退職の申し出はどのタイミングですべきか?

医師退職失敗

 

研修医時代からずっと母校の医局に在籍するT先生。

 

今まで臨床も研究もある程度思うようにやらせてもらって

また教授、助教授をはじめてとして

先輩ドクター達にも大変お世話になり、

心から感謝の思いを持っておられます。

 

ただ…

自分も40歳を超え、

いつかは開業…なんて事も考えていたし、

研究もひと段落ついた感じもあり、

これ以上の出世も見込めないし、

若手医師のようなハード勤務もできなくなっているし、

大学医局を卒業!?ではないけど、

退局する事を考え始めました。

 

そんなある日、

たまたま教授と話す機会があり、

自分の気持ちを伝えました。

 

…が、みるみる内に教授の表情は変わり、

君は大学を何だと思ってるんだ、

飛び出す事など私は許さん!と叱られる始末…。

 

T先生は大学を辞めようかな…という考えはあったものの、

その先に何をするか?は全く考えていなかったのです。

 

教授から、それでこれから何をするんだ?と問われ、

それはこれから考えます…と言った時に、

あ、俺それ全然考えていない…と気づきました。

 

教授は退局する事に対して怒ったのではなく、

将来について何も考えていないままに

退局しようとした事を怒ったそうです。

 

退職の申し出をいつするか?

 

法的には退職の申し出から

14日以上立てば有効となりますが

医療機関だろうが企業だろうが

通常は就業規則に○カ月前に…という文言があるはず。

 

これは2カ月とか、3カ月とか、6カ月とか、1年とか、

いろいろありますが、大切なのは期日を守る事よりも

きちんと上長と相談して、理解を得る事。

 

医師の場合は半年以上前に相談を入れるのが

マナーだと思います。

 

そしてもっと大事なのは、

辞める事ではなく、その先に何をするか?

 

これを考えずに、準備もせずに、計画もなしに、

退職をするのはあまりにも不用心すぎます。

 

キャリアプランをしっかり持って、

ある程度の手応えを持ってから

退職の申し出をするのがいいですね。

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やりがい>家族との時間>お金??

医師転職やりがい

 

40代も半ばに差し掛かったY先生。

医者になって約20年…。

 

自分でも一心不乱に働いてきた自負があるものの

この先もこのままでいいのか悩まれています。

 

同年齢の先生方が、

開業して成功していたり、

大幅な年収アップを実現していたり、

子供の教育にしっかり携わっていたり、

仕事とプライベートのバランスが良かったり、

論文が認められて名を売っていたり…。

 

俺はこのままでいいのだろうか?と

焦りにも似た思いを持っていました。

 

ですが日々忙しくしていく中で

何となくやり過ごしている感じ…。

特に大きな不満はないので別にいいけど、

いやでもこのままでは絶対にダメだ…。

Y先生ご自身の中でも心は揺れ動いていました。

 

そんなある日、ご自身が体調を崩してしまい、

入院する事となりました。

それほど深刻な病ではなく、

数日間で退院する予定で、実際に退院できたのですが、

Y先生はベッドの中でいろいろ考えました。

 

自分はなぜ医者になったんだろう?

医者になって自分は納得いく人生を歩んでいるのだろうか?

父親として、夫として、家族の中の役割を全うできているのだろうか?

 

ベターな人生は送れているけど、

ベストを目指したい!

現状に不満はないけど、満足もできていない。

年齢的にも1歩を踏み出すなら

この先チャンスは減っていくだろう。

いつやるの?今でしょう!

どうなるかわからないけど1歩を踏み出そう。

 

そんな思いが強くなり、

医師の転職斡旋会社に連絡を取ってみたところ…

ご自身の中で明確になっている優先順位を伝えているのに

担当から出てくるのは給与など待遇の話しばかり。

 

医師としてのやりがいや、

家族との時間を確保する為の働き方など、

どうも理解してくれません。

とにかく面接を受けさせようとか、

早く転職させようというあちら側の事情が見え隠れしています。

 

担当は20代後半なので、

Y先生が思い悩んでいた人生について、

仕事について、やりがいについて、

家族について、子供との時間について、

理解できなかったのですね。

 

せっかく1歩を踏み出そうと決断したのに

心が折れそうになりました。

 

そんな時、先輩ドクターから紹介してもらった

あるコンサルタントと出会うと、

ちょうど年齢的にも同世代であり、

無理に転職させようとか、求人を見せたりせずに、

Y先生の考えている事を実現する為に

何を考え、どう動くべきかを、寄り添うようにして

一緒に考えてくれます。

 

絶対に譲れない点と、妥協してもいい点を明確にしていく中で

その中でY先生に合うだろう求人が出てきました。

Y先生から見ても、自分が新たな1歩を踏み出すのに

最適な医療機関にも見えます。

 

担当者とその病院に行ってみると…とにかく明るい。

医師も、スタッフも笑顔が溢れていて、

それに影響されるかのように患者たちもいい表情をしています。

 

学会への参加や、

研究へのサポート体制などもしっかりと整っており、

当直回数も今の半分程度、

医師の在籍数が多いことから残業や急な呼び出しも少なく、

オンコールを持たなくて良い日も多い。

 

これなら多少給料が減ってもいいかな?

いや同水準ならOKだと思っていたのですが、

後日、オファーされた金額は今よりも上がっている…。

 

もう文句なし。

こちらの医療機関で働く事を決めたY先生でした。

 

先方の事務長から言われたのは、

Y先生のようにご自身の人生をしっかりと考えて、

ご家族やお子様の事まできちんと考えている先生は

患者にも、スタッフにも、丁寧に向き合ってくれるでしょう。

 

Y先生の思いを実現する為に、

当院としても万全のサポート体制を整えますので、

是非当院でご活躍なさって欲しい…との事でした。

 

自分自身にしっかり向き合ったから、

そしてその思いに共感できるコンサルタントを選んだから、

話しはスムーズに進んだのですね。

 

最初の会社のように、

給与など待遇だけで決めなかったからこそ

結果的にすべてを手に入れる事ができた好事例です。

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知人の会社だから安心していたのに…。

 

8年目のG先生。

現在お勤めの医療機関は

ある紹介会社から紹介をしてもらったのですが、

残念ながら諸々問題が出てきており、

次の転職を考えていらっしゃいます。

 

事前に聞いていた話しとの乖離が大きく、

仕事内容も、条件も、あまりにも食い違いがあって

一刻も早く辞めたいそうです。

 

それを紹介者に伝えても、

何とかもう少し頑張って…と、なだめるそうですが

紹介料金の返金規定を超えるまではという

悪質な打算が目当てであり、

紹介責任については全く触れません。

 

残念ながら非常に低レベルの会社のようです。

 

G先生は同じ目に合いたくないと考え、

時々イベントでお会いする事があった

知り合いが紹介会社の経営者であったので

その方に依頼をしたそうです。

 

ところが…。

社長自らG先生の担当者になってくれたのはいいものの

ん?この人医療の事わかってるの?とか、

一緒に面接に行ってもただ隣に座っているだけで

何の役にも立たなかったりとか、

挙句の果てにはとにかく1度入職しましょうなどと

無理に押し込もうとまでする…。

 

断っても平気で勧めてくるし、

日本語がわかってないんじゃないか?とまで思うような

酷い対応が続いたそうです。

 

何だよ、紹介会社なんてどこもこんなもんかよ…と

怒り心頭のG先生でしたが、

出入りのディーラーと話しをしていた時に、

転職ならまともな業者を知ってますよと言うので

紹介してもらいました。

 

話しをしてみて、最初の5分で今までと違う。

ここまで親身になってくれて、

経営理念や営業方針も実に真っ当です。

3度めの正直か…なんて考えながらお願いをしてみました所、

話しはトントン拍子に進み、

今ではこの会社に紹介してもらった医療機関で

毎日充実した日々を過ごしています。

 

単に求人を紹介するだけでなく

メンタル面もフォローしてくれて、

今回の職場だけでなく、

5年後、10年後についても一緒に考えてくれる。

 

紹介してくれたディーラーに心から感謝している

G先生でした。

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エージェントのそれぞれの特徴を知っておかないと…。

医師転職エージェント

 

今まで医局からの派遣で

数か所の市中病院での勤務経験はあるものの

この度、退局して

初めてご自身で転職活動をする事になったU先生。

 

正直、右も左もわからない状態ですし、

知人の先生方も紹介会社を活用しているようなので

WEBでよく見掛ける会社に問合せ。

 

U先生が求めていたのは、

・転職活動をどのように行えばいいのか?

・将来的に自分のキャリアをどのように設計すればいいのか?

・自分にどんな可能性があるのか?

こういった事をアドバイスして欲しかったそうです。

 

ところが問合せした会社は、

医療従事者であれば誰もが知る会社でしたが

担当者とお会いしてみると、

ざっとU先生の希望条件を聞いたら

後はこの求人はこの点がおススメであるとか、

この病院は待遇が良いとか、

いわゆる求人に関してのアドバイスしかしなかったそうです。

 

しかもそれが同僚の医師から悪い評判を聞いた病院であったり、

以前にバイトで行った事があって

内情があまりにもひどくて2度と行きたくないと思っている病院であったり、

なぜそこを勧めるのか?理解できなかったそうです。

 

そもそもU先生が求めているのは、

求人だけではなく、もっと転職に関して、

自分自身の未来に対して、

親身に相談に乗って欲しかったのに…。

 

これ以上話しをしていても無駄だと悟ったU先生は、

他に用事があるので…と席を立ち、

その担当者からの連絡はその後ほぼ無視をしたとか…。

 

紹介会社なんてこんなものか…と

幻滅したU先生でしたが、

困っているU先生を見かねた先輩医師が

大手だけでなく中小の方が丁寧な仕事をしているよ、

良かったら自分がお願いしている所を紹介しようか?と

おっしゃってくれました。

 

実際に担当者とお会いしてみると、

前回とは全く異なって、

親身に相談に乗ってくれるではありませんか。

 

半年後には先輩から紹介してもらった会社経由で

新たな職場に赴任したU先生。

 

条件の良し悪しだけではなく、

中長期的なライフプランに沿った可能性を広げてくれ、

ちょっとした疑問や質問にも丁寧に答えてくれる。

安心してお任せする事ができたそうです。

 

同じ紹介会社さんでも特徴はそれぞれ違うんですね。

自分に合う会社と出会う事。

ここが大事だと痛感しましたとおっしゃり、

これは病院探しや、医者探しと一緒かもしれませんねと

苦笑するU先生でした。

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想定外の医師人生…。

医師人生設計

 

大学医局に在籍して

たっぷり経験を積む事ができた20~30代。

 

大学から派遣されていた市中病院が気に入り、

内科部長職として医局とも円満に移籍して

充実した日々を過ごした40代。

 

内科医として着実なキャリアを積み、

特に不自由なくここまで生きてきたA先生。

 

ところが…

気に入って長く勤めていた病院の

経営者が変わる事になりました…。

それがまさかの展開を生み出します…。

 

経営状況があまり良くない…。

そんな噂話を耳にする事はありましたが、

まさか身売りの話しが進んでいるとは思いませんでした。

 

新経営者がどんな方針なのか?

最初は戦々恐々としながらも、

良い方向に進むなら歓迎したいし、

協力したいと考えていたA先生。

 

数カ月は特にダイナミックな改革がある訳でもなく、

診療自体は今まで通り…。

人事で変化があった訳でもなく、

特に大きな改革はないのかな…と思い始めた頃、

新経営者に呼び出されたA先生は愕然とする事になりました。

 

院長をはじめとして、

各科の部長に関しては

経営側で新しい医師を招聘するという決定事項が

突きつけられたのです。

 

辞めてくれ…という話しではなく、

新しい内科部長が来るから

進退をそれぞれ考えて欲しいという事です。

 

新任の内科部長の下で働くのも良し、

心機一転で外に出るのも良し、

ご自身で次の人生を考えて下さいと…。

 

漠然とこのまま定年までいてもいいなと考えていた

A先生ですから、まさに青天の霹靂です。

 

正直、新しい内科部長がどんな人かにもよるし、

今さら新しい環境に飛び出すのも面倒くさいという

気持ちもあります。

 

こんな事になるなら、

自分が50歳になったら…とか、

60歳になったら…とか、

もっといろいろ考えておけば良かったなあ…と思うけれども

こうなってしまった以上は後の祭りです。

 

どうしようかなあ…と悩みつつも

どうする事もできず、

プランニングの大切さをしみじみ思い知らされるA先生でした。

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