい…。

そう伝えるとN先生が必要であれば
その方を紹介するよ…と言って下さり、
早速N先生はその方とお会いしてみました。

すでに卸さんが開業支援をされてるなら
私が前面に出るのは避けた方が良いと思われますが、
N先生が私を必要として下さるなら
陰ながらバックアップはさせて頂きますと言ってくれ、
格安のコンサルフィーで依頼する事になったのです。

今回の内装工事や医療機器についても、
卸の担当者にはこう言って下さい、
それぞれの業者さんにはこう伝えて下さいと
アドバイスをしてくれ、
当初の見積りから3割程度価格は抑える事ができました。

あのままだったら自分は足元を見られていて、
鴨が葱を背負って来るような感じだったんだな。

とは言え自分で交渉する時間も、知識もないし、
良い方と出会えた。

正直、すべてをこの方に任せた方が良かったくらいだけど、
こうして後方支援してくれるだけでも有難い。

何とか事業計画通りに開業準備が進み、
その後も諸々のアドバイスをもらいながら
開院に辿り着いたN先生でした。

 

<過去のコラムもご覧下さい!>

誰に相談すべきか?

資金はどの程度準備すれば良いのか?

開業時にコンサルタントフィーをケチった結末…。

 

 

医療法人の経営者が激変した…。

クリニック経営者

 

勤務医は疲れた…。
しかし開業するほどの意欲もない…。

そんなS先生が選んだ職場は、
ある医療法人の分院長、つまり雇われ院長でした。

医療法人の経営者は、
すでに複数のクリニックを成功に導いており、
S先生が診療に専念できる体制を作るし、
バックアップ体制は万全ですとおっしゃいます。

しかも契約なども非常に丁寧に説明してくれて、
S先生にとって不利な点もなく、
安心して入職を決めたのでした…。

それから2年後…。

入職してからの2年間。
S先生と経営者との関係は良好でした。

しかしここ最近経営者との会話が
ギクシャクするようになり、
S先生はストレスを溜める事になってしまったそうです。

診療はS先生、それ以外は経営者と
上手く役割分担ができ、かつ機能していたのですが、
急に経営者が診療にも口出しをするようになり、
やれ検査を増やして欲しいとか、
やれ健康診断の受け入れを増やして欲しいとか…。

要は売上を急に求めるようになったのだそうです。

不信に感じたS先生は、
本部とクリニックの仲介役となっている
事務方にそれとなく聞いてみますと…。

今まで順調に伸びてきた事業だが、
出店を急ぎ過ぎた事もあり、
段々と収益が悪化してきた…とか、
肝入りの新規事業に資金を投入した事が
裏目に出始めた…とか、
どうやらS先生のクリニックには関係のない所で
経営が苦しくなっているようなんですね。

S先生も今まで現場に対して敬意を持って、
尊重してくれた経営者には感謝の思いはあります。

しかし今後診療に関して
あれこれ口出しされるとなると
それはちょっと困った事になるな…と
心配はしていたのだそうです。

が、しかし…。
不安は的中…。

経営者自らや、幹部が、
毎日のようにクリニックにやってきて、
来なくても電話やメールで、
ああして欲しい、こうして欲しいと
医療者として問題があるような事まで
求めてくるようになってきたのだそうです。

S先生は正論を主張したのですが、
経営者からは法人が潰れてしまってもいいんですか?
運営費用を出さなくなってもいいんですか?など
なかば脅しのような言葉を投げ掛けるようになったそうです。

スタッフもおかしな雰囲気を感じたのか、
1人辞め、もう1人辞めて…と
退職する者が出ても補充は来ず、
現場は疲弊するばかり…。

挙句の果てには、
〇月〇日までに▢▢円の売上を上げよ…と
営業のような通達が出たのだそうです。

これでは続けられない…。
そう感じたS先生は辞意を伝え、
すったもんだの上で退職する事になったそうです。

患者さんやスタッフの今後は心配だけれども、
この経営者とはもうやってられない…。

今まで良きパートナーとして
タッグを組んできたのに…。
あのままいてくれたら長く続けられたのに…。

立派な人だと思っていたけど、
やはり変わってしまうものなんだなあ…。

残念な思いを持ちつつも、
次の職場探しは慎重になるS先生でした。

 

<過去コラムもご覧下さい!>

医師としての終盤戦をどう生きるか?

非公開求人に騙された!

大学病院勤務。転職が決まってから教授に伝えたら…。

 

 

そんなに焦って転職したい訳ではないんだよ!

医師紹介会社エージェント

 

大学医局の在籍も10年となり、
そろそろ次のステップを考えているH先生。

とはいえ今までは自分の事で精一杯。
専門領域を追求してきた為に
他の先生方がどのように職場を見つけているのか?
医師の転職マーケットがどんなもんか?
まったく想像もつかない様子です。

そこで以前にイベントで知り合った
エージェントの方を思い出し、
連絡を取ってみました。

するとすぐさまアポイントを求められて、
翌日の診療後にお会いする事になったそうです。

H先生としては
いろいろ聞きたい事もあったので
これ幸いと思っていたのですが…。

H先生は連絡した目的などを丁寧に説明し、
質問をし始めたのですが…。

その担当者は、
ご希望の年収は?
弊社は非公開求人も数多くありますので…
病院の規模はどれくらいが望ましいですか?など
H先生の質問をはぐらかしながら
希望条件などを聞き出そうとします。

H先生はそうじゃないんだよね…
だから最初にすぐの転職を考えている訳ではなく、
いろいろ情報を集めて
事前に研究したいって言ったじゃん…と思いながら
適当に応えながら、
他にもいろいろ質問をするのですが
どうも会話が成り立ちません。

挙句の果てには、
そんなH先生のおススメできる求人はこちらです…と
求人票をいくつか出してきて、
どれか興味があるものはありますか?と聞いてきます。

あ~ダメだ…。
この人は一刻も早く転職させる事しか考えていない…。

すみません、ちょっと次の約束があるものですからと
その場は早々に退散したそうです。

翌日から頻繁にその担当者からメールが届きます。
H先生におススメの求人はこちら!と
毎回7~8件の求人が案内されます。

おススメってこんなにあるんだ。
でも全然興味が湧かないんだけど…。

先輩ドクターに聞いてみると、
そりゃ大手のエージェントなんてそんなもんだよ。
良い情報を持っていて、
いろいろ相談に乗ってくれるのは
中小の紹介会社だよ。
まあ中小ならどこでもいい訳じゃないけどね…。

そうか…。
時間の無駄だったなと気づいたH先生でした。

 

<過去のコラムもご覧下さい!>

無能な上司の下では仕事ができない!?

求人の内容を全然把握していないコンサルタント…。

求人を何件も貰ったのでついその中から選んでしまった…。