情報過多で決断できず…。

医師転職失敗

 

一昨年に大学医局を辞めて民間病院に勤め始めたX先生。

大学に在籍していた頃と比較して

良い点、悪い点、両方あるけれど、

トータルで考えるとそれなりの満足感はあり、

そこそこ充実した日々を過ごされています。

 

しかし常に今よりも良い所を探しておきたいと考えたX先生は、

信頼の置けそうな出入りの業者が来院する度に、

どこか評判の良い病院を知らないか?

ここよりも条件の良い病院はないか?と聞いています。

 

また医師の紹介会社にも複数社登録してあり、

各社から定期的に求人も送られており、

その他、時間があると求人誌に目を通したり、

求人サイトでチェックしたりと

かなり真剣に情報収集をされていらっしゃいます。

 

そしてちょっと興味が持てそうな求人があると

業者や紹介会社や同僚医師などにも確認し、

どっかいい所ないかなあ?と日頃から動いていたんですね。

 

そんな状況でしたので、

同僚の先生方も、どうせX先生は退職するんだし…とか、

看護師などコメディカルスタッフ達との関係も徐々に悪化…。

 

そしてついにある日、院長に呼び出されて、

X先生は業務時間中に転職活動をしているそうではないか!?

それは非常に困るし、

当院に長く在籍するつもりがないなら

こちらも相当の対応をせざるを得ない…とお叱りを受けてしまいました。

 

こんな状況ですので、

本気で転職活動をしなければならなくなったのですが、

そもそも何となく今よりもいい所…という目的で

情報収集をされていましたので、

どうも自分に合う医療機関がどんな所なのか?

どんな条件を自分は望んでいるのか?

あまり明確になっていなかったんですね。

 

ですから〇〇病院はどうですか?と聞かれても

あそこは以前にバイトに行っていた先生から

悪い評判を聞いてるよとか、

□□病院が△△科の先生を募集しているそうですよと聞いても

あそこは給料の割には労働時間が長いらしいよ…と

欠点ばかりが目につき、

ここに応募したいとか、ここでお世話になりたいという、

自分なりの理由を見い出せなくなってしまっているのです。

 

医療機関の情報にしても、求人情報にしても、

ひと昔前と比較すれば手に入れるのは容易ですよね。

 

しかしあまり情報収集をし過ぎて、

頭でっかちになってしまうと評論家というか、

ただの求人マニアになってしまいます。

 

求人の良し悪しは当然ありますが、

最も大事なのは、ご自身が何を望んでいて、

どんな将来を手に入れたいのか?

いわゆるライフプラン、キャリアパスであります。

 

これなしに求人ばかり見ても、

かえって混乱するばかりですね。

 

X先生は未だに転職しておらず、

院長はじめ周囲からの冷たい目線を浴びながら

悶々と仕事をしています…。

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退職の申し出は辞表を出すべきか?

医師退職注意

 

今までいくつかの病院でご勤務してきましたが、

初めてご自身で新たな職場を探されたA先生。

 

大学医局を退局する際には、

派遣先の病院にそのままお勤めになられて

はや7年。

 

キャリアアップを望んでの転職でしたが、

以前に一緒にお仕事をしていた上司筋の先生にお声を掛けてもらい、

そちらでお世話になる事を決断されたのです。

 

しかし7年間もお世話になった今の病院に対しては

それなりに愛情や感謝の思いがあり、

どのように退職の申し出をすれば良いのか悩まれていました。

 

「やっぱり辞表か何かを提出するのがいいのかなあ?」

 

このようなご相談を受けましたので、

下記にご説明いたします。

 

通常、一般的な退職時に提出するものは、

退職願、退職届、辞表がありますが

それぞれ下記のように分類されているようです。

 

<退職願>
雇用契約の解約を願い出る(申し込む)書類。

会社が承諾することで退職(解約)となります。

出した時点では退職となりません。

また、相手が承諾するまでは撤回することができるのも一つの特徴です。

 

<退職届>
会社への最終的な意思表示であり、届が受理される=退職となります。

退職願と異なり、特別な事情がない限り撤回することはできません。

 

<辞表>
役員のような役職のある人(または公務員)が辞める際に用います。

退職願は「従業員が使用者に対して退職(雇用契約の解約)を申し出るもの」

ですから、使用者側が退職を申し出る場合は退職願ではなく辞表となります。

(課長以上の役職についている人も辞表を使うことがあります。)

同様の理由から、公務員も辞表を使います。

 

以上の事から、

A先生にはすでに次の職場が決まっており、

特に問題がなさそうである事から

退職届が相応しい事をお伝えしました。

 

ただ退職する際の基本的なスタンスは

飛ぶ鳥後を濁さず…だと思いますし、

A先生も今まで長くお勤めになってきた病院ですので

誠実に対応したいお気持ちが強かったので

いきなり書面で切り出すのではなく

まずは口頭でお伝えした方が良いとアドバイスさせて頂きました。

 

その方が誠意も伝わりますし、

今までの感謝の思いも言葉にする事ができますからね。

 

実際に院長にA先生がお伝えしたところ、

こちらこそ長い間有難うと逆に感謝され、

事務方から退職時の書類を渡されてそれを提出。

特に退職届などを出す必要はなかったそうです。

 

正直A先生のようにスムーズに行くケースばかりではなく、

退職の申し出をした段階で強烈な引き留めに合う事も少なくありません。

 

しかし、いきなり退職届を出して、

早く辞めさせてくれ!なんて言うのは

あまり誠実とは言えません。

 

まずは相談ベースから始まり、

病院や医局の状況などの頃合いを見計らって切り出し、

断固たる思いを持っている事をお伝えするのがいいですね。

 

A先生のように7年間という長期のご勤務ばかりではありませんが、

仮に3年だろうが、1年だろうが、

仕事がしやすかろうが、しにくかろうが、

感謝していようが、していなかろうが、

最後は飛ぶ鳥後を濁さず…という姿勢をキープするのが

大切ではないかと思います。

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勧められるがままに、詳しく知らずに面接…。

医師転職活動紹介会社

 

様々な事情が重なって新しい勤め先を探し始めたU先生。

本音を言えばこのまま残りたい気持ちの方が強いのですが、

残る事にも大きなデメリットがあり、

致し方なくの転職活動の開始であります。

 

よってじっくり考えての転職ではありませんし、

これからどうしようかな…と悩みながらの転職です。

 

今まで転職らしい転職をしたことのないU先生。

医局からの派遣であったり、

先輩ドクターから請われて移ったりだったので、

いわゆる転職活動と言ってもどうすれば良いのかよくわかりません。

 

最近は医師の転職支援をする会社も増えている事は知っていたので

WEB上でよく見掛ける会社に問合せをしてみました。

 

するとあっという間にいくつかの求人を提示され、

その中のひとつの病院に興味があったので

その旨伝えるとすぐに見学日が決まったのでした。

 

あれよあれよと話しが進み、戸惑いながらのU先生でしたが、

まあ行ってみないと実情はよくわからないし、

まずは話しだけでも聞いてみようと思って話しを進めたのでした。

 

当日、最寄り駅で担当者と待合せしたU先生、

簡単なブリーフィングを受けていざ病院へ。

 

出迎えてくれた事務長と一緒にいきなり院長室に行き、

厳格そうな院長と面談…。

 

U先生は当院のどこに興味を持ってくれたんだね?

U先生はご自身が当院でどのように貢献できそうかね?

 

単刀直入に核心めいた質問をする院長。

心の準備ができておらずにしどろもどろのU先生。

 

段々と院長の表情が曇ってくるのがわかり、

それがさらに焦りを生む…。

 

正直、事前に病院の事を調べる事もしていなかったし、

何となく条件も良さそうだし、

紹介会社からおススメされたから何となく受けてみたという状況です。

 

紹介会社の担当者も事前にどんな面接になるか教えてくれなかったし、

ブリーフィングでもざっくりした話ししかしませんでした。

まして苦境に陥っているU先生に対して

何らフォローをしてくれる訳でもなく、

この人は何でここにいるんだ?という感じです。

 

院長との面談が終わり、

その後、事務長と一緒に院内を見学しましたが、

全然覚えていません。

 

院長にコテンパンにされてしまった…

何らまともな会話ができなかった…

そんな自分にショックを受けて

その後は事務長と何を話したのか?どこを見学したのか?

うろ覚えのU先生。

 

自分に真剣さが足りなかった。

もっとしっかり事前リサーチをすべきだった。

 

反省しきりのU先生でしたが、

ただただ放置した紹介会社の担当者には

もっと先にいろいろ教えてくれれば…と

小さくない疑念が残ったのでした。

 

WEBでよく見掛ける会社だから良いとは限りませんからね。

もっと親身になってサポートしてくれる会社と

お付き合いをすればこんなことにならなかったのに…。

これからはそういう会社を選んで頂きたいものです。

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今までの実績はどの程度考慮されるのか?

医師転職年俸年収給与

 

外科医のM先生。

手術経験も豊富で、気さくな人柄からか、

患者さんはもちろんの事、

同僚医師やナースなどスタッフからも慕われています。

 

そんなM先生も今お勤めの病院で丸5年間勤めてきましたので、

ステップアップを考えて転職活動を始めました。

経験、実績、人物面ともに優れている事から、

見学に行った数か所の病院からは是非当院にお越し下さいと

言ってもらっています。

 

その中で最もM先生が気に入った病院さんで話しを進める事にしたのですが、

肝心な年俸の部分でどうも折り合いません。

 

M先生の希望に少しだけ届かないのです。

今の年俸よりは上がっているのですが、

昇給幅が少し足りないんです。

 

希望まで上げてくれるならすぐに決断してもいいんだけど

このままだと飲めないな…。

 

そう考えていたM先生は今までの実績を病院側に提示し、

これだけできる医師なのだから

希望条件を飲んでくれないか?と伝えました。

 

しかし病院からはNO。

当初の提案した条件を頑なに譲りません。

 

事務長と電話で話す中で、

M先生の今までの実績やご経験は素晴らしいと評価しています。

だから今の年収よりもアップしたご提案をさせて頂きました。

しかしここからさらにアップするには、

当院で実績を上げてからにして頂きたいのです。

当院でも同等レベルの実績を上げて頂ければ、

それは正当に評価しますし、

その時にはM先生のご希望を叶える事は充分に可能です。

 

M先生はこのお話しを蹴りました。

自分の希望を叶えてくれる病院は他にあると判断したのですが、

その後の転職活動の中で希望に届くオファーをしてくれる病院は

残念ながら出てきませんでした。

 

結果、この病院と同等の評価をしてくれた

他の病院で勤める事にしました。

 

ただ給与は同等ですが、設備やマンパワーは明らかに

前のところよりも落ちます。

こんな事ならあそこに決めておけば良かったな…と

後悔するM先生でした。

 

不当に低い評価をされたり、

今までの実績や経験を考慮してくれないなら話しは別ですが、

きちんとした評価はしてくれていた訳ですね。

 

年収アップの幅は、

スタートアップの段階であまり求めない方が良いと思います。

それを受け入れる病院には何か裏事情があったりもします。

 

微増ならOK、

後は入職して実績を挙げて、

その上で昇給をしてもらう。

そういう考え方も必要なのかもしれませんね。

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準備・計画なきままに開業を進めてしまって…。

医師転職開業

 

40代に突入し、

そろそろ自分の城が持ちたいと

何となく開業をお考えになり始めていたS先生。

 

現在は大学医局を出て、民間病院で働いていますが、

いずれは開業も考えたい…という事を

今の病院に出入りしている卸業者さんにポロッと漏らしたところ、

次の訪問時に開業支援をしている部署の人間をお連れしますと

担当者に言われ、まあ話しくらいなら聞いてみようと思ったのが

最初の失敗でした。

 

開業支援部隊の部長さんが現れ、

「担当者から話しはよく聞いています。

S先生は開業に向くと思いますし、

開業して確実に成功できる方とお見受けしました。」

なんて言われて満更でもないS先生。

 

その方と話しをしていく中で、

S先生の中にあった何となく…という気持ちが

どんどん流されてしまって、

いっちょ開業してみるか!というように思ってしまったそうです。

 

次回には、いくつかの開業物件を見せられ、

しいて言うならこれかな…という所の見学に連れていかれ、

その次には税理士と事業計画や融資の打合せと進んでいきます。

さあ内装工事はどうするか?

導入する医療機器はどうするか?と

あれよあれよという間に話しは進んでしまって、

S先生としても後戻りができない状態になってしまいました。

 

ところがそもそも開業に対して

何となく…というレベルでしか考えていなかった

S先生ですから、

クリニックのコンセプトや、ビジョン、

どんな?どのように?どこで?など

深く考えていなかった訳ですね…。

 

何となく勢いに流されてしまったS先生なので、

業者から提案されたものに対して、

まあそれでいいや…、

この程度で充分だろう…、

そんな形で決めてしまい

これでいいのか?という気持ちもなくはなかったけど、

まあ何とかなるだろう…と高を括っていたのでした…。

 

開院して3カ月…。

かなり苦戦しています。

 

そもそもなぜその立地なのか?

ターゲットとする患者層はどこなのか?

どんな医療を提供しようとしているのか?

 

実に曖昧なままに進んでしまったので、

やはり患者さんに訴えかけるものがないようです。

 

集患対策も足りない状況で、

取りあえずホームページは作ったけど

地域住民の認知度も低く、

存在すら知られていないようでもあります。

 

このままで大丈夫なのか?と不安になるS先生ですが、

開業支援の担当者は開院後はまったく顔を出しません。

それどころか各業者さんと繋いでお終い。

 

誰にも相談できず、

不安ばかりは増すけれども

有効な策を打てないS先生。

 

もっと真剣に考えておけば良かった。

流されるままに開院してしまったけど

自分の考えの浅さや甘さが出てしまった…。

 

やっぱりきちんとした準備や計画…

これが大事なんだな~としみじみ感じながらも

後悔先に立たず…になってしまっているS先生でした。

 

開業だけに関わらず、

やはり何事も準備、計画が大事ですね。

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