もしかして自分はお金に目が眩んだのかも…。

 

医師になって20年目を迎えるE先生。

大学医局に15年在籍し、

その後、民間病院に転身して5年が過ぎました。

 

50代が視野に入ってきて、

子供の進学などお金が必要となってもきています。

 

今までは医師としての成長を最優先して、

条件面よりも症例経験を積めそうな所や

循環器内科医として成長できそうな環境を選んできました。

 

その事自体には全く後悔はないし、

むしろそれなりに満足できるキャリアを積んできたのですが、

昔の同僚の中には開業医となって羽振りがいい先生や

中小病院に院長職についた話しなども耳にするようになり、

若干の焦燥感を持つようになってきていたのです。

 

今お勤めの病院の後輩医師が退職することを知り、

その先生に話し掛けてみると、

「E先生には本当にお世話になりました。

この病院も決して悪くはないんですが、

次の病院がかなり高待遇で迎えてくれるので

辞めざるを得ないと言うか…。

E先生にはご負担をお掛けして申し訳ないのですが…」

とおっしゃいます。

 

そうか…。

それならしょうがない…。

ちなみにどれくらい給料上がるんだい?と聞くと、

「年収で今よりも300万円くらい上がります」。

 

年収300万円アップか。

月収にしても25万円も上がるのか…。

 

それ以降、インターネット上の転職の広告が

目に付くようになったE先生。

 

年収2000万円以上も相談可能とか、

当直なしで年収300万円アップとか、

そんな怪しい文句にホントなのかなあ?と思いつつも

それが本当なら羨ましい限りだ…と

時々求人をチェックするようになりました。

 

そんなある日、

ご自宅から通勤圏内の病院の求人を見つけて、

そこがかなりの高条件で

医師を募集している事を知りました。

 

今の病院で時々連携する事もあり、

その対応を見ると割と好感を持っています。

ある紹介会社が出している求人のようですが、

ともかく興味があるので問合せを入れてみると…。

 

それから1年…。

年収はかなり上がりました。

その分だけ仕事がハードになったのは否めません。

 

当直回数もオンコールを持つ事も増えました。

外部から見ていた時は気づきませんでしたが、

定着率が悪く、医師も頻繁に入れ替わります。

非常勤やスポット勤務の医師が少ないので

常勤医にそれだけ負担が大きくなっています。

 

どうやら非常勤やスポットの医師は

コストが高いので極力少なくして

その分、常勤医の給料を上げて対応させているようです。

 

それだけでなく、看護師をはじめとした

コメディカルスタッフの人数も少なく、

医療従事者をサポートする事務方のスタッフも

前の病院と比較するとかなり少ないようです。

 

なるほど…。

常勤医師の高条件を出すために

こうして効率化を図っているんだな。

悪いとは言わんが

やっぱり高待遇には理由があるんだよな…。

 

正直、お金に対する不満は消えたけど、

それ以外の面での不満が増大してしまった…。

 

もしかしたら自分は

お金に目が眩んでしまったのかもしれない…。

本当にこれで良かったのか…。

大きな決断ミス、

失敗をしてしまったんだろうか…。

悩ましい日々を過ごしているE先生でした。

 

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義理と自分の未来の狭間で…。

医師転職求人選び

 

長年とある病院に勤め続けるI先生。

すでに10年が経ちます。

 

理事長や院長とも長年の関係ができていますから、

I先生に対する信頼は非常に高く、

かなりの裁量と自由を与えてくれています。

またI先生もそんな理事長や院長に対して

大きな感謝と信頼感を持っていらっしゃるんですね。

 

ある意味では順風満帆な医師人生なのですが、

これも時代の流れでしょうか?

理事長、院長の周囲にいる上層部たちの方針が

非常に硬直化した保守的なものに感じられるようになり、

このままこの病院にいたら

自分もそうなってしまうのではないか…。

いやすでになりつつあるのではないか…。

 

なんてったって世代的には幹部はみな60歳オーバー。

守りに入ってもしょうがない年代。

しかし医療制度は年々変わり、

対応が1歩遅れている感が拭えない…。

 

自分はまだ50歳前だし、

そろそろ一念発起して

新たな道に足を踏み出すべき時ではないか?

そんな事を考えるようになったのだそうです。

 

I先生はまだ決断まではできていないものの

転職サイトで求人を眺めてみたり、

開業についての書籍を読んでみたり、

自分自身にどんな道があるのか情報収集をするようになりました。

 

そんなある日、

お!この病院の求人内容は

かなり自分の考えに近いし、

条件も良さそうだし、

かなり興味があるな…という求人を見つけました。

 

数日悩んだ末に問合せをしてみると

求人を出している紹介会社の担当者が

詳細をご説明したいので1度お会いしたいという事です。

時間を作って面談してみると、

I先生が気に入った求人はすでに充足してしまった…と。

 

この求人に近いものは

他にもこんなものがあるといくつも提案するのですが、

正直ピンと来るものはない。

 

その日はそれで終わったものの

翌日からI先生のご希望に近い求人をご案内しますと

頻繁にメールが届くが、

正直どれもピント外れで落胆…。

 

そんな中に同期の開業医から

自分の開業支援を手伝ってくれたコンサルタントが

転職支援もしているから紹介しようかと言ってくれ、

その方とお会いしてみると、

I先生の5年、10年先のキャリアプランを見通してくれ、

数日後にはピッタリの求人まで紹介してくれました。

 

最初に気に入った求人よりもいいかも…と期待して

見学に行ってみると、

これがまた抜群に良い。

しかも条件面も今よりもグッと上がる。

 

スムーズに内定を頂き、

さあどうするか?というところで悩むI先生。

 

I先生も今の職場に対して愛着はありますし、

すぐにでも辞めたいという気持ちはない。

しかしそろそろ飛び出す時期かもしれないという思いもある。

 

院長にそれとなく

もし自分が辞めるとしたら…みたいな話しをしてみたけど、

いや~I先生が辞めるなんて考えられませんよ。

当院の4番バッターですから!と持ち上げてくる…。

 

それから1か月。

I先生は決断ができません。

 

コンサルタントからは

じっくりと納得するまで考えた方が良いと言われているけど、

病院の方はいつまでも待ってくれないだろうし、

早く退職の申し出をしなければ

赴任時期もどんどん遅れてしまいます。

 

どうしよう…。

気ばかり焦って益々決断できないI先生でした。

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あいつが成功したんだから自分も開業して成功したい!

クリニック開業計画

 

学会に参加した時に旧友と10年ぶりの再会を果たしたH先生。

 

ある地域の中核となる総合病院で

呼吸器内科の医長を務めておられます。

実は最近、部長と意見の食い違いが多く、

悶々とする日々を送っているそうです。

 

そんな時に10年ぶりに出会った同期の先生…。

 

その先生は昨年一念発起して新規開業をしたそうで、

1年弱でかなり患者さんが増えていて

懐具合も暖かく、その晩は奢ってもらったんだそうです。

 

最初はH先生も興味を持って話しを聞いていたのですが、

あまりにも鼻のつく自慢話ばかりで

内心ではかなりイライラしていたそうで…。

 

あいつで成功できるなら

俺にもできる。

どうせ今のままじゃストレスが溜まる一方だし、

俺も開業してあいつを見返してやろう。

 

H先生はそう考えて、

病院出入りの医薬品卸業者にその旨を告げて

開業準備に取り掛かったのでした。

 

し、しかし…。

そもそも開業志向があった訳ではなく、

何のプランも持っていないH先生。

 

担当になった開業コンサルタントから、

場所はどうする?

ビルテナントか?戸建てか?医療モールか?

広さは?

クリニックのコンセプトは?

と次々と聞かれても何となくしか答えられません…。

 

こんな状態ですから

様々な物件を提案されてもピンと来ず、

紹介された税理士とは相性が悪いし、

6000万とか、7000万といった融資を受けるだなんて

そんなに掛かるのか…と意気消沈…。

 

妻にも話していないし、

話しを進めていく中で段々とトーンダウンしてしまい、

結局、開業は諦めたんだそうです。

 

イチ時期の勢いだけの思いじゃ、

開業なんてできないよね…。

浅はかだったよ…というH先生。

 

やはり何事も準備・計画が大事ですね。

 

 

<開業準備について書いた過去記事もご覧下さい>

開業に向けた経験値アップは勤務医とは全然違う!?

開業準備を誰と進めるか?

ずっと開業準備をしています…。

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安易に高条件だけに引っ張られてしまって…。

医師転職条件

 

怒涛の20台後半から30代を過ごしてきたU先生。

ハードな日々であったけれども、

必死になって過ごしてきた日々に後悔はないどころか、

むしろかけがいのないものを手に入れたと感謝しています。

 

しかし40代に突入し、

心身ともに若い頃とは同じように行かず、

そろそろ次のステージに行くべきかと考えておられました。

 

今まで積み上げてきたキャリアを活かしたい。

でも固執するのではなく新たな領域も学んでみたい。

 

そんな事を考えていると、

あれもやりたい、これもやりたいと希望にワクワクしつつ、

すべてを行う事はできなくても、

それなりに可能な施設なら前向きに考えようと思っていました。

 

しかし実際に転職活動をし始めてみると、

年収2500万円超えの求人とか、

当直なしで年俸2000万円とか、

ご自身のキャリアを振り返って

自分なりの将来ビジョンを持っていたはずのU先生も、

ん?そんなオイシイ話しがあるのか?…と

困惑気味です。

 

いくつか医療機関を見学に行ってみたのですが、

どこも帯に短したすきに長し…という感じで

ここがいい!という最善の所が出てきません。

 

これならオイシイ案件に飛びつくのもいいのでは?という

悪魔の囁きに乗ってしまったU先生。

 

当直なし年俸2000万円以上の求人を出している

医療機関に見学に行ってみると

幹部がこぞって顔を出して平身低頭で

是非ともU先生にお越し頂きたいと言います。

しかも年俸には色を付けるという事で

2200万円のオファーをしてくれました。

 

キャリアを中心に考えていたU先生でしたが、

決め手が得られない事から

このオイシイ案件で決断してしまったのです。

 

それから3カ月後…。

U先生は毎日退屈しています。

暇なんです。

患者もまばらですし、

来ても診療という訳ではなく、

自分が医師である誇りも消えそうです…。

 

さすがにこのままではいけないと思ったU先生。

幹部に患者を増やす為のアイデアを提案してみましたが、

いいの、いいの、U先生は毎日来てくれて

座っていればいいんだよ。

これだけの給料貰って楽できるんだからパラダイスでしょ…と

言われてしまいました。

 

別に自分は楽がしたかった訳ではないんだよな…。

医者としてもっと羽ばたくつもりだったのに、

これでは性根までくさってきそうだ…。

いくら高年俸だからっていつまでも続けられない…。

 

あ~あ、条件だけに目が眩んだ自分がバカだった…。

そう後悔しているU先生でした。

 

 

<年収について書いた過去記事もご覧下さい>

大幅年収アップを実現した後の大きな後悔!?

医者の給料ってどれくらいが適正なんだろう?

条件面を重視し過ぎた求人選びの失敗!?

 

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